『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』マリオ役・宮野真守さん＆ルイージ役・畠中祐さんインタビュー｜誰も見たことがないマリオとルイージが見られる!?

誰も見たことのないマリオの日常シーン

ーー映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』について伺います。役が決まったときの感想は？

宮野：マリオの映画が作られるという情報は知っていました。ただ、まさか自分がマリオを演じることになるとは、これっぽっちも思っていなかったので、役をいただけたと知ったときは、本当に嬉しくて衝撃的でした。こんなに光栄なことはないので！

ーー昔からゲームを遊んでいたのでしたら、当然だと思います。

宮野：決まったときは驚きと同時に気合が入った……というか、自分にしかできないマリオを演じられるように、前向きな気持ちでした。

ーー畠中さんがルイージの役をいただいたときの感想は？

畠中：僕も映画が作られることは知っていたのですが、ルイージのような国民的なキャラクターを演じさせていただけるなんて、信じられませんでした。なので、役をいただけた嬉しさは、少し後になってから感じました。

ーー『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』はどのようなお話でしょうか？

宮野：みなさんがご存知のゲームの世界のマリオは、パワーアップしながら敵と戦うヒーローのような印象が強いと思います。ですが、今回の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のマリオは、ニューヨークのブルックリンで家族と暮らしている配管工の青年です。冒頭の日常シーンでは、家族に認めてほしくて悩みながら生きている心情が描かれてます。ゲームとは違った、物語性を、強く感じていただけると思います。

畠中：僕が演じるルイージは、そんなお兄ちゃんのマリオを一途に信じているキャラクターです。お兄ちゃんがヒーローでいられるために、「自分は何ができるのか？」を考えながら行動している純粋な青年です。物語の冒頭で彼らが別の世界に行くのですが、そこがみなさんの知っているマリオの世界です。向こうの世界に飛び込んだときは本当にワクワクします。いままで知っていた世界が立体化されているので、音楽も含めてたまらないと思います。

ーーネタバレにならない範囲内で、おふたりが好きなシーンは？

宮野：「好きなシーン」と聞かれてしまうと……全シーンです！

畠中：僕もです！

一同：（笑）。

ーー答えにくい質問ですみません。では、注目してほしいシーンは？

宮野：この作品は、マリオのゲームでお馴染みの場面が次々に登場します。懐かしさを味わえるシーンや、マリオの様々なパワーアップ、マリオカートなど、マリオに慣れ親しんできた方が好きな場面が登場するはずです。ゲームと映画がリンクするシーンが、全編通してたくさん登場します。

畠中：それは僕も思いました。ゲームと映画のリンクは、誰もが注目すると思います。なので、僕が注目してほしいポイントとして挙げたいのは、ブルックリンで生活しているマリオのシーンです。家族に接しているマリオや、落ち込んじゃったお兄ちゃんに話しかけるルイージは、人間味を感じられます。おそらくみなさんが見たことのないマリオたちが描かれていると思います。とても素敵なシーンなので、僕は好きです。