音楽
『劇場版 転スラ』挿入歌 STEREO DIVE FOUNDATIONメールインタビュー

挿入歌「SPARKLES」はとある言葉に注目!──アーティスト・STEREO DIVE FOUNDATIONさん 『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』公開記念メールインタビュー

激しさ、ポップさ、美麗さ、あらゆる音楽表現を実現させていくアーティスト・STEREO DIVE FOUNDATIONさん。(「STEREO DIVE FOUNDATION」とは、作詞/作曲/編曲において多方面で活動しているR・O・Nさんによるサウンドメイキングプロジェクト)

2022年11月25日(金)より上映される『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』では挿入歌「SPARKLES」を担当。 こちらの楽曲は11月25日発売の『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』主題歌・挿入歌アルバム「永遠の絆」にも収録されています。

そのほかTVアニメ『転生したらスライムだった件』では 第2期エンディング主題歌「STORYSEEKER」を担当されていたり、『転スラ日記』のBGMや寺島拓篤さんや熊田茜音さんらの転スラ関連楽曲の制作もしています。

今回『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』公開記念インタビューでは、挿入歌「SPARKLES」の考え抜かれたこだわりやR・O・N(STEREO DIVE FOUNDATION)さんが楽曲制作をするにあたって心がけていることなど、普段あまり伺うことのできない部分にスポットを当ててお話をお聞きしました。

 

 

R・O・N(STEREO DIVE FOUNDATION)さんから語られた挿入歌「SPARKLES」に込められたテーマやこだわり

──STEREO DIVE FOUNDATIONさんは『転生したらスライムだった件』第2期第1部のエンディング主題歌「STORYSEEKER」も担当されていましたが、今回の劇場版挿入歌「SPARKLES」をご担当されることが決定した際の率直なお気持ちをお聞かせください。

R・O・Nさん(以下、R・O・N):『転スラ』にとって大切な映画化のタイミングで挿入歌を担当させていただき、素直に嬉しかったです。

また同時に「STORYSEEKER」以降、BGMや楽曲提供など、作家としても様々な形で作品作りに関わらせていただいていることにも感謝しています。

──「STORYSEEKER」はポップで前向きな曲でしたが、「SPARKLES」はか細い光のような儚い雰囲気を感じました。本楽曲はどのようなイメージやテーマで制作されたのでしょうか。また、作詞・作曲・編曲の全てを1人でされていますが、楽曲を制作していく中で記憶に残っているエピソードなどがありましたらお聞かせください。

R・O・N:「泣き・感動」というテーマに沿いつつ、シーンに合うような内容をしっかりイメージしながら制作を進めました。今回は素直なバラードをチョイスし、ダイナミックレンジ広めで作りました。

メロディーでイメージやテーマを感じさせようとした結果、かなりレンジの広いメロディーラインになりました。歌うのが少々難しかった分、試行回数を重ねて世界観をうまく現わせるボーカルを模索したので、作品として伝わるものになったのではと思います。

──「SPARKLES」について、気に入っているフレーズや注目してほしいポイントなどはありますでしょうか。その理由と併せてお教えください。

R・O・N:サビでロックバラード的なエッセンスが強めに出るところが気に入っています。ストレートにストーリーを感じられる流れを楽しんで貰いたいと思います。

また、日本語が多めの歌詞にしたのですが、聴く人見る人の人種に関わらず分かるであろう「ありがとう」という言葉を分かりやすい位置に持ってきたところがポイントです。

──これまでにも様々な作品で音楽制作としてアニメに携わられていますが、楽曲を作るうえで心がけていることなどをお聞かせください。

R・O・N:作品との親和性を大事にすることです。求められている部分に100%答えることを前提とし、その上で、自分のエッセンスをしっかり入れ込むことで総合的な完成度を引き上げることを心がけています。

──アニメの楽曲も多数担当されていますが、もともとR・O・Nさんはアニメがお好きだったのでしょうか?

