ソロアーティストデビュー10周年を記念した『Machico 10th Anniversary Live ～Trajectory～』で全27曲披露！「これからも私の夢を見守っていてください！」

声優アーティスト・Machicoさんのソロアーティストデビュー10周年を記念したワンマンライブ『Machico 10th Anniversary Live ～Trajectory～』が、5月22日（日）に昭和女子大学 人見記念講堂で＆配信で開催された。

2012年、5月23日に「Magical Happy Show !」で鮮烈なデビューを飾ったMachicoさん。この日のライブでは、バンドを引き連れ10年の「Trajectory」（軌道）を3ブロックに分けて展開。さらに新曲も披露＆来年の広島県呉市での凱旋ライブ開催も発表と、夢見る希望を届けながら、ソノサキの未来への道を明るく照らしたライブとなった。

1ブロック目は初期の曲を中心に披露

ライブはその「Magical Happy Show !」からという、ドラマティックなスタート。ステージ上段に登場したMachicoさん。今でこそエッジの効いた髪色を楽しんでいるが、デビュー当時は控えめで黒髪にしていた。その髪の毛を「Magical Happy Show !」のジャケ写で被った帽子の色と同じ、彼女のパーソナルカラーの赤に染めていることが分かる。さらに、ステージ上段から降りていく階段で、当時と同じ赤い帽子を被るというニクい演出を挟みながらファンを沸かせていった。

バックバンド、通称“まちこ隊”のメンバー（Gt.佐々木侑太さん、Key.翔馬-Shoma-さん、Dr.直井弦太さん、Ba.Shuseさん）のダイナミックな演奏に乗せて、「皆さん、こんにちわ！Machico 10th Anniversary Live ～Trajectory～にようこそ！　一緒に楽しんでくださいね！」と笑顔で挨拶すると、2ndアルバム『COLORS II -RML-』、3rdアルバム『Ambitious*』より、ロックチューンの「青春オーバードライブ」「thread a needle」で駆け抜ける。それに対して、ファンはマラカスペンライト“にぎやかな電気棒”や、ハンズクラップで応えてみせた。バンドの生音を受けながら、誰よりも楽しそうに歌うMachicoさんの姿が眩しい。

ここで最初のMC。「今日はお気づきの通り全曲生バンドで、事前にTwitterでもお知らせしていた通り、20曲以上歌います！　突っ走っていくので、皆さんペース配分大変だとは思いますけど、ついてきていただけたら！」と宣言。さらに冒頭の演出にも言及しながら「初期の曲を聴いていただきましたが、知ってる人いますか？」と問いかけ大きな拍手が。ホッとした表情で「良かったぁ、知っててくれて」と笑う。特に「thread a needle」は久しぶりの披露だっただけに気合いが入りすぎたようで「間違えちゃったああ～（笑）」と明かし、ファンとバンドメンバーからはクスりと声が漏れた。

カバーアルバムからメドレーを

10年の奇跡をたどる上で、“絶対に欠かせない”カヴァーアルバム2作（1stアルバム『COLORS』、2ndアルバム『COLORS II -RML-』）よりカヴァーメドレーを。ハンズクラップが沸く中「恋しさとせつなさと心強さと」「ハッピー☆マテリアル」「オレンジ」「INVOKE」を一挙に披露する。メドレーとは言え、ワンフレーズなどではなく長めに歌い、カラーの違う曲を見事につなげていく（しかもそれぞれにしっかりとライブ用アレンジが施されている）ところに、彼女の実力だけでなく、“みんなを喜ばせたい！”というスタンスをも感じさせた。

その勢いのまま「星屑プリンス」へ。事前にアナウンスされていた振り付け＆ハンズクラップで一体感を醸し出すと、ガラリと雰囲気を変えて、作詞を手掛けたバラード「花音」を。ロウトーン、ハイトーンを使い分けながら、弱い自分も抱きしめるように、そして＜ゆっくりと歩いていこう 私だけの道を＞と願うように歌う。温かな拍手が沸く中、最初のブロックを締めた。

ここでモニターには10年を振り返ったトーク映像が流れる。映像の中で「まさか自分が10年間も音楽活動をさせてもらえていることも不思議」と振り返ったMachicoさん。「自分自身で歌うのも、キャラクターとして歌うことも好き。今後も歌い続けたいです。そして、体力維持と体型維持を頑張りたい！」などと話していた。体力維持と体型維持を頑張りたい理由が「だって10年先もこんなスケスケ（の衣装を）着ていたいから」というのもMachicoさんらしい。