声優
2023年5月の総括(バースデーライブ)|青山吉能『みずいろPlace』#71

2023年5月の総括(バースデーライブ)|青山吉能『みずいろPlace』#71

皆さんこんにちは、元気ですか?

わたしは元気です。

青山吉能です。

だれか、わたしの頭を持ち帰って代わりになにか言葉を発生させてくれないか。

ただ茫然と、あったはずの景色とじんわりとした思い出に浸っている。夢のよう、なんて言葉はよく使うけれど、あまりに滲みすぎて、現実だと受け止め難いほうの「夢のよう」だ。

去年の今頃はどんな感じだっただろうか。

ふとスケジュール帳を見たら、思っていたより一年前とは大きく違っていた。なのにも関わらず、「最近忙しいんじゃないの〜?」というまるでニヒルな問いに、「いやいやいやわたしまじで何も変わってないんですよ〜」とこれまたやや機械的に答えていたが、流石に無理があるのではないかとそう思ってしまうほどではあった。

でも上手な答えかたは分からない。

そもそもわたしは、なかなか人と雑談ができない。他愛のないと言われる会話ですらにも、きっと意味や必要性、目的があると信じてやまないのでそのメンタリティが他者のラフさと相容れないのだと思う。

ここまで考えなくったって大丈夫なのかな、という気持ちと、わたしには何もないから少しの量でも光るものがあるのなら提供していかなければいけないという気持ち。

これまでずっとそれについて考えながら歩んできた。

されど空の青さを知る

さて、2023/5/13(土)。

わたしのアーティストとして2度目のライブでもある、青山吉能BirthdayLIVE「されど空の青さを知る」。無事に閉幕いたしました。

ご来場いただいた皆様、魂を飛ばしてくださった皆様、本当にありがとうございました!

ソロでランドマークホールに立つのは去年に引き続いて2回目、なんだか随分とリラックスしてお送りできた気がしています。

昼はアルバム「la valigia」の曲順をもとに、夜公演はこんなifの世界もある、という考えをもとに組み立ていきました。

自分名義の曲がたくさんなライブってはじめての感覚で、とても自由で、リハからなんだか嬉しかったのを今でも覚えています。

以下早口感想のコーナーです。各々の記憶と照らし合わせながら、牛の食事のように思い出してください。

昼公演。

やっぱり「Sunday」から「あやめ色の夏に」の繋がりがおれはすこすこなんだ・・・。ここは午後から少しずつ日差しが暮れていく様子を表現したいですと照明をオーダーしました。そしてM3〜M5はmMMシリーズ!「moshi moshi」はどこか強気で儚くて、その心が見えないような、あらわなような。照明のオーダーもバチイケでやってくださりこのブロックは最も観客になりたいと思いましたね。「Mandala」はうって変わってヨコハマ・シティを感じさせるものに、「My Tale」はライブ用にギターのイントロを増やし前曲からまた新たな扉を開く様を演出しました。そして、いつものよぴぴん家バンド強制挨拶(口頭)を経て、「ツギハギ」。ピアノと歌だけで始まる曲はなんのごまかしもきかない分、魂がそのまま出るところがとても好きです。そしてハナレグミさんの「家族の風景」、keenoさんの「glow」へと続きます。セトリ第一稿では実はここは大きく違うものになっていたのですが、当たり前の風景を歌いながら当たり前の輝きが零れ落ちる切なさを残し、去る、というのはなかなかの必然性を感じました。
その後の第二幕開幕に相応しい「Sweetly Lullaby」!うおおおおすこすこすこすこすこすこすこなんだ〜〜自分の楽曲にこんなにおれの好きが詰まった楽曲が存在するなんて幸せ者すぎる・・・神・馬瀬みさき・神ありがとう・・・。そして続いては、きっとはじめて来られた方はこの作品きっかけの方が多いのだろうなと思いながらも、あくまでも“青山吉能”としてASIAN KUNG-FU GENERATIONさんの「転がる岩、君に朝が降る」を歌わせていただきました。そして「透明人間」、「Page」、「たび」。言わずもがな。とにかく昼公演のこの3連は、なんだか良すぎの者たちが舞い降りてきていた気がする・・・。というか喉のコンディションが1000000000%だった。「たび」、好きだな。作ってよかったな。そして皆さんと「STEP&CLAP」にて締め。我ながら本当によくできた、アルバム「la valigia」の良さを十二分に発揮できたセトリだったと思います。

