音楽
『カラソニ』斉藤壮馬&中島ヨシキ インタビュー

『東京カラーソニック!!』3rdシーズン「東京カラーソニック!! Trust Ep.01 Reboost」発売! 宝田伊織役・斉藤壮馬さん、加地春飛役・中島ヨシキさんインタビュー|やっと二人が次の一歩を踏み出せるようになる素敵なシナリオですね

音楽学校を舞台に、学生たちが楽曲を共作するオンリーワンの青春エンターテインメント『東京カラーソニック!!』。

2021年より1stシーズンのCDリリースがスタートし、音楽フェスの頂点を目指す4組のバディの青春ストーリーが描かれていきました。翌年2022年の2ndシーズンでは、1stシーズンとは異なるペアによって新たな一面や成長も描かれ、ファンを魅了し続けている『東京カラーソニック!!』。

今年2023年は、待望の3rdシーズンがスタート! 先月にリリースされた「東京カラーソニック!! Trust BIRTH」に続き、全7巻の連続リリースが予定されています。

今回は、9月22日にリリースされる「東京カラーソニック!! Trust Ep.01 Reboost」の収録を終えたばかりの宝田伊織役・斉藤壮馬さん、加地春飛役・中島ヨシキさんにインタビューを実施!

 

やっと二人が次の一歩を踏み出せるようになる素敵なシナリオですね

──今回の収録を終えられて、物語やキャラクターについてどう感じたかをお聞かせください。

宝田伊織役 斉藤壮馬さん(以下、斉藤):これまでカラソニでは、人と人との関わり合い、ぶつかりあいがいろいろな形で描かれてきたと思うのですが、3rdシーズンではそこがより一層深いところで描かれていると感じました。

初巻のCDを収録した時から、今回のバディのCDでは伊織の話をメインに展開していくのだろうと予想はしていました。

しかし実際に台本を読ませていただき、想像していたよりも伊織はかたくなな人だと感じましたね。そしてそんな彼を春飛がずっと待ってくれている印象を受けて。

詳しくはネタバレになってしまうから話せないけれど、知りたいような、でも目を背けていたいような二人の関係性の根源的な部分を、逃げることなく描いていて、本当に素敵な脚本だなと感じました。

春飛は卒業してしまうけれど、ここからが彼らの始まりなんだと思えるような、やっと二人が次の一歩を踏み出せるようになる素敵なシナリオですね。

 

 
加地春飛役 中島ヨシキさん(以下、中島):今回は春飛自身に大きな問題が起こるわけではないんですよね。伊織の問題とようやく向き合わないといけないところと、ボーカリストとして彼をどう対処するかというお話だったと感じています。

伊織は桐生さんから忖度なくけちょんけちょんにされるし、春飛という一番の親友との距離も離れ、そんな時に限ってお母さんが元気に帰ってきて……。そりゃあ肉体的にも精神的にも大変だろうなと思いましたね。

春飛からすると、伊織の味方としてずっと変わっていなかったと思うんです。伊織に言っていることも変わっていなければ、春飛の中で今回何か特別なドラマが起こったわけでもないから、そういう意味ではグローウィングフェスを経たからこそ、待ちの姿勢ができたのかなと感じました。

クリエイターとして印象に残っているのは、春飛が「こんなに落ちている状況なのに曲は書けちゃう」と言ったシーン。すごくあるあるだなと思いました(笑)。

自分の状況と裏腹にアイディアだけはぼこぼこ生まれてくるんですよね。春飛からすると、伊織が自分の話をしてくれたからこそ、クリエイティブに拍車がかかってしまったんだなと思いました。

──本日は一緒に収録できたということで、演じられてお互いにいかがでしたか?

斉藤:僕は今回プランを一切考えずに収録させていただきました。途中のシーンはその場の感情の対話しか成立させられないだろうなと思っていたので、結果的にすごく泣いてしまいました。

あそこまでの状態になるってことは、僕の短い声優人生の中でも本当にあるかないかの経験でしたね。今この作品に、台本に出会って、この日にヨシキと一緒に掛け合わなければ、出てくることはなかっただろうなって。

今回の収録において、何かを自分が演出したということはなかったです。素直な気持ちで伊織とシンクロして、台本に向き合えたと思いました。

中島:僕も出たものが全てだと思っているので、台本は読み物として読んでから現場に来るんですが、前半はいい意味で噛み合ってない感じがすごくて。それは僕と壮馬がじゃなくて伊織と春飛が噛み合ってないんですよね。

 

 
一回だけ壮馬が食べているシーンをやり直したんですが、春飛の台詞からやり直させてくれたのがいいなと思いました(笑)。そこも噛み合ってたのかなって。伊織と春飛の中でどうしてもずれるというか、会話してるけど会話していない、言っていることが分かってるようでわかってない、絶妙な塩梅がありました。

台本を読んだ段階では僕もあんなに怒るつもりじゃなかったんですが、めちゃくちゃ腹が立ってしまって(笑)。春飛は伊織に対して、観察対象として面白いと感じているところがあると思いますが、それは伊織がずっと一緒にいてくれると分かっているから。だからこそできる、春飛の甘えん坊な部分だと思うんです。

カラソニは音楽を通して自分を取り戻したり、成長をしたりする物語ですが、前提として伊織と春飛は家族同然の存在だからこそ、あのシーンで伊織から「俺を音楽を通してしか見ていない」と言われて、腹が立ったのだろうなと。

それは伊織が春飛を見ようとしてこなかった結果でもあると感じてしまって、僕自身すごく腹が立ってしまいました。卑屈になった結果の自嘲というのは、人の神経をすごく逆なでると思っています(笑)。

ただ、今まで伊織がやってこなかった表現だと思うので、人間としてはすごく豊かになっているなと思いましたね。こういう一面もあるんだなって。

 

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