冬アニメ『月刊モー想科学』連載第4回：ジロー役・山本和臣さん｜ミュージカル回だった3話「こんなの理論的に考えても仕方ないですが、なぜ踊るのかと（笑）」

みなさんがツッコんでくれることで初めて成り立つ作品

──ジローは悪い気をまとった人やモノを浄化したり、病気や怪我を治癒したりできるヒーリング能力の持ち主です。山本さんにとって、ヒーリング効果となっているものはありますか？

山本：いま癒しになっているものはペットですね。犬と猫を飼っているのですが、犬をマッサージしているときは特に癒されます。外に出かけるとき「行ってくるね」と声をかけると、必ずこちらに向かって、お腹をワーッと見せてくるんですよ。それで、モフモフして出かけるのが遅くなる（笑）。いやぁ、もう幸せですね！

──モフモフ、いいですね……！

山本：あと、最近興味が出てきたのは音。鳥のさえずりとか森林のわさわさって音、あとは鐘の音とかを聞きながら、「自分はどれで癒やされるんだろう」と試しています。色々と探している最中ですね。

──音に興味を持つようになったきっかけは？

山本：きっかけと言うほどではないのですが、僕はすごく睡眠を大事にしていて。寝る時は、できるだけいい状態で寝たいんです。だから、癒しの音があればもっと良質な睡眠を得られるんじゃないかと思ったのが、試すようになった理由ですね。

──なるほど。ジローは10歳でありながら、『月刊モー想科学』編集部でアシスタントとして働いています。もし山本さんが月刊誌で連載企画を立ち上げるとすれば、どんな内容にしたいですか？

山本：最近、ちょっとカメラにハマっていまして。近年キャンプもはじめたので、色々なキャンプ場にペットと一緒に行って、風景やその様子を写真に収めるという連載をやってみたいです。

基本的に文章を作るのがあまり上手ではないので、そういう「画」を中心に表現できるもののほうがいいかも。写真を掲載しながら、「ここはよかった」「こういう気持ちを込めて撮りました」みたいな紹介をしたいですね。できるだけ、みなさんに有益なことをお伝えしたいです！

──写真を撮るのは前から好きでしたか？

山本：iPhoneで写真を撮るとかはよくやっていました。写真って、改めて見返したらその時の記憶や感情が蘇ってくるんですよね。あとカメラを買ったのは、もともと機械が好きで見た目に惚れたというのも理由のひとつです。実際に一眼レフカメラを購入してみたら、かなり奥が深くて。

フィルターにも色々な種類があって、例えば光がぜんぶ星形みたいになるものもあるんですよ。ああいうのを見ていると、イルミネーションとかを撮影してみたいなという意欲が湧いてきます。今ではレンズやフィルターなども買うようになって、楽しくて仕方ないですね。

──自分で撮影したものなら尚更、「あのときはこういう気持ちで撮っていたな」「こういう思い出があるな」などを思い返せそうです。

山本：ですね。自分で撮った写真を見たら、そのときどういう表現をしたかったのか、何を撮りたいと思っていたのかが鮮明に蘇ってきます。

例えブレブレの写真であっても思い出せるんじゃないかな。写真を撮る楽しさを覚えてからは、「出かけよう」という気持ちが前よりも湧くようになりました。イルミネーションなど、色々と撮ってみたいです！

──次回放送される4話の見どころを教えてください。

山本：タローさん・ジローくん・ゴローさんの関係性がどんどん深まっているのが感じられる回だと思います。

みんながお互いを理解しようとしている距離感、親睦を深めようとしている様子は見ていて、すごく微笑ましいですね。まぁ、全体的にはシュールな回なんですけど（笑)。

まずはフラットな気持ちで見て欲しいですが、見返す時は、やすこちゃんという女の子に注目していただければと。きっと「あの人は、何を言っているんだろう」って思うはずです（笑）。

まだ言えないんですけど、キャンプ場の方の声優さんも最高でしたね。終始カッコよかったですが、「いつ叫んでくれるんだろう」と内心は思っていました。あと、途中で出てくるマンドラゴラの声を白井悠介さんがやっていて、その声が個人的にはお気に入りです。

──またカオスな回になりそうですね（笑)。では、今後の見どころも教えてください！

山本：本作はツッコミどころ満載なアニメなんですよ。ゲストキャラクターの声優さんを含めて、今後も色々な意味でツッコミどころが盛りだくさんです。見てくださるみなさんがツッコんだり、反応したりしてくれることで初めて成り立つ作品だと思っていますので、一緒に参加しているような気持ちで楽しんでいただけたらと思います！

──本日は色々なお話ありがとうございました。最後に、今後本連載に登場予定の白井悠介さんに、何かメッセージをお願いします。

山本：以前、タローの気持ちに共感できるとおっしゃられていたという白井さん。そんなこと言わずに、ちゃんと働いてください（笑）。まぁ、本人はそう言っていますが、実際はいつも周りを見つつフォローしてくれるので、とても頼りにしています。この業界で働いてくださって、ありがとうございます！

──また、前回インタビューした土岐さんからは「ワンちゃんと一緒にドライブしましょう」っていうメッセージを承っています。

山本：おおっ！ こちらこそよろしくお願いします！ 本作の収録中にも「ペットを飼いたい」という話をしていたんです。ペットを飼うことが決まってから、いち早く連絡をくれました。めっちゃかわいかった！　まだ飼ったばかりでお出かけができないですが、大丈夫になったら一緒に遊びに行きたいですね！

TVアニメ『月刊モー想科学』作品情報

　
放送情報
2024年1月 放送開始
TOKYO MX：1月11日より毎週木曜日 23:30～
ＢＳ朝日：1月14日より毎週日曜日 23:00～

スタッフ
原作 馬谷いちご
監督＆キャラクター原案 宮脇千鶴
シリーズ構成 金杉弘子
キャラクターデザイン 廣田 茜
プロップデザイン　志村錠児
色彩設計 佐藤 直
美術監督 縫部文江
撮影監督 佐藤 敦
編集 小守真由美
音楽 立山秋航
音楽制作　ポニーキャニオン
音響監督 納谷僚介
音響効果 小林亜依里、野崎博樹
製作 モー製作委員会
アニメーション制作 OLM　Team Yoshioka

キャスト
タロー・Ｊ・鈴木：石井孝英
ジロー・田中：山本和臣
サブロー：白井悠介
ゴロー・佐藤：土岐隼一

キャサリン・スー：釘宮理恵
エドワード・チー：杉田智和
パーチ：古屋亜南
ノイン：井上雄貴
ナンシー：斎藤千和

ロック：西村知道

　
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公式Ｘ（＠MOH_scientific）　https://twitter.com/MOH_scientific

(C)馬谷いちご/モー製作委員会