R・O・N:子供の頃はアニメをよく見ていました。トランスフォーマーやガンダムなど、ロボットものが好きでした。

──『転生したらスライムだった件』の魅力はなんだと思いますか。もし、作品をご覧になっていましたら、映像をご覧になったときの感想もお聞かせください。

R・O・N:アプリゲームやラジオ番組など多くのメディアミックス展開があったり、それぞれのキャラ人気があるのも魅力のひとつなのではないかと思います。

派生作品である『転スラ日記』ではBGMを担当させていただきましたが、本編で気になったエピソードやキャラの別の側面、深堀りしたものが見れるのは嬉しいところですね。

──「SPARKLES」は11月25日発売の主題歌・挿入歌アルバム「永遠の絆」にも収録されています。発売を楽しみにされているファンの方へメッセージをお願いいたします。

R・O・N:主題歌・挿入歌アルバムということで、関連曲が一気に楽しめる内容になっています。作品に想いを馳せつつ楽しんでいただければと思います。

 
[文/笹本千尋]

 

1998年生まれのフリーライター。アニメ文化とアンティーク雑貨と絵を見ることが好きです。物語だと西洋ファンタジーやバトル系が好き。おすすめされたらオールジャンルなんでも見ます。

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笹本千尋
1998年生まれのフリーライター。アニメ文化とアンティーク雑貨と絵を見ることが好きです。

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商品情報

 
発売日:2022年11月25日(金)
価格:¥2,420円(税込)
品番:LACA-25024

 

『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』作品情報


 

公開情報

11月25日(金)より全国ロードショー!

 

STORY

【魔国連邦】(テンペスト)の西に位置する【ラージャ小亜国】。かつては金の採掘で栄えていたが、今はその繁栄は見る影もなく、湖は鉱山毒に侵され、国は危機的状況に陥っていた。

女王「トワ」は、王家に代々伝わるティアラの魔力を使い、毒を取り除いて民を守っていたが、その代償としてティアラにかけられた呪いを全身に受けてしまい、命を蝕まれていた。

そんな中、テンペストに突如現れた、大鬼族(オーガ)の生き残り「ヒイロ」。ベニマルたちの兄貴分だったというヒイロは、トワに命を救われ生き延びていたのだった。

自分を救ってくれたトワと【ラージャ小亜国】を守るため、テンペストのリムルに助けを求めに来たヒイロは、ベニマルと運命の再会を果たす。ラージャの危機を救うため、そしてトワにかけられた呪いの謎を解くため、リムルたちはラージャへ向かうが…。そこには驚くべき陰謀が待ち受けていた!

 

STAFF

原作:川上泰樹・伏瀬・みっつばー「転生したらスライムだった件」(講談社「月刊少年シリウス」連載) 
ストーリー原案:伏瀬
監督:菊地康仁
脚本:筆安一幸
キャラクターデザイン:江畑諒真
モンスターデザイン:岸田隆宏
総作画監督:田中雄一
コンセプトアート:富安健一郎(INEI) 
美術デザイン:ボワセイユ レミ、佐藤正浩
美術監督:佐藤 歩
美術:スタジオなや
色彩設計:斉藤麻記
モニターグラフィックス:生原雄次 
CGIプロデューサー:町田政彌
編集:神宮司由美
撮影監督:佐藤 洋
撮影:チップチューン
音響監督:明田川 仁
音楽:藤間 仁(Elements Garden)
アニメーション制作:エイトビット
配給:バンダイナムコフィルムワークス

 

CAST

リムル:岡咲美保
ヒイロ:内田雄馬
トワ:福本莉子
ベニマル:古川 慎
智慧之王:豊口めぐみ
ヴェルドラ:前野智昭
シュナ:千本木彩花
シオン:M・A・O
ソウエイ:江口拓也
ハクロウ:大塚芳忠
クロベエ:柳田淳一
リグルド:山本兼平
ゴブタ:泊 明日菜
ランガ:小林親弘
ゲルド:山口太郎
ガビル:福島 潤
ディアブロ:櫻井孝宏
ラキュア:木村 昴

 

『転生したらスライムだった件』について

TVアニメ『転生したらスライムだった件』は、異世界で一匹のスライムに転生した主人公が、身につけたスキルを駆使し、知恵と度胸で仲間を増やしていく異世界転生エンターテインメント。

TVアニメ『転スラ』第1期が2018年10月より2019年3月までTOKYO MXほかでTV放送され、更に2021年1月から9月まで『転生したらスライムだった件 第2期』第1部、初TVアニメ化となる「転スラ」スピンオフコミック『転生したらスライムだった件 転スラ日記』、『転スラ第2期』第2部が9ヶ月連続で放送されました。

原作コミック「転生したらスライムだった件」(講談社「月刊少年シリウス」連載中/漫画:川上泰樹、原作:伏瀬、キャラクター原案:みっつばー)は、小説投稿サイト「小説家になろう」で8億PV(ページビュー)を突破した、伏瀬氏による同名人気小説のコミカライズで、
コミック、小説、スピンオフ作品など関連書籍のシリーズ累計発行部数は3000万部を突破しています。

『転スラ』ポータルサイト
公式Twitter:@ten_sura_anime
公式Instagram:tensura_official
劇場版公式サイト

 

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(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
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