映画
『ムビナナ』50代の母親に『アイナナ』を布教してみた

私は『ムビナナ』を50代の母親に見せて『アイドリッシュセブン』の沼に落とすーー推し活歴0年の母親が『アイナナ』に目覚めるか実験してみた!

興行収入17(アイナナ)億円を突破した『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD(ムビナナ)』。2023年5月20日(土)より公開されて以来、人気は留まることを知らず、ついに台湾とタイでの海外上映も決定しました。

そんな本作の虜になっているのは、マネージャー(『アイドリッシュセブン(アイナナ)』のファン名)だけでなく、付き添いとして映画を見に行った友人や家族の方。ファンの間で、『ムビナナ』は『アイナナ』の魅力を知ってもらえるチャンスだと言われています。

「ほほーん、ならば……!」と思った私、Re:vale推しのマネージャー兼ライターの杉村美奈が、推し活歴なしの50代の母親を『アイナナ』の沼に沈めることに挑戦してみることに。「映画代とプレミアムポップコーン代を出すから、一回見てみない?」と少しリッチな待遇で誘いました。

果たして、初見の母を『アイナナ』沼に落とすことはできるのでしょうか? そんな親子の『ムビナナ』レビューをお楽しみください!

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新しいはじまりを君と、このステージで!「ブラック・オア・ホワイトライブショーダウン」を争った男性アイドル界のトップランナーによる夢のライブが5月に開催!IDOLiSH7・TRIGGER・Re:vale・ŹOOĻそれぞれ異なる魅力を持つ4組のグループが一堂に会し、壮大なライブエンタテインメントがいま幕を開ける!音楽が時代を、人々の想いをつなげていくそしてこのステージが、時を超えて、愛されるものになりますように作品名劇場版アイドリッシュセブンLIVE4bitBEYONDTHEPERiOD放送形態劇場版アニメシリーズアイドリッシュセブンスケジュール2023年5月20日(土)キャスト【IDOLiSH7】七瀬陸:小野賢章和泉一織:増田俊樹二階堂大和:白井悠介和泉三月:代永翼四葉環:KENN逢坂壮五:阿部敦六弥ナギ:江口拓也【TRIGGER】八乙女楽:羽多野渉九条天:斉藤壮馬十龍之介:佐藤拓也【Re:vale】百:保志総一朗千:立花慎之介【ŹOOĻ】亥清悠:広瀬裕也狗丸トウマ:木村昴棗巳波:西山宏太朗御堂虎於:近藤隆スタッフ原作:バンダイナムコオンライン、都志見文太監督:錦織博、山本健介脚本:都志見文太キャラクター原案:種村有菜CGチーフディレクター:井野元英二キャラクターデザイン:宮崎瞳美術ボード:大久...

この記事に出てくる人

■杉村美奈
『アイナナ』が大好き。Re:vale箱推しのマネージャー。アニメイトタイムズにて、『アイナナ』や漫画の企画記事を担当しているライター。アプリにはほぼ毎日ログイン、Re:valeのイベントには本気を出すタイプ。Re:valeには目がなく、グッズは同数揃えたい。

■母・亜紀子(偽名)
杉村美奈の母親、50代、さっぱりとした性格。二次元・三次元ともにアイドルの推し活歴なし。アニメは杉村のおすすめを時折見る程度で、ドラマ派(シリアス展開系統が好き)。家の至る所にRe:valeグッズが置かれているため、Re:valeの顔は認識済み。サバサバ系で口調も強めだが優しい。

まずは誘ってみた

マネージャーにとって『ムビナナ』の大切なミッションは、入場特典の収集。私は、Re:vale箱推しのため、どうしても百と千のふたりを揃えたいと思っていました。

しかし、定期の仕事と不定期な取材というライターの仕事柄、なかなか映画の予約をして1週間内で通い詰めるのは難しい。そこで、私は母を誘って、特典カードをもらおうと考えました。

特典もゲットできるし、記事になれば映画代にもなるし、母が『アイナナ』にハマったら推し活もさらにしやすくなる……! 一石三鳥のこの企画を実施すべく、母を説き伏せてみることにしました。しかも応援上映! 一体、どうなることやら。


杉村:ねー、〇〇日の夜って空いてる? もし良かったら、『アイナナ』の映画に行こうよー。

亜紀子:いつもやってるゲームの映画か。でも、キャラクターも曲も知らないよ? 知らない人が行ってファンの中で浮かない……?

杉村:ライブの映画だし、楽しいから大丈夫だよ。カッコいい子たちが歌って踊ってくれるよ!

亜紀子:……。わかった、何か欲しいんだ!

杉村:(バ、バレてる……)そうです。特典が欲しいので、ついてきてください……。あと、母の見た感想を記事にしたいなと思ってます! 映画代とプレミアムポップコーン代を出すから、一回見てみない?

亜紀子:記事は恥ずかしいよ(笑)。でも、そんなに欲しいなら、良いよ。

杉村:ありがとう! アイスティーMもつけます!


