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『東京リベンジャーズ(東リベ)』マイキーこと佐野万次郎の魅力と闇落ちの理由に迫る!

『東京卍リベンジャーズ』無敵のマイキー――カリスマ総長・佐野万次郎の魅力と闇落ちの理由に迫る!ストーリーと共にご紹介!

三天時代(*重要なネタバレが含まれます!ご注意ください)

タイムリープ先は“三天時代”

 タイムリープした先は今までの12年前ではなく、10年前。タケミチも高校生になり仲間たちそれぞれが成長していました。そんな仲間たちの姿を見たタケミチは、1人でマイキーを救うことを心に決めます。

その頃のチームは、港区を拠点とした総代・寺野南(サウス)が仕切る「六波羅単代」、新宿を拠点とする首領・瓦城千咒が仕切る愚連隊「梵(ブラフマン)」、渋谷区を拠点とする総長・マイキー率いる「関東卍會」。この3チームによる三つ巴の均衡状態、“三天時代”になっていました。

 

タケミチの梵(ブラフマン)入り

タケミチがドラケンに直してもらった、マイキーにもらった“バブ(CB250T)”に乗っている中、六波羅単代に遭遇します。そこで六波羅単代はドラケンをスカウト。そこに現れるブラフマンはタケミチをスカウトします。しかし警察が騒動に駆け付けたため結論は出ないまま解散に。

帰宅したタケミチは、実はドラケンは既にブラフマンに入っていた事を知ります。また、“悪い大人”になろうとしているマイキーを“悪い大人”であるブラフマンがぶっ潰す、というブラフマンの目的と、タケミチの「佐野万次郎をぶっ飛ばす」という利害の一致から、タケミチはブラフマン入りを決意します。

 

タケミチの未来視

ブラフマン入りを決意したタケミチ。首領・千咒はタケミチを気に入り、買い物へ同行させます。なお千咒はこの時に、自分はかつて東京卍會・伍番隊副隊長を務めていた三途春千代と、ブラフマンNo2の明司武臣の妹である事を話します。

千咒と解散する際に預かったアイスの棒を受け取った時、一瞬、血だらけで倒れている千咒の傍らで自分が泣き叫ぶ光景を見たタケミチ。その後ドラケンの家で同じように一瞬見た光景が本当に起こり、千咒が死んでしまうのではないかと心配し始めます。

そんな中、千咒に相談があると呼ばれます。行先は千咒が「ずっと来たかった」遊園地。そこで千咒はブラフマンが大きくなる前に三天時代に決着をつけたい事を伝え、その際にタケミチと初めての“友だち”になります。

 

三天戦争

そんな中、手柄を取ろうと六波羅単代の隊員がタケミチを銃で強襲しに来ます。強襲の計画を知ったドラケンがそこへ駆け付け、タケミチ達を庇い、撃たれて亡くなってしまいます。

これをきっかけに六波羅単代がドラケンの“鎮魂歌(レクイエム)”を、と最終戦争(ハルマゲドン)をしに登場します。そこになんとマイキーまで現れ、三天戦争が始まります。

鶴蝶、灰谷兄弟、三途春千代、望月莞爾、斑目獅音といった元天竺の幹部メンバーが六波羅単代として戦う中、初代黒龍(ブラックドラゴン)の今牛若狭(ワカ)と荒師慶三(ベンケイ)はブラフマン大幹部として六波羅単代総代・寺野サウスと闘います。ワカとベンケイが劣勢になっていることを見かね、普段強さを隠していた千咒がサウスの相手になります。

 

ドラケンの死により発動する“黒い衝動”

 一方で、鶴蝶は一度本気でぶつかりたかったとマイキーに挑みます。ところがドラケンを失くし「もう…カラッポだ」と心が黒く塗りつぶされ“黒い衝動”を解き放ったマイキーは、鶴蝶を退け、サウスに向かって行き、最終的にサウスを殺してしまいます。

サウスに続いてタケミチまでも殺そうとするマイキー。タケミチは意識を失い病院へ搬送されます。この時マイキーの暴走を身を挺して止めたのは千咒。頭を下げブラフマンの解散を宣言し、ドラケンとサウスという2名の死者を出しこの三天戦争は終結しました。

 

“もう一人のオレ”と“最初の世界線” (*重要なネタバレが含まれます!)

