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『天官賜福』謎多き絶境鬼王・花城(血雨探花)の魅力をご紹介

『天官賜福』花城特集|謎多き絶境鬼王・花城(血雨探花)の魅力や注目ポイントをご紹介! 一途に慕い続けた一人の忠実な信徒の深い愛を描く

大人気作家・墨香銅臭先生によるファンタジーBL小説『天官賜福』。2017年6月より中国のWeb小説サイト晋江文学城にて連載され、アニメや漫画などのメディアミックスが展開。日本でも2021年にアニメが上陸し大反響を呼びました。

本作は架空の古代中国を舞台とした、主人公・謝憐(シエ・リェン)をめぐる八百年にわたる壮絶で壮大な物語。そのなかで、一途に慕い続けた一人の忠実な信徒の深い愛を描き、多くのファンの心を鷲掴みにしています。

そして本日6月10日は、謝憐と深く関わる絶境鬼王・花城(ホワチョン)のお誕生日です。おめでとうございます。

謝憐と運命的な出会いを果たした花城。彼が見せる誠実さはたまらないものがあり、二人の関係の神がかった尊さに、情緒がめちゃくちゃになってしまう人も多いのではないでしょうか。

本記事ではお誕生日をお祝いし「花城特集」として、謎多き花城の魅力や注目ポイントをご紹介。八百年の信仰と想いに少し触れていきましょう。

※本記事には『天官賜福』日本語版小説第1巻とアニメ第1期のネタバレが含まれます。ご了承ください。

 

目次

『天官賜福』世界観&ストーリー

物語の舞台は架空の古代中国。道教の思想で、この世界は天界・人界・鬼界の三つに分かれていて、これらを「三界」と呼びます。天賦の才がある者や修行で道を極めた者などが飛昇して神官と呼ばれる神となり、人々の信仰が多いほどその法力は強いものに。(天界には上天庭と中天庭が存在します。)

仙楽国の太子・謝憐は17歳の若さで飛昇して神になるも二度も天界から追放され、八百年後に三度目の飛昇を果たします。法力を封じられたまま下界で任務を行う謝憐は、誰もが恐れるという「花城」と出会います。

その後、信仰してくれる信徒がいない謝憐は下界でガラクタ集めをして生計を立てながら信徒を獲得すべく奮闘。そんなある日、彼は「三郎(サンラン)」と名乗る謎の少年と出会い、一緒に過ごすように。

謝憐が他の神官や三郎と共に様々な事件に関与していくうちに、天界の闇や謝憐の過去に隠された真実も明らかになっていき、さらに花城との関係も次第に鮮明になり──。

 

 

血雨探花・花城について

 

ありとあらゆる姿があると言われ、謎も多く神秘的な花城。本来の姿は非常に美しく、紅い衣に黒い髪をおろし、右眼を黒い眼帯で覆っています。手首の篭手、黒皮の長靴の鎖、腰帯、それぞれが銀色に光り、武器は銀色の蝶「死霊蝶」と湾刀「厄命」。右手の中指には赤い糸が一本結ばれています。

最高等級「絶」の鬼で、銅炉山にて無数の鬼との殺し合いで勝ち抜いて鬼王となり、「絶境鬼王」として知られる花城。「血雨探花」の異名を持ち、天界の神官たちも恐れる存在。彼は鬼市を縄張りとし、住人たちからは「城主」と呼ばれています。鬼市は人界と鬼界の境に存在し、そこに建てられた極楽坊(ごくらくぼう)は花城の住処のひとつ。

神官たちが花城を恐れるのには過去のある事件が関係しています。上天庭の神官三十五名に勝負を挑み、その挑発に乗った三十三名の武神と文神を全員打ち負かした花城。神官が負ければ天界から飛び降りて俗世の凡人になるという約束を彼らが守らなかったため、花城は三十三名の神官の宮観と廟宇を一夜で全て焼き払ってしまいました。

 

「血雨探花」の由来

 

「血雨探花(けつうたんか)」と呼ばれ、「四大害」の一人に名を連ねる花城。その名の由来は、ある鬼の根城を潰して帰るときに、道端に咲いていた一輪の花が血の雨に打たれていたから傘を差してあげた、ということにあります。

後に明らかになりますが、根城を潰されたある鬼とは青鬼戚容(チーロン)のこと。花城は、逆さ吊り死体の森を作るのを好む戚容を「悪趣味なゴミ」だと嫌っていて、一回挨拶をしたけど逃げたと言っています。花城の言う「挨拶」は普通の挨拶ではなく「殺戮」を意味しているようです。

 

四大害

四大害とは、世を乱すとされる「黒水沈舟」「青灯夜遊」「白衣禍世」「血雨探花」を指し、天界が頭を痛めている存在。このうち三人は「絶」の等級で、「青灯夜遊」こと戚容だけが「凶」でその域に達していません。(鬼は絶を最高等級とし、悪厲凶絶の四つの等級に分けられています。)

「黒水沈舟」は「黒水玄鬼」とも呼ばれる強力な水鬼で、絶境鬼王となっています。天界や花城との関わりにも注目したい鬼。そして、白衣を身に纏い、悲喜面で顔を覆っている「白衣禍世」、別名「白無相(バイウーシャン)」。仙楽国を滅亡へと追い込んだ白無相ですが、すでに排除されたと言われています。

 

謝憐との出会い

三度目の飛昇後に謝憐が与君山で任務にあたるなか、突然姿を現した花城。任務の一環で花嫁に扮した謝憐を、血の雨から守るべく花城が傘を差してあげながら道案内する美しく魅惑的なシーン。

花城の表情は分からないけれど(アニメでは笑みを浮かべています)、少年のように軽快な足取りはあとから思えば嬉しさを隠しきれなかったのかななんて思えてくる出会いの場面です。

 

 

その後、謝憐は「三郎」と名乗る、見た目16~17歳くらいの美しい少年と出会います。──その正体は花城でした。

服は楓より紅く、肌は雪のように白い。黒い髪は少し斜めに緩く結われていて、あどけなさも残る博識の少年。謝憐は彼の正体に薄々気付きながらも、共に過ごすようになります。

 

 
しかし、これらの出会いから遡ること八百年。謝憐と花城は運命的な出会いを果たしています。その出会いがすべての始まりでした。

 

 

死霊蝶&湾刀厄命

 

花城は「死霊蝶」と呼ばれる水晶のように美しい銀色の蝶を操ります。特殊な力や殺傷力が絶大であるものの、謝憐はその蝶を純粋に可愛らしいと思っているようです。

そして、花城のもうひとつの武器・湾刀「厄命(オーミン)」。花城が錬成した湾刀で、柄に赤い眼球が嵌め込まれています。花城の刀術は素晴らしく、妖魔鬼怪のみならず上天庭の神官をも圧倒。呪いの刀、不吉な刀などと言われていますが、とっても可愛い一面を見せる魅力的な湾刀です。

 

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