声優
『レモスカ』永塚拓馬×土岐隼一 インタビュー

『レモンスカッシュスコア』相良理央役・永塚拓馬さん×宝生 湊役・土岐隼一さんインタビュー|第二弾は香辛料多めのストーリー、振れ幅を感じられる新曲、そしてクセ強声優が集結!?

理央と湊の“譲れない芯”が垣間見える

――10月4日に発売される第二弾シングルCDのドラマパートは、2つのチームに分かれて、新たなお仕事に挑戦するストーリーとなります。悠生、理央、湊の3人が田舎でお泊りロケ番組に出演するドラマが収録されますが、ご自身が演じるキャラクターの注目ポイントを教えてください。

永塚:理央は普段言葉が強くてツンツンしていますが、だからこそ、ふと見せる弱さや可愛らしさがより際立っているなと感じました。

理央自身は悪い人ではないので、意地悪をしたり小細工をして誰かを貶めたりすることはありません。知れば知るほど彼を応援したくなるので、好きになってくださる方も多いんじゃないかなと。

ツンデレというか、だいぶ“ツン”が多めのキャラクターですが、実は相手のことを想っている部分もあります。そういう一面が公式YouTubeチャンネルで公開されているショートドラマでもうかがえるので、ぜひチェックしてほしいです。

――ドライな人なのかな?と思いきや……というところが理央にはありますよね。

永塚:そうですね。完全にドライな人間というわけではなくて、実はすごく熱血ですし、人に対しても愛情を持っているキャラクターなので、誰かが困っていたら絶対見て見ぬ振りをするタイプではないなと。言葉にはしないけど、“じゃあ僕が何とかしなきゃ”と行動に移して助けに行くようなキャラクターだと感じます。

また、理央自身が正しいことを言っていることもありますし、それぞれのメンバーに対して情を持っている。ビジネスとしてアイドルをやっているわけではないんだなと。

確かに、人付き合いに苦手意識を持っているところはありますが、人を本当に嫌っているわけではないんだなと演じながら感じています。

土岐:ながにゃん(永塚さん)が言ったように、理央も芯と意志が強くて、自分にも他人にも厳しい一面があるからこそ、メンバーに対して厳しい言葉を発するんです。単に性格が悪いわけではなく、理央にとっては譲れない芯があります。

――そんな理央とは違い、眠そうでやる気が見えない無気力系男子こと「宝生 湊」について、土岐さんはどう感じられましたか?

土岐:湊もマイペースだけど無口ではない。人が嫌いなわけではなく、割と人に絡んだり人懐っこいところがあったりするけどベタベタするわけではありません。相手が嫌なことをなんとなく感じ取っている節もあるので、察しがいい子なんだろうなと感じる部分が結構あります。

それがまだ完全に見えていない部分がたくさんあるなかで、この第二弾では湊の根幹にある部分、なぜ彼がこのアイドル事務所にいるのか、氷山の一角がちょっとだけ見えるところがあるんです。

ただ楽をして生きていたいから、ボーっとしていたいからここにいるというわけではなく、彼にもとんでもなく大きな芯が1個あります。それをするためだったら何でもする、マイペースとは真逆のマインドでここにいるという感情が今回出てくるので、そこを楽しみにしていただきたいです。

――理央と湊はよく衝突しますが、その理由は性格が真逆だからなのではなく、それぞれ譲れない芯を持っているからなのかもしれませんね。

土岐:だからこそ、意見の食い違いが今回も起きています。ただ、2人の仲が悪くて喧嘩をしているわけではなく、それぞれの意志の伝え合いがあるので、それはある意味リアルなのかもしれません。

永塚:うんうん。

土岐:たとえば、何か1つの頂を目指すときにどういう速度で登るのか、どういうモチベーションで登るのか人によって違いますよね。2合ずつ進みたい人、1合ずつ休みながら進みたい人、みんなのペースよりも遅れているけど絶対に山頂へ行くよと言う人……いろんな人たちがいると思うんです。

