マンガ・ラノベ
BLCD『愛しき人魚』出演の山下誠一郎ほかインタビュー到着!

2月25日発売のBLCDコレクション『愛しき人魚』より、山下誠一郎さん、小野友樹さん、榊原優希さん、田所陽向さんのオフィシャルインタビューが到着! 4人での収録ならではの出来事とは……?

バケモノと呼ばれた青年の、生涯一度きりの恋。

ひじき先生が贈る、チャラめインチキ霊媒師・ミカギ×呪われた孤独な彫師・海の一生に一度の恋を描いた『愛しき人魚』(かなしきにんぎょ)のドラマCDが、2022年2月25日に発売されます!

人魚の呪いを受け、呪いの証である痣の上を刺青が覆っている彫師・海(うみ)を山下誠一郎さん、その日暮らしのインチキ霊媒師のミカギを小野友樹さん、そして妖の錦(にしき)を榊原優希さん、同じく妖のクロを田所陽向さんがそれぞれ演じます。

今回は、ドラマCDを終えたばかりの山下さん、小野さん、榊原さん、田所さんのオフィシャルインタビューをお届けします。作品やキャラクターの魅力はもちろん、4人で収録したからこそのエピソードなどを語っていただきました!

山下誠一郎さん(海 役)、小野友樹さん(ミカギ役)、榊原優希さん(錦 役)、田所陽向さん(クロ役)オフィシャルインタビュー

△左から榊原優希さん、小野友樹さん、山下誠一郎さん、田所陽向さん
 

――お話とキャラクターの感想をお願いします。

山下:最初はファンタジー色の強い作品かなぁと思って読み始めました。凄く自然な展開で海とミカギの仲が深まっていき、同時にクロと錦とのやりとりも賑やかで。最後までとても読みやすかったです。あっという間でしたね。収録も同じようにテンポよく掛け合いができて楽しくやらせていただいて。キャラクターの特性として海は他のキャラクターに引っ張られたりとか、見守るような、あまり自分からガツガツ行かない感じなんです。みんなの掛け合いを見守るって意味でも凄く楽しかったというか、充実した感じでした。最初は特に海は俗世に対応していないというか、人との関わりが無い状態からのスタートだったので、そこからどう……いわゆる愛情に持っていくかっていうのは課題……というか、考えた部分ではありました。

小野:特典CDのフリートークでも話したんですけど、読み味が凄い爽やかで。読んでいてもちろん心理的にはグッグッってくるシーンもあるんですけども、読み進めていく速度が凄く良いテンポ感だなっていうのがあって。特にギャグがずっと続くみたいな感じではないのに、テンポが良い。ひじき先生の描かれるストーリーの上手さもあるのかなぁと感じながら読ませていただきました。収録自体もテンポが良かったので、予定していた収録時間よりもだいぶ早めに終わって。そこもリズム感テンポ感含めて現場の皆さんと共有しつつ進められたからかなと感じてます。ミカギくん自身は、登場がペテン霊媒師なので、それがメインなのかなって最初思ったんですが、すぐに「あっ! こいつただのいい奴じゃねぇか!」っていうギャップがやってきて。そして暗い過去を背負っていたりする部分があり、情に厚い部分っていうのが出ていたので演じていて気持ちの良い部分が凄く多かったなと思っています。

榊原:原作漫画を読んだときに、もう雰囲気が最高だなと思いました。ときめいたりする瞬間に感じているのか、もしくはお話のテンポ感からなのか……。作品のどこからそう感じているのか分からないんですけど、人魚が泳いでいる海がキラキラ輝いているのを眺めているような……そんな雰囲気の作品でした。どこか不思議で、でもなんかキュンとしたりもして。とてもとてもその雰囲気に惹かれました。そんな中で錦くんは、純粋なかわいさもありつつ、純粋な怖さもあるキャラクターで。人懐っこさはあるんですけれど、あくまで人ではなく妖な部分もしっかりと持っていて、とても演じていて楽しいなと感じました。かわいいー!!

田所:とってもあったかい話だなぁと思いました。ミカギと海の重い過去があって、そんな二人が出会ったからこそ支え合って、心があったかくなるような最後になる。なんか……いいなぁって思いました。そんな二人を支えているのか分からないですけどクロと錦が傍にいて。ほのぼのと楽しく読めた作品でした。クロは……口うるさいです(笑)。口うるさいんですけど、ツンデレっていうところもあって。あまり回りくどく喧しくならないようにするにはどうしたらいいかなぁって考えながらやりました。キャラクター的な部分でアクが強くならないように、聞いてくれる方が「ん?」って引っかからないように作りこんだつもりだったのでそこも聞いていただけたらなと思います。
 

