「第⼗六回 声優アワード」主演男優賞・小野賢章さん、主演女優賞・緒方恵美さんら受賞者コメントまとめ！

助演男優賞

立木文彦さん

この度は誠にありがとうございます。私はどちらかというと、こんな晴れやかな場にはあまりあわないかなというところがあり、どちらかというと渋い声優道を歩んできました。そんな私にこのお話をいただいた時は本当に驚いて、感慨もありましたが、今はその喜びを噛み締めている次第です。

思い起こせば高校時代に役者を目指し始めた時に、声優の学校に入学する下調べのため、九州からわざわざ上京して完璧にやってくれた両親にこの喜びを一番に伝えたいと思います。奇しくも受賞のひとつが父親という部分でだったということで、これも何かの縁かなと勝手ながら思っています。

そして、夢はずっと持ち続け、憧れ、そして一歩一歩進む努力は本当に惜しんじゃいけないなと痛感しています。この場を借りて、自分の所属事務所である大沢事務所で、ずっと飽きずにフォローしてくれた社員のみなさま、スタッフのみなさまにもこの場で感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

この作品たちは結構長く演じてきた役でありまして、自分自身も体に沁み込んでいるくらいです。それが共々受賞して今ここにあるということが嬉しくて、自分の人生としても一生の宝物になります。スタート当初からスタッフさんや監督さんの血の滲むような努力の結果やってきたもので、その時代時代を彩って昭和から令和の今日までやってきました。その作品があったからこそ今の自分があると思っています。

助演男優賞をいただきましたが、助演という言葉には演じて助けるというところがあるので、ずっと長くやってきた作品たちに自分自身が手助けをして恩返しできたかなと少なからず思っています。それがずっとやってきた身としては報われる気がします。

この二作品に出会えたことが自分にとっての宝ですし、それを番組スタート当初から共演者の方々と一緒にやってきた魂の結晶であるし、そんな共演者のみなさんと一緒にとった賞だなと深く感じております。

最後になりますが、関係者のみなさんに本当にありがとうと言いたいです。そしてこの二作品をずっと長く愛してくれたファンのみなさんにも心よりありがとうと言いたいです。

この時代は声の可能性、声は無限大だと思います。特に若手の人には非常に可能性がある時代だと思っています。自分自身これから先も声の表現者のひとりとして、甘んずることなく努力しその可能性を色々なジャンルで広げていけたらなと思ってます。

本日は本当にどうもありがとうございました。

中村悠一さん

この度「第⼗六回 声優アワード」にて、助演男優賞を受賞いたしました中村悠一です。今回の審査対象期間ではコロナ禍もあり、芝居への取り組み方の変化が本当に難しく、自分の中でも停滞を感じることが多く非常に心苦しい思いをしました。ひとつの作品を作っていく時にいかに多くの人間で作り上げているのかを痛感した年でもあります。

そんな中で自分がこの賞をいただけたということは非常に光栄に思いますし、多くの方に注目していただける作品を作り上げてくださったたくさんのスタッフのみなさまには、感謝の言葉もありません。

これからも素敵な作品作りをしていけるよう、一生の精進をしてまいりたいと思います。本当にありがとうございました。以上、中村悠一でした。
　
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助演女優賞

小松未可子さん

この度、助演女優賞を受賞させていただきました小松未可子です。私も岩男さんと同じでトロフィーをいただいたり、何かを受賞するというのが人生で初めてなので、初めての感情が沸き上がって本当に泣きそうになりました。

そして、私が今立っている場所が、声優を初めて間もない時からラジオでお世話になっている文化放送さんのステージでして。普段はこの場所で、夏だったら流しそうめんをし、またある時はウノをし、色々と楽しくラジオの企画で遊ばせていただいた場所、今も仲良くさせていただいている多くの仲間と出会えた場所なので、この場でこんな素敵な賞を受賞できたことを心から嬉しく思います。

昔、声優になる前に役者の先生に教わった三つの要素を思い出しました。ひとつめはキャラクターや作品に対する愛、そしてキャラクターや作品に出会うための運、それから色々な作品に携わる人たちとの縁、この三つに本当に恵まれてここに来られたなと思っています。

素敵な三つの要素、そして差し出がましいですが、支えてくださったみなさん、応援してくださったみなさん、本当に近くで支えてくれている家族、本当に色々な作品に携わってこられたみなさんへの恩を忘れずに、これからも返していけるよう声優として邁進していけたらいいなと思っております。

本当にこの度は素敵な賞をいただきまして、ありがとうございました。

高橋李依さん

改めましてこの度は助演女優賞をいただきありがとうございます。高橋李依と申します。

私は第10回声優アワードで新人賞をいただきまして、今回ご紹介いただいた『Re:ゼロから始める異世界生活』という作品はちょうどその頃にアフレコしていた作品でした。第十回から第十六回までの期間の間、当時に踏ん張ったものがこういう風に続いて今回表彰していただいたことがとても嬉しく、改めて新人賞をいただいた時に感じていた、たくさんの方のおかげでここに立っているという感覚。それとあわせて継続することの難しさと、今年一年で取った賞ではないということを改めて感じています。

先ほどたくさん紹介されたみなさんは充分感じていらっしゃると思うのですが、そんなみなさんのようにまっすぐ作品に向き合い続ける、継続するということを目標にして、またこれから続けていく先にこの声優アワードがある人生であるようたくさんの方と作品を作っていきたいと思います。この度は素敵な賞をありがとうございました。