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秋アニメ『16bitセンセーション』古賀 葵(秋里コノハ役) インタビュー【連載第3回】

秋アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』第2話放送後インタビュー:古賀 葵さん(秋里コノハ役)|出演者を悩ませる時代によるアクセントの違い、コノハのサバイバル能力の高さにも驚いた第2話【連載第3回】

若木民喜さん、みつみ美里さん(アクアプラス)、甘露樹さん(アクアプラス)が原作の同人誌『16bitセンセーション』にオリジナル要素を入れ、新たな物語にしたTVアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』。アニメイトタイムズでは、現代と過去が入り交じるSF要素も加わった本作について語るインタビュー連載を実施中! 

連載第3回は、1992年にタイムリープしてしまった現代のイラストレーター・秋里コノハを演じる古賀 葵さんに第2話について語ってもらった。

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16bitセンセーション ANOTHER LAYER
秋里コノハは美少女&美少女ゲームが大好きなイラストレーター。超人気絵師になることを夢見て美少女ゲーム制作会社で奮闘しているものの現実はうまくいかず……、ソシャゲ全盛期の現代に会社は傾き、コノハはサブのイラストレーターとしてモブキャラの後ろ姿を塗る日々を過ごしていた。ある日、ひょんなことから過去の名作美少女ゲームをゲームショップの店主から譲ってもらうことに。美少女ゲーム黄金時代に思いを馳せ、『同級生』のパッケージを開くと突如まばゆい光に包まれ、気づくとコノハは過去にタイムリープをしていた!行きついた先は1992年!世は美少女ゲーム黎明期!アルコールソフトという会社で働くことになったコノハは、美少女を想い、美少女を描き、美少女を創りあげていけるのか!?圧倒的な美少女への愛でお送りする、ひとりの少女の物語――『じゃ、始めるね!』作品名16bitセンセーションANOTHERLAYER放送形態TVアニメスケジュール2023年10月4日(水)〜2023年12月27日(水)TOKYOMXほか話数全13話キャスト秋里コノハ:古賀葵六田守:阿部敦下田かおり:川澄綾子上原メイ子:堀江由衣六田勝(てんちょー):伊藤健太郎五味川清(キョンシー):福島潤山田冬夜(やまだ・とうや):...

出演者を悩ませるアクセント問題

――第2話で、メイ子(CV.堀江由衣)たちがビルで働いているシーンがありましたが、それを見てどう思いましたか?

古賀 葵さん(以下、古賀):これも結構リアルなんだろうなぁと感じました。原作にもよく出てきていましたよね。こうやって大きなパソコンが並ぶ会社は実際見たことがないので、こういうところからゲームが出来上がってきていたんだなとびっくりしましたし、やっぱりすごいなと思いました。

あと第2話では、この時代の絵の描き方が出てくるんですけど、ドット絵で16色しかないって「嘘でしょ!?」ってなりますよね。今はどんな色だって使えるし、ドット絵でもないし、すごく便利になりましたけど、そうなったのもこの90年代があったからなんだと分かりすごく熱くなりました! パソコンも今は小型になりましたよね!

――容量も、今は小さなメモリーカードでも1TB入りますからね(笑)。第2話では、フロッピーディスクが出てきましたが。

古賀:ゲームも1枚じゃデータが入り切らなかったんですよね? 便利な時代になったな~と思いました(笑)。

――そもそも、古賀さんは90年代には、どんなイメージを持っていましたか?

古賀:ちょうど私は生まれた頃ですからね……。携帯電話が出てきたくらいでしょうか? 家に固定電話があったけど、今の一人暮らしの方って固定電話がないじゃないですか。そういうところも全然違うし、そもそも携帯電話がスマホになっていることを考えると、ものすごい進化ですよね。

――90年代前半はポケベルが主流で、その後PHSから携帯電話に移っていく感じだったと思います。今は、リバイバルみたいなムードもあると思うのですが、それはいかがですか?

古賀:お洋服とかもそうですよね。90年代とかに流行っていたものが最近また流行りだしたり。

音楽も、お父さんお母さんが聴いていたような曲を若い人たちが聴いて、そのカルチャーを真似したり、レコードも最近またブームになっているので流行ってすごいなと思います。

――あと、カセットテープとかも流行っていますからね。だからTVアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』って、今の時代にすごく合っている気がするんです。90年代の秋葉原の街並みだけでも、ノスタルジーと新鮮さを感じられると思いますし。

古賀:そうですね! 若い人が見たらいろんな発見があって面白いと思います。

――では、第2話で印象的だったシーンを教えてください。

古賀:ここからパソコンの話が出てきて、ゲーム作りになっていくんですけど、最近って「プログラマー」って平板(の発音)で言うけど、昔は「プログラマー」って後ろにアクセントがあったんじゃないかという話になったんです。イントネーションをどうするのか問題が出てきたのが、第2話くらいからだった気がします。音響監督さんが当時のアクセント辞典を持って来てくださって、当時のアクセントを再現しながら録りました。

――今はほとんどのカタカナのアクセントが平板化しているかもしれないですね。

古賀:そうなんです。だから当時はもっとアクセントがあったのではないかと。コノハちゃんは今の発音だからいいんですけど、アルコールソフトの皆さんは、昔風に言う感じでした。だから、「どっちだっけ?」となりながら録っていて(笑)。

あと、コノハはタイムリープと言うけど、守くん(CV.阿部 敦)たちの時代はみんなタイムスリップって言うとか。アクセントや言い方にはこだわっていましたね。

――それにしても、コノハはサバイバル能力があるというか。何もない状態から、いつの間にかアルコールソフトで働いていて、すごいと思いました。

古賀:確かに(笑)。自分がそうなっちゃったら、こんな風に考えられないです。発想の転換の仕方がすごいし、それと同時に2023年の女の子だなぁという感じはしました。「うわあああ」って動揺するだけでなくて、すぐに「ここで絵師になったら超売れるんじゃね!」となるところが、流石コノハだなって。

――実際に「コノハ、無双じゃない!?」って言ってましたしね。基本、前向きですよね。

古賀:そうなんですよ。凹んだり落ち込んだりすることはあるけど、上がっていく瞬間がまた素敵なんです! きっとそういうところに、守くんも感化されていくんじゃないかなぁ。

――コノハは結構守に情熱をぶつけますからね。原作に登場していたアルコールソフトの面々が、しっかりストーリーに出てきたことは、どう思いましたか? 

古賀:こういう風に出てくるんだ!と驚きました。タイムリープをした先にいるというのが新鮮だったし、原作を知っている方もアニメと原作でストーリーが違う部分を楽しんでもらえるんじゃないかなと思いました。

――コノハを出したことで、ちゃんと今の子も楽しめるようになっているんですよね。コノハが現代の技術や感覚を知っているから、当時を懐かしむ層だけが楽しめる作品ではなくなっているところが素晴らしいなと思います。

古賀:原作を読んだときは、こんな時代があったんだ!っていう感じで読んでいたのですが、アニメはタイムリープもの。よく練られているなぁと思います。

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