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『スナックバス江』高橋李依&斉藤貴美子&宮本侑芽インタビュー

バス江ママを囲む会へいらっしゃい♡ 明美役・高橋李依さん、バス江ママ役・斉藤貴美子さん、天野小雨役・宮本侑芽さんが『スナックバス江』の魅力をゆるく熱く語り合いつつ人生相談? ママへの愛を叫ぶ

「いつかスナックを開きたいと思っていた」(斉藤)

──第一話はスナックでおなじみ、たまちゃん(玉袋筋太郎さん)がナレーションをされています。

高橋:めちゃくちゃ良い世界観でしたよね! 「大人だけの秘密の場」といった空気が導入にあふれています。あのお声の雰囲気は、声優にはできないものだと思うんです。「本当に素敵なお声だな」としみじみ感じ、それと同時に「すごい作品が始まったな!」とも思いました。

斉藤:アニメを観てくださる方の中には「スナックに行ったことがない」という人もいらっしゃると思うんです。そういう方も、スナックに行きたくなるんじゃないかなと。“プロの酒飲み”の私からすると(笑)、スナックってひとりで飲むのにも本当に良い場所で。ただお酒を飲みたいだけなら家でひとりで飲めばいいと思うんです。じゃあ、なぜ人は外で酒を飲みたいのか?と言えば「人を感じながら飲みたい」わけで。

高橋:分かります!

──コロナ禍を経て、それはより感じましたね。

斉藤:そうなんです。スナックの場合は、お客さん同士のクッションになってくれるママや従業員がいるんですよね。例えば、誰かが話している内容が耳に入ってきて、思わず笑ってしまったら「興味あります?」と声をかけてくれるとか。結局「お酒が好き」「人が好き」という共通の趣味を持った人たちがスナックにはいるわけで。そこから「アニメが好き」「ガンプラ好き」とか、どんどんと話が広がっていく。逆にママさんが「あのお客さんたちは合わないかもな」と思ったら、席を離してくださったり、仲介してくださったりと、裏でも気を使ってくれているんですよね。安心して飲める場所だなと、大人になってから思いましたね。

本当はふたりに「じゃあスナック行く!?」とバンバン誘いたいくらいなんですけども。本格的なコロナ禍が明けたとは言え、まだ皆さん気をつけて日常生活を送っている中だと思うので、なかなかお誘いできないのが心苦しいです。本当は私、スナックをやりたいという夢があったの。

高橋&宮本:えっ!?

斉藤:30代の時にね。そう思ってたの。

宮本:通っちゃう……!

高橋:ママに悩み相談したい!

斉藤:40歳になったらお店をやろうと思ってね。でも40歳になって生活が変わって、できていないんだけども。“スナック貴美子”を開いた暁には、おふたりにはぜひお手伝いに。

高橋:なんでもします〜!(笑)

宮本:ぜひ! フランチャイズします〜!

斉藤:「ママ、お腹空いたからなんか出してよ」「ここはお酒を出す場所だから牛丼屋でも行ってきな!」的なやりとりをしながら、ちょっと美味しいものを作って出す店というか。

高橋&宮本:かっこいい〜!

──今も「スナックを開きたい」という思いは……?

斉藤:あるにはあるんですけど、生活も変わりましたし、コロナ禍もありましたし。「安全・安心にできる」という確信が持てるまでは、自分で開くのはなと。だったら、自分がお世話になっている飲食店を応援したいなと思っています。とにかく人を感じながら、人と飲むのが好きなんですよ。

──その斉藤さんがバス江を演じるということに、なんだか運命的なものを感じます。

斉藤:この作品に出会えたことがとても幸せです。「フォビドゥン澁川先生、ありがとうございます!」って思っています。

バス江ママに聞きたいこと

──今回はバス江ママを囲む会。高橋さん、宮本さんが、バス江ママ役である斉藤さんに聞きたいことや、斉藤さん自身がバス江ママに相談したいことはありますか?

斉藤:あ、私はバス江ママに聞きたいことがあります。お酒っていろいろな人脈が生まれる最高のツールだと思っているんです。ただ困るのが初めて会った女性の方によく「私、いくつに見えます?」と言われるんですよね。

高橋:本当にあるんですね……!

斉藤:その瞬間に緊張感が走るんですよ。これは誰も得をしない質問だなと。若く見られたいのか、上に見られたいのかもわからないですし、もし上に見られたらショックを受けられるかもしれないし。「30歳に見えるけど、2、3歳下に言っておいたほうがいいのかな……?」と思っちゃうんですよね。そういうことを考えていると「め、めんどくせ〜! 知らんがな〜!」ってなります(笑)。きっとスナックでもそういうやりとりってあると思うんですよね。バス江ママだったらなんて答えるのか、先生に教えてもらいたいです! ふたりはどう?「いくつに見えます?」って聞かれたら難しくない?