 

最後の闘い「東京卍會」VS「関東卍會」!

マイキーを救うため、タケミチは自身を総長に、松野千冬をはじめ、かつての東京卍會の仲間たちと二代目「東京卍會」を立ち上げ、マイキー率いる「関東卍會」に宣戦布告をします。

闘いが始まり最初にタケミチが関東卍會親衛隊隊長の鶴蝶を殴り飛ばし、士気の上がった「東京卍會」メンバーはそれぞれ健闘します。それでも「東京卍會」50人対「関東卍會」500人。乱戦が続きました。

 

春千代の暴走を止めたタケミチ達

抗争の最中、鶴蝶に殴られ偶然線路に触れたタケミチは、列車を暴走させ敵味方関係なく皆殺しにする春千代の姿を未来視します。鶴蝶と共にそれを阻止することに成功したタケミチでしたが、途中春千代に切りつけられていた鶴蝶は列車を止めると同時に息を引き取っていました。その時に手伝ってくれたのは幼少期から共に支え生きてきた黒川イザナ。鶴蝶の死は辛いですが、最期にまた2人の絆を見る事ができ、心があたたまると共に涙無しには見られませんね。

列車が止まった後、この春千代の暴走を止め、タケミチに力を貸したのが「聖夜決戦編」でマイキーに倒された元十代目黒龍総長・柴大寿でした。バイクで豪快に登場し、残った「関東卍會」の隊員たちをどんどん倒しタケミチに道を開けていく姿は爽快ですね。

 

マイキーにたどり着くタケミチ

そして遂にマイキーにたどり着くタケミチ。たどり着いたタケミチに奮い立たされた仲間たちが「東卍!東卍!」とかけ声を挙げる中、マイキーはまた“黒い衝動”に蝕まれていきます。

“黒い衝動”に突き動かされたマイキーは、敵味方関係なく攻撃を始め、皆倒されてしまいます。

そんな中、絶対負けられない、自分だけがマイキーを救えるんだ、とタケミチは諦めずに立ち上がります。しかしタケミチは既にボロボロ。“無敵のマイキー”を前に目もかすれ耳鳴りもひどい中、突然直近の未来視が出来るようになります。

未来視のおかげでマイキーの攻撃をよけられるようになったタケミチは、何があったのか、2年前に現代へ戻るときと別人になっていることを問いただすことができました。そこでマイキーは“三天戦争”にワカから教えられた事実と“黒い衝動”の正体を遂に打ち明け始めます。

 

最初の世界線とマイキーの死

 マイキーは“オレの呪い(黒い衝動)”は愛から生まれた。兄・佐野真一郎はタイムリーパーだと打ち明けます。

マイキーは小学生の頃、お気に入りのプラモデルで遊んでいる時に、階段から落ち頭を強く打ち、植物人間になってしまいます。それから4年、マイキーも中学生になった頃、マイキーは天国へ旅立ちます。遊んでいたプラモデルは真一郎が買ってきてくれたマイキーの憧れていた“コンコルド”でした。

――これが“最初の世界線”でした。

 

タイムリープと呪い

親が亡くなっていた佐野家では、祖父の家で、真一郎が親代わりになり弟妹にたくさん愛情をかけて育ててきました。そんな中、自分がプレゼントしたプラモデルが原因でマイキーが死んでしまった、と真一郎はずっと自分を責めてきました。

ある日、タイムリーパーと言われている路上生活の男の話を聞きつけ、藁をもすがる思いでその力を譲ってもらうよう話しに行く真一郎。弟を救いたいとお願いする真一郎に、「そんなこと」のために譲れないと拒否する男。更にその男は、タイムリープの力を“前の奴”を殺して手に入れたと言います。弟を救うことに協力しない男に逆上した真一郎は、同じようにその男を殺して力を手に入れます。男は死ぬ間際、「呪われろ!!呪われろ!!」と言いながら死んでいきます。

力を手に入れた真一郎は、早速タイムリープしようと試みますが何も起こりません。人を殺してまで手に入れた力なのに弟を救うことができなかった真一郎は、「あの日に戻りたい」と涙を流し、翌日橋の上から濁流に飛び込み自殺を図ります。

