音楽
栗林みな実「47栗ツアー」ツアーファイナル公式レポ―ト

栗林みな実さんの47都道府県ツアー「栗林みな実 LIVE TOUR 2023 “voice trajectory”」ツアーファイナル公式レポートが到着!

2023年8月19日(土)からスタートした栗林みな実さんの47都道府県ツアー「栗林みな実 LIVE TOUR 2023 “voice trajectory”」。

このたび、12月3日(日)に、東京・新宿BLAZEで開催された本ツアーのツアーファイナル公式レポートが到着しました!

「栗林みな実 LIVE TOUR 2023 “voice trajectory”」ツアーファイナル公式レポート

「会いに来てくださって、ありがとうございました!」
「清々しい、やり切った気持ちをくださってありがとうございました!」

栗林みな実は最後のMCでこのように語った。

「みんなに“ありがとう”を伝えに行きたい」という彼女たっての希望で実現した今回のLIVE TOUR。彼女の歌声、MCで発せられた言葉を聞いて、各会場、そしてツアーファイナルに集まった全ての観客は彼女に対してこう思ったのではないだろうか。

「こちらこそ、来てくれてありがとう!」と。

ステージに立つ栗林みな実、会場に集まったファンも、お互いに「ありがとう」の気持ちを持ってこの会場に集まっている。だからこそ、温かくもあり、清々しくもあり、そして居心地の良さを存分に感じることができるLIVE TOURだったのではないだろうか。

2023年8月19日(土)からスタートした『栗林みな実 LIVE TOUR 2023 “voice trajectory”』が2023年12月3日(日)東京・新宿BLAZE公演でファイナルを迎えた。8月から12月にかけて全国47都道府県を全て周り、全48公演を行った。

ツアーがスタートした今年の夏は、酷暑と言えるほど暑さであったが、ファイナルとなった12月3日の東京・新宿はダウンを着る人がいる程の寒さがあり、このツアーの期間で季節の移り変わりを感じさせる。それほど長い期間に渡ってツアーを行っていたことを感じることが出来た。

そしてファイナルとなる東京公演と大阪公演ではバンドセットでのLIVEが展開されることとなっていた。

開演時間が迫ると、会場には超満員の観客が集まり、今か今かと栗林みな実の登場を心待ちにしている。そして開演前に流れているBGMが大きくなるにつれ観客から歓声と拍手が湧き起こる。“マロンブラザーズ”と栗林自身が命名したバンドメンバーが登場し、演奏が開始されると、続けて、黒と赤を基調としたドレスのような衣装の栗林みな実が登場。スタートから会場のボルテージが一気に上昇した。

ファイナル公演のスタートに彼女が選んだ曲は「LEAP」。ツアーの最初の1曲目でも披露したこの曲は、8月3日(水)に発売されたアルバム『LEAP』のリード曲でもあり、ツアーファイナルでもこの曲を選曲した。 アルバム『LEAP』はアニソンシンガー20周年を迎えた彼女の“過去への感謝”と“未来への希望”が詰まっている。そして今回の選曲もこれまでの20年分の感謝と、これからもよろしくお願いします・・・という彼女なりの挨拶のようなスタートから入ったのではないかと思えた。

集まった観客はイントロが始まると大歓声の後、持っていたペンライトを青色に光らせながら、一斉に振り出した。バンドの演奏と息のあった栗林みな実の歌声に観客は魅了されつつ、興奮した様子をペンライトに託して振っているかのようであった。

ここから続けて、バンドスタイルだからこそ、よりグルーヴや疾走感を感じる曲を続けて披露する。2曲目は「ZERO!!」。栗林の歌声と弾ける笑顔に引っ張られ、観客の笑顔も弾けていた。続けて「残酷な夢と眠れ」ではバンドサウンドで、よりクールに歌う栗林の格好良さが引き立つステージングになっていった。

