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『スナックバス江』高橋李依&斉藤貴美子&宮本侑芽インタビュー

バス江ママを囲む会へいらっしゃい♡ 明美役・高橋李依さん、バス江ママ役・斉藤貴美子さん、天野小雨役・宮本侑芽さんが『スナックバス江』の魅力をゆるく熱く語り合いつつ人生相談? ママへの愛を叫ぶ

「落合福嗣くんに野球のフォームのレクチャーを」(高橋)

斉藤:侑芽ちゃんは小雨役だけじゃなく、兼役でありとあらゆるキャラクターを演じていて。侑芽ちゃんと侑芽ちゃんが会話していたりとか。

高橋:森田に泣かされた子とか。エロ漫画女性も(笑)。

──エロ漫画女性!?

斉藤:「感じちゃうわ!」って「侑芽ちゃん……!?」と。役者だわ、と思いました。

宮本:言いましたね!(笑) オーディションにもない役を演じられる機会は嬉しいです。

──他にもアフレコ中、印象に残っている出来事はありますか?

斉藤:私がすごく覚えているのが……第三話で明美があるものを、その人の名前を言いながら投げるシーン。ダグラス浜田に向けて投げるんですけども(笑)。

高橋:ああ!(笑) 結構リテイクが入ったところ!

斉藤:あの一言に、こだわりと情熱が詰め込まれています。落合福嗣くんまで出てきてね。「投げるときはここに力を入れて……」と投球フォームを教えてもらっていて。「あれ、スポ根のアニメだっけ……?」と(笑)。

高橋:「投球するようなイメージで」というディレクションを言われたときに「どうすれば良いんだろう?」とぼんやりと考えながら振り向いたら、落合くんがいて(笑)。フォームをレクチャーしてもらいました。

斉藤:あの時の李依ちゃんが可愛すぎて、ずっと心のアルバムにしまっています。私の中では愛おしさしかない場面でした。

高橋:監督の中で「こういう雰囲気を出してほしいんだ!」という、こだわりの一言がたまにあるんですよ。それが私の場合は「ダグラス浜田!」で(笑)。無事に良いものが録れたんじゃないかなと思います。

宮本:私は、監督のこだわりを咀嚼したり、自分自身のこだわりを持って演じられたりする李依さんを見て「すごい、かっこいい!」とずっと思っていて。

高橋:ええ〜!?(笑)

宮本:ロシア語が出てくる場面があるんですけども……。

高橋:ああ!(笑)

宮本:台本でもロシア語だったんですよ。李依さんは翻訳の音声を使ってずっと復習していて、かっこいいって。まるで外国語の教室のようになって……。

──ある時は野球部になったり、またある時は外国語の教師になったり。

斉藤:忙しいですね(笑)。あ、あとタイ語で歌ったこともあったよね。

高橋:タイ語もありましたね! 第一話冒頭の場面です。タツ兄がいつも歌う曲を明美が聴きすぎて「覚えちゃった」と。私はタツ兄だけが歌うのかと思っていたんですけど、明美が歌うとのことで、急いで覚え直して。現場で落合くんと譜割りを確認しあってました。

スタッフ:台本には「タイっぽい歌」としか書いていなかったんですよね。

高橋:そうなんです。後から別紙でいただきました。

斉藤:なかなか馴染みのない言葉だから大変だったと思う。でも、すっごく良い曲なんですよ……! 未だに頭に流れるくらい。きっと第一話を見てくださった皆さんも、音源が欲しくなるんじゃないかなと。

宮本:サントラが欲しいですね!

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──エンディングテーマはすべて声優の皆さんによるカラオケ、という前代未聞の仕様ですものね。

高橋:でもアニメ本編のものは、レコーディングスタジオで録ってないんですよ。全部アフレコ現場で録っていて。一方でエンディングテーマをまとめた「Cover Song Collection」アルバムは、後日改めてレコーディングしたフルバージョンの音源なので、聴き比べてもらえると嬉しいです。

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斉藤:個人的にはキャラクターでカラオケを歌う、というところが難しくて。私はおばあさんとして歌うという経験はさすがに初めてでした(笑)。

高橋:そうですよね!

斉藤:魔女や優しいお母さん、女王様とかはありましたけど……おばあさんで歌うのかと。ただ……個人的な話になりますけど、お世話になった方とご飯を食べているときに、「もう一杯飲みましょうか」となって入った場所がスナックだったことがあって。お客さんがお年を召した素敵な方々ばかりだったんですね。私がお世話になってる方も70歳くらいだったんですけど、「若い男が入ってきたー!」「早く入りなさいよー!」って(笑)。

遊び上手のおじいちゃま、おばあちゃまばかりだったんですよね。まあ歌もお上手で。皆さん譜面通りには歌わないんです。わざとちょっと遅らせてみたり、アレンジを効かせてみたり。まるで有名歌手のディナーショーに来ているかのような感覚になってしまいました。当時はコロナ禍の前だったんですよね。結局、そのスナックにハマってしまって、その後も通いました。

今回のアフレコで、その時のことを思い出して。あえて声を張らずに、楽なところで出すっていうのもポイントなのかなと。

──斉藤さんはスナックの魅力をご存知だったのですね。

斉藤:スナックは好きで、コロナ禍になるまではちょこちょこと行ってましたね。

──おふたりはどうですか?

高橋:この作品のアフレコが始まる前に、アニメでの美術モチーフとなったスナックに行ったんです。そこで初めて、スナックを体験させていただきました。

宮本:私は以前、巣鴨のスナックに連れて行ってもらったことがあったんです。その時がすごく楽しくて! 私は昭和歌謡曲が大好きで、両親ともよくカラオケに行くんですが「両親以外の(両親と)同世代のお友だちが出来た!」と。20代前半のときは、スナックは大人なイメージがありましたが、今は世代問わず楽しめる場所なんだなという印象があります。とても良心的だし、女性も多いし(笑)。憩いの場所なんだなと。

そして、その時にママと一緒にピンク・レディーを歌ったんですよ。楽しくて楽しくて! まさかお客さんだった自分が早くもママ側に回るとは思っていなかったので(笑)。その経験が活かせるように頑張りたいなと思っていました。

(C)フォビドゥン澁川/集英社・「スナックバス江」常連一同
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