半ば強引な勧誘でしたが、やはり優しい母。ありがとう! そんな会話をした後の当日、約束通りにアイスティーとプレミアムポップコーンを買って席につきます。ポップコーンを食べている母にペンライトの使い方を伝授しますが……。

誰が何色かを知らないため、ひとまず私と同じ色を追うことに。ピンクとグリーンといえど濃淡があり、少し迷っている様子でした。

そして、『ムビナナ』が始まると、亜紀子は辺りをキョロキョロし出します。映像と同じように煌めくペンライトを横目に、「これもう始まってるの?」と戸惑っていました。

IDOLiSH7が登場すると、「いっぱい出てきた! みんなかわいいね!」と少し楽しそうな笑顔。周りのペンライトに合わせつつ、不慣れながら応援上映を楽しんでいました。

キラキラしたアイドルの空間を初体験!

応援上映の鑑賞後、想像以上に良い表情を浮かべている母に、ライブの映画を初体験してみた感想を聞いてみました。


杉村:二次元アイドルのライブはどうだった?

亜紀子:見る前は、アイドルに興味ないし、ドラマが好きだからストーリーなしの映画でライブは想像出来なかったかな。ミュージカルみたいに物語の本編があって、心情が歌になっているならわかるけど、ライブだけで映画として成立するのかな? って思ってた。

杉村:ライブビューイングでもない限り、珍しいよね。最初、『ムビナナ』に誘われた時はどう思った?

亜紀子:正直、テレビで見ている人ではないから、2次元のアイドルは違和感があるかもしれないなと思ってた。あと、みんな若い子ばかりで、キラキラしているアイドルの世界に私が行ってご迷惑かなと思い、行くのが恥ずかしかった(笑)。

メディアに出ているアイドルライブすら行く機会がないから、どんなテンションで行って良いのかもわからなくて、ちょっと戸惑った。

しかもアーティストのライブで歌を聞くことはあっても、ペンライトも振ったことないから、応援上映は何をどう応援したら良いのか分からなかったの。

杉村:でも行ってみたら、年齢層はけっこう様々でしょ?

亜紀子:うん! そこは安心したかな。

杉村:実際、『ムビナナ』を見てみた感想は?

亜紀子:踊りがなめらかで、動きも個人で違って、見ていてすごく楽しかった! デザイン性が高い衣装に驚いた。本当にイケメンだけに似合う衣装のアイディアはどこから生まれるんだろう?

杉村:分かる(笑)。キャラクター原案の種村有菜先生がデザインする衣装は毎回豪華でかわいいんだよ。

亜紀子:服の素材感まで伝わるのがすごいと思う。キルティング生地とかマントの質感の違いとか、羽のフワフワ感、装飾品のキラキラも分かるんだよね。

あと、表情の細かさにも驚いたし、何より色々なタイプの曲が一気に聞けて良かったな。

ファンの子たちが元気にペンライトを振って楽しんでいる姿が微笑ましくて、推しを一生懸命に推していてかわいいなと思った。

ただ映画を見るよりも一体感があって、思った以上に楽しくて。ストーリーを重視するより、純粋に楽しむには新しくて良い空間だなと思った。


意外にも楽しんでくれていたようでなにより! しかし、ペンライトを持って映画を見るという経験はもとより、そもそもペンライトを使うことがはじめてだった母。はじめはそこに少し戸惑った様子でしたが……。


杉村:ペンライトを振るのも初めてだったよね。

亜紀子:うん。ペンライトのキラキラの波がすごく綺麗で驚いた! 映像と同じ光景が広がってるから、見惚れちゃった。

振るのは初めてだったけど、繰り返す曲調があるから、(ペンライトを)振ってるうちになんとなくわかってきた。みんなは推ししか見てないし、劇場内が暗いし、ちょっと間違えても恥ずかしくないね。

最初は戸惑ったけど、応援上映で見れて楽しかった! ライブの入り口から引き込まれるし、見どころいっぱいだけど、ペンライトも振りたいし。もう、どこを見たらいいか、追い切れないんだよ(笑)。特にファンサ(DAY2)は見れなかったな(笑)。

杉村:だよね、隣同士のRe:valeですら、千さんにホワイトアウトしてタイムアップしちゃうもん(笑)。マネージャーは多忙なんだよ(笑)。


やはりペンライトは早かったか……? と思いましたが、それはそれで楽しんでくれたようです。母も言っていますが、楽しめるポイントが多いので何度も見ちゃうんですよね。


亜紀子:これだけ見たいポイントが多いから、推しが多いのもわかるよ。DAY1を見終わってからアニメ見たくなったもん。色々な男の子たちが出てきて、かわいくてカッコいい子ばかり……。

あと気になったんだけど、Re:valeは付き合っているのかな?「ダーリン」と呼んでいるから、現代に沿ったBL系のアイドルなのかなと思ったよね。

杉村:たしかに私の推しは夫婦漫才する仲だけども付き合ってはないよ(笑)。

亜紀子:そうなんだ! 他にもIDOLiSH7のセンター(七瀬 陸)とTRIGGERのセンター(九条 天)がデュエットした(Incomplete Ruler)後、寂しそうな顔するでしょ。良い感じに歌っていたのに「なんでそんな顔するの?」って気になっちゃった。

杉村:陸と天の表情に目がいくとはお目が高い! 陸と天はアプリゲームの6部を見てほしい。

亜紀子:それぞれの関係性も気になるよね。

杉村:アンコール前の「Pieces of The World」の歌割りは、かなり関係性があるふたりで歌っているんだよ。

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