3曲連続で披露すると観客に大歓声が巻き起こる。
ここで本日初のMCが入る。

栗林の「ただいまー!」と言う言葉に、「おかえりー!」と元気に返答する観客。
このやり取りが凄く微笑ましくも温かさを感じる。

これ以降のMCでも栗林と観客のやり取りは、アーティストとファンというより、友達・仲間・・・それ以上の家族のような温かさを感じた。会場が一家団欒のような温かさや安心感を与える空間になっていた。栗林みな実のファンを「栗家族」と呼ぶ意味がより理解できたやり取りであった。

もちろん、その家族の中心には栗林みな実が存在しており、彼女の温かさや優しさが会場全体を包むからこそ居心地の良い空間になっていたのだと思わずにはいられない。

MCが終わると、アニメ『劇場版 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女』主題歌の「Just the truth」、更にアルバム『LEAP』収録曲「Prism Girl」、「♡に気をつけて。」と続けて披露する。同じ女性に対しての栗林のあらゆる想いが詰まった曲をまとめて披露し、時にはハートマークを作るなど可愛いらしいポーズなどをしながら、その流れで、「シュガー・シュガー・スパイス」を披露。ステージを歩きながら、笑顔でパフォーマンスする彼女に応えるかのように、観客も更に笑顔に溢れていった。

その後のMCでは、「栗林みな実のライブは、はじめての方も大丈夫だから!サイリウムの色とか動きも自由だから!」とライブ初心者にも優しい言葉をかけ、観客もそれに頷く。初心者大歓迎の温かさも持ち合わせている空間に、ほっこりせずにはいられなかった。

「バンドで演奏すると爽やか」と説明し、アルバム『LEAP』から「find oneself」を披露。ギターとピアノによる爽やかな音色と、彼女の歌声が合わさり心地良く広がっていった。続けて本日初のバラード曲となる「涙の理由」を歌い上げる。至極のバラードを歌い上げる栗林みな実に、観客はじっと彼女を見つめながら、その歌声を堪能していた。

「翼はPleasure Line」では一転して観客はサウンドに合わせて思い思いに身体を揺らしていく。サビでは会場全体でジャンプし、そしてそのまま“ジャンプ”つながりで「Love Jump」を披露。観客はコール&レスポンスに応えつつ、サビでの掛け声などステージ上にいる栗林みな実へ届けるかの如く一体となって声を出し、ジャンプする。その姿はまさに曲のタイトルである“Love Jump”しているかのようであった。

続くMCの最後で「(『マブラヴ 』という作品に対して)自分で初めて作詞・作曲を行なった曲」と紹介し、続く「divergence」を披露。『マブラヴ』のアバンオープニングテーマであるこの曲。栗林自身が、「登場キャラクター“鑑純夏”の思いに立って作った」と語り、キャラクターから発せられる気持ちを代弁するかのように歌いあげる。そんな彼女に引っ張られ、バンドメンバーの演奏にも熱が入る。その想いに観客は惹きつけられているようだった。

「Shining☆Days」ではサビで栗林が手を振ると、会場の隅から隅まで彼女に合わせて手を振っている。間奏ではバンドメンバーを紹介し、各メンバーが全力でソロを披露する。すると各メンバーに対して観客が応援するかのように盛り上がっている姿が印象的であった。「Rumbling hearts」ではイントロで大歓声が巻き起こり、サビでは栗林が観客席に途中マイクを向けてコール&レスポンスを行い会場全体が全力で楽しんでいるようであった。

しかし、一方で曲の終わり頃には、どこか寂しそうな栗林みな実の表情が印象的であった。そうこのLIVEも終わりが近づいていることを感じさせた。この日2曲目となるバラードナンバーである「ふたりきりのプラネタリウム」では時には笑顔を見せつつも、刹那そうな表情も垣間見せながらこの曲を歌いあげた。

MCでは、「ありがとうございます」「みんなの笑顔を見られて、歌手になれて良かったです」と伝え、昨年から色々と動き出したときの苦悩や悩んだことなど、思いの全てを涙ながらに観客に向けて話した。観客もその思いを受け取ったのであろう、彼女と一緒に涙を流していた。