それが今回の第二弾では、悠生、理央、湊という研究生時代から一緒だった3人にスポットが当たり、それぞれの特徴が見えてくるんじゃないかなと。そこはぜひ第一弾にはなかった新しい一面を見ていただければと思います。

――まだ先になるとは思いますが、全員で一緒に頂上へ辿り着けたら良いですね。

土岐:登れたら良いなぁ〜。まだ先になるかもしれませんけどね(笑)。

永塚:確かに(笑)。

土岐:登る前もですが、登り始めてからどうなるのかも見守っていただけたらと思います。

自分たちの考えを伝え合っている2人の関係性が好き

――お互いに、熱いものを持っている理央と湊ですが、第二弾のドラマパートでも2人の関係性が見て取れます。お二人は理央と湊の関係についてどのように思われますか?

永塚:僕は単純に2人の関係性が好きです。ただ単に気が合って仲良しこよしをやっているよりも、お互いが違った価値観を持っていて衝突しているところをどっちも擦り合わせようとしない。でもお互い本当に嫌っているわけではないところが良いなぁと。

理央の指摘に対して湊が“ごめんねぇ”と返すところが2人のお決まりのようなやり取りで可愛らしいですし、2人が出てくると何か物語を起こしてくれるのでワクワクします。

――2人の間に挟まれる悠生の気持ちは計り知れませんが(笑)。

永塚:そうですね。悠生の立場になると勘弁してくれよ!という気持ちになると思います(笑)。ただ、第三者視点からすると「またこの2人やってるよ〜(笑)」とツッコミたくなるような可愛らしさがあるので好きです。

土岐:僕もこの2人の関係性がすごく好きです。理央は絶対に前準備をして本番もバッチリ決めるタイプで、湊は“それで大丈夫?”と思われることが多いですが、ステージに立ったら素晴らしいパフォーマンスをするタイプ。

衝突することもあるけど、それが後々良いことに繋がるというか、お互いを分かり合うためには自分たちのマインドをぶつけ合うことが絶対に必要だと思うんです。

最終的にどちらも大成するためには必要なことだからぶつかり合いな!という意味でも2人の関係が好きですし、ながにゃんが言ったとおり、馴れ合っているよりは自分たちの考えを伝え合っていたほうが、最終的に出来上がるもののクオリティが高くなるんじゃないかなと。

ただ、本当に湊と向き合う理央は大変だろうなと思います(笑)。

永塚:(笑)。

土岐:理央からすると足を引っ張ってほしくないわけです。さすがに本番まで練習しているそぶりを見せていないと不安になりますし、本当に大丈夫なのか、1人の評価が悪くなるとグループの評判も悪くなっちゃうとハラハラすると思います。もし同じ状況になったら大変だろうな〜と思いながら、「でも頑張れ〜!」と僕自身楽しみながら彼らの様子を見守っています(笑)。

――もし、彼らと同じ状況になったらどうします?

永塚:僕は理央とは違って何も言わないと思います。そういう人もいるか〜って……。

土岐:僕は練習をしていなかった結果、パフォーマンスに悪影響が出た場合はご相談という形になるかも(笑)。

一同:(笑)。

土岐:でも、本当にみんなそれぞれのペースがあると思うんです。声優業界でも途中まではゴールまでまだ5%ぐらいだったのに最後一気にゴールへ辿り着く人もいれば、きっちり10%ずつ進んでいく人、先に80%ポンっと進んで後はしっかり時間をかけてゴールへと歩む人など、人それぞれ速度が違います。

永塚:一夜漬けタイプの声優もたくさんいますよね。リハーサルのときはダメだったのに、本番は全然良い!みたいな(笑)。

土岐:僕とながにゃんはそのタイプだよね(笑)。

永塚:あはははは!

土岐:その日のダンス練習は全然ダメなのに、1回自分たちで持ち帰って頭の中でイメトレしたり、個人練習したりしてリハーサルすると、気づいたらできているタイプ。だから、振付師の方から「大丈夫ですか?」ってすごく言われるんです(笑)。

本当に人によってどこでアクセル踏むのか、速度が全然違うので……本当にびっくりすることがあります。

 

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