――タイムリープ発動

なんとそれがトリガーとなり、真一郎は事故の日の事故が起こる前にタイムリープしました。そして真一郎は、マイキーを事故のあった家から連れ出し、無事に事故のあった時間を過ぎる事ができたのです。ところがそれと同時に、人を殺して得たタイムリープの力には“黒い衝動”という呪いがかかっていたのでした。その後、その呪いにより、真一郎は自身のバイク屋で一虎に誤って殴られ、死んでしまいます。

“黒い衝動”という呪いは、このように真一郎のマイキーを助けたいという必死の願い、愛から生まれたものでした。

 

“黒い衝動”の被害者・春千代

 幼馴染だったマイキーと春千代。2人が小学4年生の頃、当時小学3年生だった千咒がマイキーのお気に入りのプラモデルを誤って壊してしまいます。それをとっさに春千代のせいにしてしまった千咒。するとマイキーは止めに入る場地を退き、春千代の口を引き裂いてしまいます。その上で「笑えよ春千代」と言う異常な状態のマイキー。

その夜、真一郎はどうしてそんな事をしたのかマイキーに尋ねると、自分でも何故あのようなことしたか分からないと打ち明け、春千代を傷つけたことを悔いていました。

千咒は三天戦争でサウスやタケミチを殴り続けた時のマイキーの“眼“が、春千代の口を引き裂いた時の“眼”だったとタケミチに打ち明けます。この時既に“黒い衝動”が発動していたのです。

 

マイキーの闇に向き合うタケミチと稀咲

 
真一郎に命を救ってもらった故に“黒い衝動・呪い”を抱えていたマイキーは、後に稀咲と出会い、全てをぶち壊したくなる衝動と付き合ってほしい、自分を導いてほしいと稀咲を頼ります。自分に必要なものは“闇”だと考えたのです。

一方で、タイムリープしてきたタケミチは稀咲とは真逆に“黒い衝動”に支配されそうになるマイキーを止めようとします。

もう“黒い衝動”に飲み込まれてしまおう、と稀咲を頼り自分であることを諦めようとしたマイキー。そこに突如未来から現れたタケミチ。結果マイキーはタケミチの“黒い衝動”に抗う方を選択します。実際「聖夜決戦編」の最後に、柴家をたぶらかした稀咲を「東京卍會」から追放しました。マイキーは一度は“黒い衝動”を止めようとしてくれるタケミチを信じ、“黒い衝動”に抗おうとしていました。

 

“黒い衝動”という“呪い”を背負ったマイキーの悲痛な声

 タイムリープと最初の世界線を打ち明けたマイキーは、真一郎は偶然公園で出会ったタケミチにタイムリープの能力を渡し、その数日後亡くなったと話します。

「真一郎がタイムリーパーを殺した事で生まれた“呪い”。それがオレの“黒い衝動”の正体…それは周りにも影響を与える」(コミック31巻274話)と告白するマイキー。そして、誤って真一郎を殴ってしまった一虎も多分そのせいであり“オレの背負った業”。この“黒い衝動”が自分を蝕み大きくなり抑えられそうになかった。だから仲間を突き放した。そうするしかなかったんだ。とマイキーは悲痛な胸の内を打ち明けます。

  

全てを知ったタケミチは

 全てを話してくれたマイキーにタケミチは、“二代目東京卍會はマイキーを救うために結成した”ことを話し、黒い衝動を思い切り解き放ってくれと言います。タケミチは「自分にしかできない」と、マイキー、そして黒い衝動に正面から向き合うことにしたのです。そしてマイキーも“黒い衝動”に身を任せることにします。

黒い衝動から救おうとした者は皆殺される、とタケミチをやめさせようと声をあげる春千代に耳を貸さずにマイキーに向き合うタケミチ。“黒い衝動”を解き放ったマイキーは最終的に刀でタケミチを刺してしまいます。

刺されたタケミチは、なんと自分から刀に身を引き寄せマイキーを抱きしめ「君は一生オレの友達だ。」「何度でも…やり直して…オレが…助けるんだ」(コミック31巻275話引用)と言い、タイムリープするから手を握ってくれと優しく訴えます。そしてなんと、救う事を絶対に諦めないタケミチの言葉の数々により、マイキーの呪いがとけていきます。

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