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夏アニメ『ライザのアトリエ』第10話放送後 照井春佳インタビュー【連載第11回】

夏アニメ『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』第10話放送後 リラ役・照井春佳さんインタビュー|本当に強くてかっこよくて素敵な女性だけど、ちょっと抜けてるところがあるのも大好き【連載第11回】

アンペルと初めて掛け合いをできたのが嬉しかった

――アニメ化が決まった時の心境も教えてください。

照井:驚きもありましたが、それ以上にライザたちとまた冒険ができることが嬉しかったです。それに、視聴者目線でもめちゃくちゃ楽しみでした。ゲームの映像もすごく美しいんですけど、アニメならではの綺麗な映像が観られると思ったし、オープニング・エンディングはどうなるんだろうとか、戦闘シーンや錬金術のシーンはどうなるのかとか、いろいろなことがすごく気になりました。

――ゲーム、アニメを含めて、長年リラを演じてきて、改めて感じたリラの魅力や印象があれば教えてください。

照井:第一印象からの優しいとか、かっこいいという印象はぶれてません。それに、リラは、あまり印象が変わらないというか……。「秘密」シリーズって成長物語で、ゲームの時もライザたちはどんどん成長していく中、リラと(相棒の)アンペルは最初から強くて。ライザたちを指導したり見守ったりするポジション。ゲームの『1』から『3』まで、ライザたちが年齢も変わって、どんどん強くなり人間的にも成長していく中、リラとアンペルはぶれない部分の方が大きかったんです。

だから、アニメの第1話で集まった時、ライザ役ののぐち(ゆり)ちゃんたちが「わーあの時のライザだ~」みたいに懐かしそうに話している中、私はアンペル役の野島(裕史)さんと「私たちは『3』の時と、あまり変わらないですね」みたいに話していました(笑)。その分、『1』の頃のリラに戻すのに苦労したみたいなこともなく自然に入れましたね。ただ、第1話の後半で魔物を倒す時のディレクションをすごく覚えていて。

――ライザたちと出会うシーンですね。

照井:はい。ライザやレントが初級の弱い敵に手こずっていて、そこにリラが颯爽と登場するという出会いだったんですけど。最初、普通に戦ったら、「声は出さないで下さい。リラが全力で戦ってる感じになると、敵が強く見えちゃうので。本当に軽くやってるぐらいで」というディレクションを頂いて、本当にその通りだなって思いました。

――お芝居でも、リラとライザたちの力の差を明確に見せるわけですね。

照井:でも、アニメのお話も後半になってくると、だんだん敵も強くなってきて、先日のアフレコでは、逆に「もっと強く出して下さい」というディレクションを頂きました。リラは、本当に強くてかっこよくて素敵な女性なんですけど、個人的には、ちょっと抜けてるところがあるのも大好き。本人的には大真面目なんですけどね(笑)。アニメでも、そういう可愛い部分がたくさん出てきたので、演じていてもすごく楽しかったです。あと、アニメならではのことで言えば、アンペルと初めて掛け合いをできたのが嬉しかったです。ゲームの『1』が出たのって何年でしたっけ?

――2019年ですね。

照井:もう4年前になるんですね! その頃からリラを演じてきたのに、ゲームは個別収録だから、アンペル役の野島さんと掛け合いをしたことがなかったんです。ライザやクラウディアとは、ドラマCDとかでちょっとだけ掛け合ったことあるんですけど。アニメのアフレコは、コロナ禍の中で始まって、最初は少人数での収録だったのですが、アンペルとは最初からほぼ全話で一緒に録れました。

――実際に、アンペル役の野島さんと掛け合えた印象を教えてください。

照井:野島さんは、事務所の大先輩なのですが、リラとアンペルとして悪態をつき合ったり、何も言わなくても察してるみたいな二人の独特の空気感とかを感じながら、演じられたことが本当に嬉しかったです。今まで会えなかった相棒とやっと会えた気分でした(笑)。

ライザには可愛いだけじゃない不思議な魅力もある

――リラは、ライザたちクーケン島で出会った子供たちに対して、どのような思いを抱いて接していると思いますか?

照井:作中ではっきりとは描写されてないので、あくまで私個人がリラを演じている時の感覚になるんですけど……。最初から多少なりともライザたちの人柄には惹かれていたと思うんです。ライザたちってすごく真っ直ぐだし、やっぱり可愛いじゃないですか。相手がライザやレントたちだったからこそ、師匠になっても良いと思ったのかなという気がします。それに、クラウディアもアニメで弓の練習の仕方を自分から聞いてきたりして可愛いなって思いました。

――教える時間は無いと言いながらも、一人でできる練習方法を教えるリラがとても良かったです。

照井:本当に優しいですよね。

――では、リラのフィルターを通さず、照井さんご自身としてはライザたちに対して、どのような印象がありますか?

照井:ライザは、本当に可愛いし、すごくたくさんの魅力がありますよね。主人公らしく真っ直ぐなんだけど、ちょっとおっちょこちょい。ただ可愛いだけじゃない不思議な魅力もあると思います。それに私は、のぐちちゃんのお芝居も大好きで。上手く言葉にできないんですけど、唯一無二だなって思います。

のぐちちゃんとは同じ事務所なんですけど、一緒にお仕事したことは『ライザのアトリエ』がほぼ初めて。『ライザのアトリエ』で初めて一緒に掛け合いをしたんです。その時にも、ライザがあれだけ生き生きとしていて、ちょっと突っ込みたくなる感じの可愛さとかを持ってるのは、のぐちちゃんがライザだからかなってすごく思いました。

お芝居の引き出しも多いですし。キャスティングした方の見抜く力がすごい(笑)。もちろん、設定などの段階から魅力的なキャラクターになっていたと思うのですが、ライザは、のぐちちゃんが演じているからこそ、こんなにも魅力的な女の子になって、『ライザのアトリエ』という作品もこんなに良い作品になったんだろうなと思うくらい、ぴったりだと思っています。

(C)コーエーテクモゲームス/「ライザのアトリエ」製作委員会
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