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夏アニメ『ライザのアトリエ』最終話放送後 のぐちゆりさん×大和田仁美さんインタビュー【連載第13回】

夏アニメ『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』最終話放送後 ライザ役・のぐちゆりさん×クラウディア役・大和田仁美さんインタビュー|あっちい関係の親友ふたりが作品を振り返る【連載第13回】

数々の名作ゲームを生み出してきた「アトリエ」シリーズの中でも人気を博している「秘密」シリーズの第1作が原作のアニメ『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』(以降、『ライザのアトリエ』)。7月から放送がスタートした少年少女のひと夏の冒険物語が、ひとつの結末を迎えた。

アニメイトタイムズで実施中のリレーインタビュー企画もいよいよラスト。第13回は、ライザリン・シュタウト役のぐちゆりさんとクラウディア・バレンツ役の大和田仁美さんに、アニメの物語を振り返ってもらった。ライザとクラウディアのように、のぐちさんと大和田さんは親友と呼べるあっちい関係。だからこそ生まれた相乗効果とは。

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ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
周りを湖に囲まれたクーケン島にあるラーゼンボーデン村。ロテスヴァッサ王国の辺境にあるこの村では、穏やかな時間が流れている。そんな刺激が少ない村での暮らしに活力を持て余していたのは、平凡で特徴がないことが特徴の少女、ライザ。「あーあ。何か面白いことないかな。」窮屈で退屈な村、そこに身を置く“なんてことない農家の娘”である自分に不満を抱いていたライザは、ある日、幼馴染みのレントやタオとこっそり小舟に乗り込み、島の対岸へはじめての冒険に出かける。そこで出会ったのは、“錬金術”という不思議な力を使う一人の男だった。その力に魅せられたライザは、錬金術を教えてほしいと頼み込む。“なんてことない農家の娘”から“錬金術士”へ。これまでの遊びとは違う、自分たちだけの“ひと夏の冒険”が始まる――。25周年を迎えた「アトリエ」シリーズの人気作『ライザのアトリエ』が遂にアニメ化!作品名ライザのアトリエ〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜放送形態TVアニメスケジュール2023年7月1日(土)〜2023年9月16日(土)TOKYOMXほか話数全12話キャストライザリン・シュタウト:のぐちゆりクラウディア・バレンツ:大和田仁美レント・マルスリンク:寺島拓篤タオ・モンガルテン:近藤...

久しぶりのマイクワークは、あの場にいた人しか共有できないワクワクと緊張がありました

――アニメ『ライザのアトリエ』がひとつの結末を迎えました。最終話のアフレコが終わったときはどんなお気持ちでしたか?

ライザ役・のぐちゆりさん(以下、のぐち):長い期間をかけて収録したこともあり、アフレコが終わったときはすごく寂しい気持ちでした。ただ、最終話がアニメ『ライザのアトリエ』らしい“なんてことない”宝探しの物語で、ほっこりもして。お芝居も遊びを入れつつ、楽しく終えられました。アフレコでは、ラストのナレーションが特に印象に残っています。

クラウディア役・大和田仁美さん(以下、大和田):モノローグじゃなくて、ナレーションで、と言われたんだっけ?

のぐち:そうそう。ライザ視点ではあるのですが、モノローグではなくナレーションという形で視聴者にしっかりと伝えて欲しいというディレクションがありました。あのナレーションは一話の冒頭と同じような内容になっていて、その変化をどう表現するのか悩んだんです。一話のときも苦戦したので、最終話は大丈夫かなと不安な気持ちがありました。ただ、すんなりOKが出て、きょとんとしてしまって。そしたら音響監督の納谷さんが「不満なの!? 大丈夫だから自信持ちなよ!」って声をかけてくださいました。「じゃあ自信を持ちます」とその場で言った記憶があります(笑)。

大和田:このナレーションを含めて、“なんてことない”って言葉、何回も言ってきたよね。

のぐち:うん。ゲームも含めると、もう4、5年前から言い続けているから。世界で一番この言葉を言っている可能性あるよ(笑)。

大和田:確かに(笑)。でも、「これが最後の“なんてことない”になるのか」みたいな寂しさを感じていたよね。

のぐち:そうなの。それぐらい思い入れのある言葉です。

大和田:私はキャストの方々と仲良く、楽しくアフレコできていたからこそ、もう終わっちゃうんだという寂しさを感じました。ただ、ゆりが言っていたように、竜を討伐するというすごいことをやってのけたのに、最後は“なんてことない”宝探しで終わるというのが、アニメ『ライザのアトリエ』らしい終わり方だなと思って。クラウディアにとっては、ライザたちと冒険に出られることがすごく嬉しかったと思います。台本からうきうきが伝わってきて、私も楽しく収録できました。

のぐち:マイクワークも楽しかったですね。私が「宝!」って言ったときの声が大きすぎて、他のキャスト陣が「すごっ!」って驚きながら笑ってくれたんです。そういう空気感も相まって、朗らかに収録できました。

大和田:コロナ禍では大人数での収録が叶わなかったんです。アニメ『ライザのアトリエ』が、私にとっては久しぶりに大人数でマイクワークをやる現場でした。緊張もしたのですが、同じように他のキャストさんもソワソワしたいたのが印象に残っています。「久しぶりだね」「こんな感じだったね」と盛り上がりました。それによって、さらに一体感が生まれた気がします。

――それこそ、コロナ禍前は“なんてことない”マイクワークだったのかも。

のぐち:確かに! 私たち、すごいことしてたんだな(笑)。

大和田:でも、3、4年前はもっと上手にできていたかも。次にあそこのマイクが空いて、あの人の邪魔をしないように、あそこに入ろうって予測がちゃんとできていた気がする。

のぐち:何気なく組み立てていたけど、当たり前じゃなかったよね。久しぶりのマイクワークは、あの場にいた人しか共有できないワクワクと緊張がありました。「私たち、いま声優やってるよ!」みたいな、謎の祭り感があったんですよ(笑)。

大和田:マイク入る度に、なぜかドヤ顔していたよね。

のぐち:面白かった(笑)。(アンペル・フォルマー役の)野島裕史さんをはじめ、(モリッツ・ブルネン役の)竹内良太さん、(ルベルト・バレンツ役の)浜田賢二さんら大人チームも盛り上がっていました。

大和田:やっぱり、みんなで録るっていいよね。

のぐち:うん。お芝居も変わってくるから。

 

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