宮本:「私はいくつに見えます?」って聞いちゃうかも!

高橋:おお!

斉藤:天才……!

宮本:どうだ、めんどくさいだろう、と! でも、バス江ママならではのうまい切り返しがありそうですね。

斉藤:そう! 年輪と貫禄と包容力で、ミラクルな答えを返してくれそうだなって。

──嫌味がなさそうですよね。

斉藤:そうなの! それもね、すごいところだと思う。

──おふたりはどうです?

高橋:やっぱり人生相談かなぁ。

宮本:20代のうちにしておくべきことは、とか。

斉藤:う〜ん。気づいたら過ぎてたから、今できることはやったほうが良い気がする。でもふたりはちゃんとしてるじゃないですか。

高橋&宮本:(声を揃えて)いやいやいや……。

高橋:人生、悩みだらけです。

斉藤:気にせず相談できる場所があったら良いよね。『スナックバス江』が、リアルに欲しい。ケラケラっと明美が一刀両断してくれて「まあ、いっか!」ってなりそう。

宮本:答えを求めていない場合もありますしね。ただ聞いてほしいというか。

斉藤:そうそう、女性は特にね。ふたりも何かあったら言って下さい。ご馳走しますから。

高橋&宮本:ママー!!!!!

肩肘張らずに、お酒を飲みながら楽しんでもらえたら

──それにしても、『スナックバス江』には本当に濃いキャラが登場しますよね。今後登場するゲストキャラも本当に豪華で。

高橋:勇者チームも登場したしね(笑)。

宮本:ネコチームも……。

高橋:ネコチームは原作でも人気のキャラで、誰にするのか、誰に演じてもらえるのか、かなり議論があったそうなんですよ。このインタビュー時点では、ネコチームだけアフレコをしていなくて。どなたが演じられるのかが楽しみです!

──では最後に、読者の皆さんに一言ずついただけたら。

斉藤:お酒が飲める方はお酒を用意していただいて、飲めない方はソフトドリンクを手にしていただいて、『スナックバス江』のカウンターに座っている気持ちで、ご覧いただきたいと思います。お楽しみに!

高橋:まさにその通り! そういう気持ちで見ていただきたいです。また、原作が好きな方にも『スナックバス江』がアニメ化したらこうなるんだ〜と新鮮な気持ちで楽しんでもらえたらと思います。肩肘張らず、期待もせずに(笑)、気楽にふら〜っと『スナックバス江』に立ち寄っていただけたら! 

宮本:お酒を飲みながら見てもらいたい作品だなって。これを機に、現地のスナックに足を運んでいただけたら嬉しいです。私も最近、スナックの扉を開いた人間なので、スナックの良さも伝わったら嬉しいなと思っています。

──宮本さんはスナックはその後も行かれているんですか?

宮本:そのスナックにもその後すぐに行きました! それと先日、旅行先でもスナックに行きました(笑)。2泊して、2日間連続で。しかも2日目に行ったときに、『スナックバス江』の話が出てきて!!

高橋&斉藤:おお!?

宮本:「漫画とか読みます?」という話になった時に「『スナックバス江』という漫画があってね……」と。思わずテンションが上がってしまいました! その時はただただ話を聞いているだけだったんですけども、スナック界隈でも人気があるようです。スナックをやっている方々にも見ていただけたら嬉しいなと。

──もしその方がなにかのきっかけでこのインタビューを見たら……。

宮本:「実はあの時の人だよ〜!」って(笑)。

高橋:見てくれたら良いよね!

斉藤:よし、そこに行こう! 旅行がてら、みんなでそのスナックに!

[インタビュー・逆井マリ]

『スナックバス江』作品情報

放送情報

2024年1月放送開始
TOKYO MX、HTB北海道テレビ、BS朝日にて

キャスト

明美:高橋李依
バス江:斉藤貴美子
山田:阿座上洋平
タツ兄:落合福嗣
森田:岩崎諒太
風間:福島潤

スタッフ

原作:フォビドゥン澁川 『スナックバス江』(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督・脚本・シリーズ構成・美術監督:芦名みのる
キャラクターデザイン・作画総監督:富山。
撮影監督:大久保潤一
音響監督:郷 文裕貴
音響効果:古谷友二
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:小鷲翔太
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:スタジオぷYUKAI

アニメ公式サイト
X (旧Twitter)

(C)フォビドゥン澁川/集英社・「スナックバス江」常連一同
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