――収録のご感想をお願いします。

山下:本当にこの四人で楽しく収録させてもらえてよかったです。時世の関係で全員一緒に収録とはもちろんならないのですが、やっぱり他のキャストの方のお声やお芝居も聞きたかったなっていう思いは少しありますね。ただ想像する喜びもあり、実際に完成したCDで聞いてみる楽しさも生まれました。一緒に収録をするのは、テクニカルな面でも必要ではあったんですけど、収録を進めていくごとに芝居の連携ややりとりが、自分が喋っていないところでもその空気感は大切で、凄く楽しい、良い時間だなと思いました。本当に四人でやれて良かったなと思っております。

小野:僕個人的にそれぞれとちょいちょい別の現場でもご一緒させていただいたことがある皆だったので、空気感的には楽しく、集中するときはギュッと集中する現場でした。何ていうんですかね、オンオフがしっかりした現場で、プロとしての楽しみを感じながら収録できたなと思っております。海とミカギ、そして妖魚組との四人で一緒に録れて良かったです。この四人での掛け合いがやっぱり多かったので一緒にやらせていただけたのは、本当に有り難かったなと思います。

榊原:この四人での充実した収録を楽しみました。結構、錦くんは、作中でも強い「動の力」担当といいますか(笑)。他のお三方に対してかなりのエネルギーを持って接触する瞬間が多くて。故にその分「ドンッ!」ってぶつかりにいった分「ドンッ!」って返ってきて。「ワチャー!」ってなっていく……この掛け合いが本当にやっていて楽しかったです。「あっ……錦くん素敵だな」って思いつつ。こんな錦くんを見守ってくれている皆も素敵だなと。一緒に収録してくださった皆さんとの掛け合いやチームワークがすごくあったかくて。本当に楽しかったです。そんな感じの収録でした。最後のシーンでも駄々をこねるのがとても楽しかったです。収録現場もそんな感じでした(笑)。

一同:(笑)。

田所:クロは結構ツッコミとか怒ったりするセリフが多くて。家で台本見ている時とか原作読んでいて、どこまでの塩梅でやろうかなって凄い悩んでたんです。あまりやりすぎるとただ怖いキャラクターになっちゃうし、でもやらなすぎると締まらないし、みたいな。そんな中で収録現場に来て、四人でやれたこともあって「こうやればいいんだ」「こう返そう」みたいなのがすぐ見つかって、人とセリフをかけあえるのっていいなって改めて思いました。
 

――聴きどころをお願いします。

山下:別収録で聞けてない方の声やお芝居も気になるんですよね。期待という意味で沢山気になる所はあります。海の関わってくるところだと、序盤のミカギとの出会いから最後に至るまでの心の変化ですね。あまりガラッと大きく変わるってわけでもなくて、徐々に徐々に生活の中で変化していくっていうところを意識したのでそこが海の聞きどころになるのかなと思います。個人的にはやっぱりこの四人に対して凄く影響を与えた正一のシーンは、聞きたいなと思いますね。終盤がどんな感じになったのか、今の段階では想像でしか補えてないので。加瀬さんはこう演じられたのかなっていう想像はできても、実際はもっと凄いはずだし。正一は、町の皆に凄く慕われているからこそ……根っこの部分でどう思っているのか。やっぱりそういうところも気になります。正しいとか間違っているとか。良い悪いとか善悪とかっていうのも作品のテーマの一つだと思うので、正一とのシーンでちょっと考えさせられるセリフを海が発しているので、そこも楽しんでいただけたら嬉しいです。

小野:今の正一の話で凄く思うのが、そんな人攫いの正一の名前に正しいっていう字が入っているんですよね。

一同:

小野:先生の敢えてのつくりなのかなと……色々考えてしまいますけれども。そんなことも感じつつ、聴きどころとしては、僕は誠ちゃん演じる海くんのゲロリンチョシーン(笑)。

山下:そこですか!?(笑)

小野:ゲロゲロ、ゲロゲロゲロッピの。

一同:(笑)。

小野:ゲロッピシーンのリアルさだったり、誠ちゃんの芝居を聞いてて僕個人的にずっと感じていたのは、セリフ外のアドリブの音にも凄いこだわっているなって。そうだよね? こだわり持ってるよね?

山下:そうですね。連動というかセリフの間のつながりとかはちょっと考えたりしてますね。

小野:そう、なんかSE職人的な。その音へのこだわりを個人的には感じていて。あと猿轡を噛んでるところ。あれって指でやってる?