夜公演。

1日だけの公演で、セトリをまるっと変えるというのは意外とリスキーなんです。そんな無茶な要望を受け入れてくださったチームの皆さまのあらゆる器の大きさに本当に感謝しています。そんな流れで実は、「My Tale」を一曲目に据えようと思っていたのですが全員に止められてM1「Sunday」→M2「My Tale」→M3「Mandala」になりました。確かにこちらの方がとてつもない衝動感が溢れると言うか、皆さんの頭に“!?”が与えられるとても効果的な流れになりました。そして、アプリゲーム『共闘ことばRPG コトダマン』より「恋の旋律」!され青のハッシュタグを見ていたら本当にDLしてくださってる方が多くて、信頼。好きという気持ちはより言葉にするべきなんだと思いました。ウインテットGetのガチャはあと2週間くらいやっていますので是非!!(圧)ずっと歌いたかったこの曲、叶えられてよかったです。そして、昼公演に続いて再びASIAN KUNG-FU GENERATIONさんのカバーで「鎌倉グッドバイ」。なんだかこのよぴぴん家バンドの皆さんと、このわたしにまつわる皆さんにぴったりの曲だな〜と思い選曲しました。図らずも、前曲の終わりのコードと「わたしの樹」の頭の音が一緒なんです。だから、その気持ちのまま、わたしの思う間で、歌いました。「解放区」と合わせてですが、本当に本当にこの曲を歌うこと自体に大きな時間をかけて悩みました。そうしてinterludeへ、夜もよかったよねとっても。
さあ第二幕!「Page」で朝を、「moshi moshi」で夜を、「ツギハギ」で冬を、「あやめ色の夏に」で夕暮れを。このブロックの流れが最も夜の“if”要素だったかもしれない。照明がもう本当に本当に良くて・・・(照明の話ばっかり)。ばちぼこしごできスタッフ・野田ちゃんと共にオーダーシートを作っていたあの時間のおかげでもあります。なんとバンドの皆さんは8曲連続の休みなし!あっぱれすぎます。そして「Sweetly Lullaby」、ドラムインからの「STEP&CLAP」!思えばアルバム曲は初披露のものばかりなのに、皆さん手拍子がなかなかに完璧で、こちらもあっぱれすぎました。そして、どうやらこのくらいからわたしの頭からはあらゆるものが失われていたのか、あんまり記憶がありません。一体なにを話して、どのように「透明人間」を歌ったのか。非制御化におけるライブ怖すぎる。円盤化しないでほしい。するんだけど。そうしてライブが終わって・・・、ここからは覚えてる。わたしが、組み込まれたアンコールは果たして必要なのかということを話したこと。そうして「転がる岩、君に朝が降る」を歌ったこと。このときの気持ちは、またBDが出るタイミングで思い出そう。尻尾でいいんだ。まるまると脂ののった尻尾だったな。

そんな、2公演でした。

ご静聴ありがとうございました。

photo by 佐藤広理

27歳!おめでとう!

自分の理想がゆっくりと形になって、いつの間にかそれが当たり前に存在するようになって、あのとき理想に感じていた憧れや眩しい気持ちがまるでしまわれてしまったような寂しさにも襲われたりする。

でも、そうやって人は変わっていく。

思えば人間は、ありとあらゆる部分を喰らう。こんにゃくだって、茹でてすりおろしておいて石灰水をつくりかき混ぜて固めてまた茹でで灰汁を抜いてまでして、食べる。(母調べ)

でもいちご狩りのように、なっているものをそのまま全部食べても美味しかったりする。

わたしはどちらかというと、こんにゃくタイプだと思う。なかなかストレートには食べられないし、伝わらないし、別に分かってほしくもないし、信じていてほしいし、身(実)も心も削って、いちごのようにそのままが美味しい人間になりたいって憧れて諦めて、諦めきれなくてまた削って、ああもう疲れちゃって、誰かに救われて。

そういった意味では、「わたし(の心)は忙しいです。」と言える。

2023年、27歳。様々な挑戦を受け入れて、見つけて、このせわしなくて怠惰で愛おしい心を磨いてお芝居をして歌を歌って、その先で喜んでくれるだれかのために、またこうやって心のほどをしたためていきたいと思います。

誕生日おめでとうわたし!

ひとともっともっと関わっていこうね。

それではこの辺りで終わります。

さようなら。

青山吉能

>>青山吉能『みずいろPlace』へのメッセージはこちらから

>>青山吉能 公式Twitter
>>青山吉能 公式Instagram
>>青山吉能と前田佳織里 金曜日のしじみ

>>小春六花 新ボイスロイド制作プロジェクト

企画協力:81プロデュース
編集担当:川野優希

おすすめタグ
あわせて読みたい

青山吉能の関連画像集

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2024年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2024春アニメ何観る
2024年春アニメ最速放送日
2024春アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング