声優
「第⼗六回 声優アワード」受賞者発表レポート

「第⼗六回 声優アワード」主演男優賞・小野賢章さん、主演女優賞・緒方恵美さんら受賞者コメントまとめ!

毎年3月に授賞者が明かされる、対象年度ごとに目覚ましい活躍をされた声優さんや人気作品を称える「声優アワード」。その第十六回目の受賞者・受賞作品が、2022年3月5日(土)に遂に発表!

2月の段階で既に一部受賞者は判明していますが、今回は主演男優・女優賞などがわかるとあって大きな注目を集めていました。

本稿ではそんな「第十六回 声優アワード」より、会場で喜びを語った主演男優賞の小野賢章さん&主演女優賞の緒方恵美さんらや、そのほかの受賞者の方々のコメントをご紹介します!

受賞者まとめ・歴代受賞者などの詳細は以下より

「第十六回 声優アワード(2021年度)」受賞者一覧
声優アワード歴代受賞者一覧【2022最新版】
 

主演男優賞:小野賢章さん

ただいまご紹介にあずかりました小野賢章と申します。この度は主演男優賞という身に余る賞をいただき、大変光栄に思っております。僕は小さい頃からお芝居をするのが大好きで、今人生を振り返ってみてもずっと好きなことに没頭してきた気がしています。

その分悔しい思いもたくさんしてきました。僕の方ができるのになみたいなことを勝手に思いながら、ずっとイライラした時期がありました。そんな時期にたくさんの方に迷惑をかけてきたと思います。

そんな僕が作品との向き合い方、役へのアプローチ、仕事をする上で大切なことを考えられたのは、すべて作品で関わってくださるスタッフのみなさま、尊敬できる役者仲間のみなさま、ずっと応援してくださるファンのみなさま、そして何よりどんな時でも支えてくれる家族のおかげだと思います。

今回の賞も、そうやって周りで支えてくださるみなさまと一緒にとったものだと思います。これからもこの賞に恥じないよう、ひとつひとつ作品と丁寧に向き合い、謙虚にひたむきに自分の表現のあり方を磨いていきたいなと思います。

そして少しでも今後の声優業界、アニメ業界が盛り上がっていくよう僕も精進していきたいなと思います。この度はこんなに素敵な賞をいただき、本当にありがとうございました。


小野賢章さんのプロフィールや出演作、関連記事はコチラ
 

主演女優賞:緒方恵美さん

まずはシナジー賞、ありがとうございました! 山田陽さんがおっしゃっていた通り、この業界で唯一無二の過酷な現場でした。26年もの間その過酷な現場を一緒に積み重ねてきたみなさんとこの賞を取れたことが個人の賞よりも嬉しいです。

そして主演女優賞ということですが、お話をいただいた時は主にふたつの理由で驚きました。ひとつは声優アワードの賞はその時々で人気のある作品の主役、その時旬の若手の役者が取るものだと勝手に思っていたこと。もうひとつが女優賞でいいんですか? というところでした。

自分は声優になってからのこの歳月、7割くらいを少年・青年として過ごしてきました。自分が女優だと思っていたことがあまりありません。受賞の文言を見ると中の人の性別という言葉があったのですが、中の人の性別ももはやそろそろなのではないでしょうか。

これだけジェンダーフリーが言われていますし、声優でもカミングアウトしている方がいます。私もそうですが、普段の生活でも半分以上は女性だと思っていない。そういう風に生活している人間もいるので、顔出しの業界のみなさんよりもさらにそのあり方を発信できるのは声優からではないかなと思っています。なので次回からは、男とか女とかではなくふたりずつみたいになったら、より色々なことになるんじゃないかなと思います。

とはいえ口幅ったいところがあったので半分はご辞退したいなと思っていました。ですがひとつはチームで作ってきたみなさんのため。そしてもうひとつは、日本のアニメーションは主演の女性の役や少年の役をこれくらいの年齢の女性が演じることがまずなく、そういう業界にあって私がこの歳で主演女優賞をいただくことで色々な意味で影響があるのではないかと思ったので、素直に受けさせていただくことにいたしました。偉そうで申し訳ありません。でも本当に嬉しく思っています。

この賞は自分ひとりで取ったものではもちろんありません。キャラクターがいいと言われることが多いですが、キャラクターですら我々は半分しか担当していないのです。声優賞をいただくということは、絵でお芝居をしてくださっているクリエイターや演出のみなさん、そして監督たちみなさんのお力があってはじめて、例えば碇シンジがいたわけなのです。声優賞というのは、文字通りの意味でアニメーション業界全員、みなさんで取っている賞だと思っています。

そういう意味で、ここに立たせてくださった今まで一緒にお仕事をしてくださった関わってくださったみなさんに感謝と、一緒に喜んでいただきたいなという想いがあります。

私のデビュー作は見た目が高校生でも中身が何百年も生きているという妖怪の役でした。その時は中身が全然追いついていませんでしたが、ようやく中身が妖怪のレベルになってきたと思います。これから先も外身は少年ですけど中身は何百年も生きている妖怪として、行けるところまでは、そういう自分として、もしそういう自分を必要だと思ってくださるみなさんがいらっしゃれば、一緒に走らせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。

そしてもちろん応援してくださっていたファンのみなさん、作品を愛してくださったみなさんに一番感謝を申し上げたいです。これからも日本のアニメーション業界全体をよろしくお願いします。


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