山下:指でやりました。

小野:その轡ギリギリやってる歯ぎしり音を感じられるくらいの雰囲気感を出してやっていたのが凄い印象的でもあったので、そういう部分も聞いていただけるとなぁって思います。

榊原:シリアス部分の聞きどころはたくさんご紹介いただいたと思うので、魚類的に言うとですね(笑)。僕はやっぱり最後のいろいろけりが付いた後のエピソード部分が聞きどころです。ネタバレになっちゃうのでちょっと詳しくは言えないんですけど(笑)! ストーリーの終盤の終盤の終盤の方の空気感といいますか。その空気感が僕は本当にとても好きで「あぁこの後の彼らはきっとこんな感じなんだろうなぁ」みたいに、想像がふくらんでいく感じがとても好きです。主人公二人の未来が見えて満ち足りた思いになりました。

田所:やっぱりミカギが背中を見せたシーンかな。中盤くらいにあるんですけど。詳細はCDで聞いて欲しいのでここでは具体的に言えませんけど、あるものがミカギの背中にあって。他人に背中をずっと見せないで暮らしていたんですけど、初めてそれを海に見せたシーン。そこでミカギが海の温かさに触れる。海はそんなミカギの気持ちが理解できる人だからお互いポロポロと泣き合うんです。そこは、二人にとって「本当に良かったね」っていうシーンだなと思いました。心にくるものがありましたね。

榊原:エモいですよね。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

山下:改めまして海役、山下誠一郎です。素晴らしい原作が素晴らしい制作陣、スタッフキャスト陣でドラマCD化でき、そこに関われたことを嬉しく思います。爽やかでありながら秘めているものは奥が深くて熱い作品だと思います。本当に演じていてなかなかない高揚感というか一体感を感じられた楽しい時間でした。海役で良かったと心から思っております。原作の持つ絵の表現力が凄く魅力的でどう音で表していくのか、僕自身演じ終えた今から楽しみで仕方がないです。本当に色々と楽しく充実しながらやらせてもらえたのできっとその熱量がドラマの中に入っているのではないかと思います。是非お手に取っていただき楽しんでもらえたら幸いでございます。応援よろしくお願いいたします。

小野:改めまして。収録が、本当にあっという間に終わるくらいにキャラクターに沿った思った通りのキャスティングをしていただけたんだなというのを感じつつ、あっという間に終わってしまった寂しさもありましたよね。楽しい収録であり、楽しいメンバーだったので、またやりてぇなと。個人的には、作品にもしもオメガバースの要素が入ってきたらどうなっちゃうかなという興味もあったりして。そうなってくるとね、錦くんがビチビチ喜ぶ展開が待っているのでは!? と思いながら読ませていただいてました。新たな展開で彼らの新しい関係性を見てみたいなと思ったりするので、是非皆さんもCD及び原作への応援を引き続きよろしくお願いいたします。

榊原:いやー、皆さん! この作品、良いですよ!

一同:(笑)。

榊原:直球で言うと本当に「素敵」です。ちょっとどこか幻想的で美しい感じが凄く魅力的で。出てくる登場人物達がそれを彩り構成していて。そのバランスがとても素敵で、その世界を表現できるようにと頑張りました。錦くんはビチビチと時に可愛く、時にマイペースで(笑)。マイペースってやっぱり可愛いですよね(笑)。そして可愛く怖かったり。そんな感じで活躍しておりますので、是非是非、錦くんの活躍を聞いてください。お願いします!

田所:作品の良さは、もう充分ってくらい伝わっているかと思いますので、僕たち妖魚二匹のデコボコ感を存分に楽しんでいただけたらなと思います。

榊原:いやー、体格的には逆でしたよね(笑)。

一同:(笑)。

田所:思う存分やったので、コメディな部分も楽しんでもらえたらいいなと思います。もちろん本筋も。そこはもう良いものになっておりますので、皆さんご期待ください。さっき小野さんがおっしゃったようにオメガバース要素が追加されちゃったらどうなっちゃうの!? みたいな想像する楽しさもあるので、応援よろしくお願いします。

商品情報

BLCDコレクション『愛しき人魚』

 

発売日:2022年2月25日予定
価格:3,300円(税込)
原作:ひじき(リブレ刊行)
品番記号:MOBL-1052
JANコード:4549743634319
 
<出演>
海:山下誠一郎、ミカギ:小野友樹、錦:榊原優希、クロ:田所陽向 ほか
 
<あらすじ>
「お前は綺麗で優しい俺の人魚だ」
 
人魚の呪いを受けて生まれた彫師・海(うみ)は、生まれながらに漆黒に染まる右目を持ち、醜い痣が右半身を覆っていた。親からも忌み嫌われた痣を隠すように見事な刺青を入れ、世を忍びながら生きる海だったが、インチキ霊媒師のミカギと出会いその日常が変わっていく――
 
バケモノと呼ばれた青年の、生涯一度きりの恋。
 
◆アニメイトオリジナル特典:おしゃべりCD(山下誠一郎&小野友樹)
 
BLCDコレクション『愛しき人魚』音声CM

(C)Hijiki/libre
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