ただ、栗林はこのツアーを通じて、結果「みんなに会いに行って本当に良かった」「宝物を頂けた気がします」と清々しい気持ちになったことを打ち明けると、この日1番の声援と、そして1番の温かい拍手が巻き起こった。

そして本編最後の曲に選んだのはアルバム『LEAP』から「voice again」。
アニソンシンガーとして20年間活動しながら考え過ぎたり悩んだりしたことがある中で、辿りついたことを楽曲に表現したというこの曲。その声が、その思いが、先ほどのMCと重なり、観客は涙を流しながらも彼女の歌を体感しているかのようであった。

これで本編は終了。
しかしこれで終わりのはずがない。
観客席から「アンコール」の声が響き渡る。

数分続いたあと、ステージの照明が明るくなり、本ツアーのTシャツを着た栗林みな実が登場した。ここで事前に募ったリクエスト曲で最多得票した曲をアカペラで披露することになった。ツアーの締めくくりとして選ばれた曲は「かがやく時空(とき)が消えぬ間に」。

栗林みな実自身、そして観客全員の思いを反映したような歌詞が心にスッと入ってくる。このとき、この日、このライブ、そしてこのツアー・・・まだ終わって欲しくないという思いがストレートに伝わってくるアカペラであり、会場ではまた込み上げるものが溢れ出ている観客の姿が多く見受けられた。

アカペラが終わると、バンドメンバーが登場し、花束が栗林に贈呈された。また一緒にツアーを回ったマネージャーからの手紙を読み上げ、感動している彼女の姿を見届けることが出来た。

ここからラストスパートが幕を開ける。
次の曲が始まると地鳴りのような歓声が起こる。披露したのは「dream link」。オレンジ色のペンライトを光らせながら、歌声とサウンドに身を預けると、続く「STRAIGHT JET」では、栗林のハンズアップに合わせて観客が呼応していく。涙もあれば、笑顔も溢れている。

そして最後のMCにて皆への冒頭の言葉を述べたあと、「みんな一緒に歌ってね!」という言葉と共に「Precious Memories」を披露。この曲はツアー初日でも最後に披露した楽曲である。直訳すると“大切な思い出”。そうこのファイナル公演、そしてこのツアー全てが栗林にとって、各会場に集まった全ての観客にとって大切な思い出になったことは間違いない。この曲を披露しながら、栗林はステージを移動しながら歌い、観客1人1人の顔を確認していったかのようであった。今日この日の思い出を焼き付けるかのように・・・。
そしてサビでは全員が栗林と一緒に手を振り、呼応していった。

演奏が全て終了すると、栗林とバンドメンバーはステージ前方に一列に並んで挨拶すると、最後は「またねー!」「ありがとう!」「気をつけてね!」といつものような挨拶を観客にし、夢の47都道府県ツアーは終幕した。

いつものような挨拶をしたのにはわけがある。必ずまたどこかで再会できるからである。そのときも「栗家族」は、お互いを温かく迎えて、お互いを優しく包み込むに違いない。

また、今回のツアーファイナル公演の映像化が決定した。
詳細は後日発表となる。

Photo by ⻘木早霞(PROGRESS-M)

セットリスト

01.LEAP
02.ZERO!!
03.残酷な夢と眠れ
<MC>
04.Just the truth
05.Prism Girl
06.♡に気をつけて。
07.シュガー・シュガー・スパイス
<MC>
08.find oneself
09.涙の理由
10.翼はPleasure Line
11.Love Jump
<MC>
12.divergence
13.Shining☆Days
14.Rumbling hearts
15.ふたりきりのプラネタリウム
<MC>
16.voice again
 
【ENCOLE】
※リクエストアカペラコーナー「かがやく時空(とき)が消えぬ間に」
17.dream link
18.STRAIGHT JET
19.Precious Memories

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