蒼井翔太さん3rdアルバム『DETONATOR』発売記念インタビュー！　“NEW蒼井翔太”を全面に意識して作ったという約6年ぶりのニューアルバムに込めた想いとは……？

アーティストデビュー10周年を迎えた蒼井翔太さんが約6年ぶりとなるニューアルバム『DETONATOR』を11月8日（水）に発売します！

今作には、既存シングルのほか、MBSほかにて10月より放送のドラマシャワー『ワンルームエンジェル』OP主題歌で、ロックバンド・女王蜂のアヴちゃんが作詞・作曲を手がけた「8th HEAVEN」など、新録5曲を含む全12曲を収録。

「10周年を通過点にここから加速していく」というイメージで制作に向き合ったという蒼井さんに、アルバムに込めた想いをじっくりと語ってもらいました。

【アルバム】蒼井翔太/DETONATOR 初回限定盤

集大成ではなく加速していくきっかけになるような1枚に

――2017年10月発売の2ndアルバム『Ø』以来、約6年ぶりのリリースとなるニューアルバム。まずは、制作におけるテーマやコンセプトから教えてください。

蒼井翔太さん（以下、蒼井）：ざっくり一言で言うならば“きっかけ”ですね。アーティストデビューして今年で10周年。それを大々的に打ち出して集大成のような形にするのではなく、ここからさらに新しい自分を出していきたい。“NEW蒼井翔太”を全面に意識して作った特別なアルバムになりました。
　
自分の中で、10周年は区切りというより、まだまだ先へと続く通過点。立ち止まらずにここからまた1つ加速していくきっかけになるような、ということをイメージして曲選びも進めていきました。

【アルバム】蒼井翔太/Ø(ゼロ) 通常盤

――そういったところから、タイトルも “起爆剤”といった意味を持つ『DETONATOR』なんですね。

蒼井：そうなんです。直訳すると起爆剤なので、ちょっと激しいイメージもありますけど、最初に言った“きっかけ”を表現したいと思って、このタイトルを選びました。前のアルバムが『Ø』（ゼロ）だったので、今回はその次だから１になるわけですよね。だから、改めてここで新しく蒼井翔太を知ってほしい、という想いも込めています。
　
新しい蒼井翔太を提示することはもちろんですけど、「名前は知ってるけど、どういう楽曲を歌ってるんだろう」と思っている方に「これが蒼井翔太だ」というものを見せたい、という気持ちです。
　
蒼井翔太を新しく知ってもらうきっかけもそうですけど、このアルバムが人生を動かすような、何かしらのきっかけになってほしいなという想いもありますね。
　
僕自身、この業界に入っていろいろな人に出会って、歌うきっかけをもらったことでさまざまな蒼井翔太を見せていくことができた。僕の中で、きっかけという言葉はすごく大きな意味があるものなので、皆さんにとってこのアルバムがそういった何かきっかけの1つになればいいなと思います。

――そんなニューアルバム『DETONATOR』には、9thシングル『Eclipse』から13thシングル『give me ♡ me』までのシングル表題曲やデジタル配信のみだった『PSYCHO:LOGY』のほか、新録が5曲と全12曲。かなり盛りだくさんの内容ですが、まずは新曲中からリード曲になっている「Freestyle Lover」について、教えてください。

蒼井：「Freestyle Lover」は、最初に聴いた時「これは蒼井翔太を物語っている」と思ったくらい、イメージがすごくぴったりハマった曲。

サビにある「今 君らしく僕らしく輝け」というフレーズは、蒼井翔太が今1番打ち出したいことなんですね。周りに振り回されず、自分らしさをしっかりと持つこと。そういった僕自身の目標はもちろん、“Freestyle”という言葉もサウンドに縛られない蒼井翔太という表現の自由さ、というものを表してくれているなと思います。

自己表現って楽しいようで意外と地獄だったりもするんですよね（笑）。すべての方に受け入れられるかといったらそうでもないし、自分自身を認めてもらうことは、人生の中で1つ、どんなものよりも大きい壁だったりするじゃないですか。

それでも自分を信じて、みんなの声を信じて、自分を愛していく。それは僕に限らず、みんなそうだと思うので、その自分のフリースタイルを大事にしていこう！という想いを強く込められたのかなって。共感してもらえる部分もあるんじゃないかなと感じています。