700万年の人類史から選ばれた最強の13人が神殺しに挑む！　最終闘争“ラグナロク”を制するのは神か、それとも人類か――『終末のワルキューレ』あらすじ＆魅力を紹介！【ネタバレあり】

神側代表にギリシャの長兄が参戦！

中華始まりの王VS冥府を統べる絶対王（コミック第16巻第64話まで）

「朕の進む先それすなわち道也」といい、中華の歴代皇帝が作る道を闊歩して闘技場に登場したのは第7回戦の人類代表・始皇帝。対する神側代表はポセイドンの仇討ちを狙う冥界の王・ハデスでした。

ハデスは弟（ポセイドン）の神器を取り込んだ槍で、刺突技「冥府の鉄槌（ルセポネ・カリコロン）」を放ち始皇帝に傷をつけます。続けて強力な技を繰り出しますが、始皇帝は「蚩尤鎧式・承力天鳳（しゆうがいりきしょうへきてんほう）」で技の威力をそのままハデスに返してみせます。

さらに、気の流れの要を読み、そこに空気の塊である息を吹きかけることで、技を乱しカウンターを決める「蚩尤鎧式波流亀（はりゅうき）」を決め、ハデスに重傷を負わせました。

始皇帝の強烈な攻撃を受け、彼を王として相応しいと認めたハデス。自分の胸を槍で斬り裂き、血を体に纏わせることで、空気の弾が当たるタイミングを察知できるようにします。さらに、ハデスの血は神器を強化することができ、より凶悪な武器を手に始皇帝へ襲い掛かります。

頼みの技が通用せず絶体絶命の始皇帝は、「神器錬成」した鎧を剣と変貌。ハデスの最強技「血が導きし曙光（イーコール・エーオース）」に対して、「蚩尤剣式・始皇燕斬（しこうえんざん）」を放つも左腕を失うことに。

悲痛な姿に観客から辞退するよう声が上がりますが、「王は惑わず、王は曲げず、王は頼らず、王は諦めぬ!!」と戦闘継続の意志を見せます。

そんな彼にハデスは「貴様と戦えたことは誇りに思うと」とこぼすと、再び最強技を放ちます。始皇帝は、片腕で己のすべての技を合わせた「蚩尤剣鎧式・始皇承力燕斬（しこうりょうりきえんざん）」を繰り出し、ハデスの武器を破壊して勝利。「ラグナロク」が始まって以来、初めて人類がリードしました。

試合結果

時間：12分57秒
決まり手：始皇承力燕斬
勝者：始皇帝

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人類史上唯一の魔法使いVS蠅の王（コミック第19巻第76話まで）

このままリードを広げたい人類は史上唯一の魔法使いと語られる科学者ニコラ・テスラを第8回戦の代表に選出。神側は、暴食の支配者にして、神々さえも忌み恐れる暗黒神・ベルゼブブに託すことに。

先に仕掛けたのはベルゼブブで、振動で敵を攻撃する禁断の技「暴食の堕天使（ソラト・ヴァウ）」を繰り出します。それに対してテスラは、自身が考案して作成した神器「超人自動機械β（スーパー・オートマトン・ベータ）」を身に纏い対抗。戦乙女・ゲンドゥルの生命力を超高圧電圧に変換した「プラズマパルスパンチ（PPP）」などで応戦しますが、実力差は圧倒的で追い詰められていきます。

しかし、反重力システムを駆使した「神々の監獄（ゲマトリア・ゾーン）」で反撃に打って出たテスラ。「ステラワープ」なる瞬間移動を使い、ベルゼブブへ大ダメージを与えることに成功しました。

その一方でハデスへの思いが引き金となり、ベルゼブブも覚醒。相反する力を掛け合わせることで、全てを飲み込む大技「虚神（カオス）」を繰り出し、競技場ごとテスラを消し去ろうとします。

攻撃を受けて立っているのがやっとな状態なテスラは最後の攻撃へ。片腕を相手の背後へワープさせて、前後同時にパンチを放つ「プラズマパルスパンチX（プラズマパルスパンチクロス）」を出します。でもその攻撃は届かず、ベルゼブブに胸を貫かれてしまうのでした。

試合結果

時間：18分06秒
決まり手：悪魔の双角
勝者：ベルゼブブ

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