もっとみんなに推してもらえる自慢の推しになりたい――礒部花凜さんがピアノの弾き語りやファンへの手紙で想いを伝えた「いそべかりんのぽかぽかおたんじょう日和2023」夜の部レポート

5月26日にお誕生日を迎える礒部花凜さんのバースデーイベント『いそべかりんのぽかぽかおたんじょう日和2023』が5月20日（土）、東京・江戸川区総合文化センターにて開催されました。同イベントの開催は2021年から3年連続3度目で、今回は初の声出し解禁！　今回は昼夜2部構成になっています。

夜の部のテーマは「生きる」。初の弾き語りや絵本の読み聞かせ、そして未来の展望など、礒部さんの真面目な一面や想いが伝わる内容となりました。礒部さん自身も涙するシーンもあり、会場全体が「ぽかぽか」と温かい気持ちになった夜の部の様子をお届けします。

最初のコーナーは「花は咲く」を弾き語り。クラシックや合唱会のような雰囲気に!?

昼の部は「カラフル」をテーマに、ゲストに『舞台「ウマ娘 プリティーダービー」 ～Sprinters' Story～』で共演した今泉りおなさんと山根 綺さんを迎えて、クイズやゲーム、ミニライブなどバラエティー豊かな内容となりましたが、夜の部のテーマは「生きる」。事前に昼と夜では内容は大きく変わると言っていましたが、果たしてどんな内容に？

開演時間になると場内の照明が暗転し、黒いシックなドレスを着た礒部花凜さんが真剣な面持ちで登壇。無言で頭を下げるとステージ右手にあった黒いグランドピアノへ。会場の空気も引き締まります。

スタンバイが終わった礒部さんが弾き始めたのは「花は咲く」（東日本大震災チャリティーソング。作詞：岩井俊二、作曲・編曲：菅野よう子）。鍵盤を丁寧に、一音一音に想いを込めるように弾きながら、優しい歌声を響かせました。

約3分の弾き語りを終えると、少し笑みを浮かべて立ち上がり、手を合わせて頭を下げる礒部さんに会場から大きな拍手。昼の部で、仕事を終えたあとに毎晩練習していたと語っており、この夜の部の開場前のリハーサルでも何度も練習を念入りにしていましたが、その成果が出ていました。

MCの宮下亨奈緒さん（お笑いコンビ、セブンbyセブン）が登場すると、「ありがとうございます」と改めてお客さんにお礼する礒部さんでしたが、「私が震えているのが見えましたか？　もう1回やりたい！　めっちゃ緊張した！」といつもの元気な礒部さんに。

弾き語りの感想を聞かれると、「人生で初めてチャレンジさせていただきました。『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク』で演じている咲希ちゃんがキーボードを弾いていて、私もやってみたいなと思っていたので今日夢が叶いました。ボカロの曲にもいつか挑戦したいな」とニッコリ。

今回「花は咲く」を選んだ理由は「友達のお母さんが合唱しているのを聴いた時、めちゃめちゃ感動したんです。それ以来、ずっとずっと心に残っていて、夜の部のテーマも『生きる』だったのでピッタリだなと。未来を感じさせてくれる曲ですが、私の声でみんなに寄り添えたら嬉しいです」とのこと。

衣装は、礒部さんいわく「シックなチャイナっぽいドレスで。飲茶会に合わせて（笑）」。昼の部ではやりたいことに挙げた「飲茶会」の伏線も回収。また夜の部については「ゲストなしの一人ということで、私の家族だと思っているみんなへ、より感謝の気持ちや本音や野望を語っていきたいと思います」そして礒部さんが「ぽかぽかおたんじょう～」と叫ぶと、会場から「びより～！」とタイトルコールも。