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アニメ映画『デデデデ』内山昂輝さん(小比類巻健一役)インタビュー

内山昂輝さん演じる、可愛らしくて危うい少年の正体とは? 繰り広げられる「正義のぶつかり合い」に思わず困惑⁈ 映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』インタビュー

第66回小学館漫画賞、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞など多数の受賞を果たした浅野いにお先生の『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(以下、デデデデ)』がアニメ映画化!

主演に幾田りらさん、あのさんを起用し、脇を固める魅力的なキャラクターたちを入野自由さん、種﨑敦美さんなど豪華声優陣が演じる本作は、前章が大ヒット公開中、続く後章は5月24日(金)より公開となります。

ある日突然、侵略者が訪れた世界で、主人公の小山門出や友達の中川凰蘭が日常生活を営みながらも、徐々にサスペンス的な様相が見えてくる不思議かつ巧妙なストーリーと、浅野先生による独特な表現・セリフが特徴的な本作がどのように映像で表現されるのか、巷で話題を呼んでいます。

このたび、アニメイトタイムズでは、音楽やバンドが大好きで、いろんなものに感銘を受けやすい男子・小比類巻健一を演じる内山昂輝さんにインタビュー。

一見、どこにでもいるような普通の男の子である小比類巻は、物語が進むに連れて大きな変化をしていくキャラクターです。

学生時代を振り返りながら、難しい役どころを演じた内山さんのお芝居の工夫やキャラクターへの印象。複雑かつ中毒性のある物語構造やストーリー展開についてや、内山さんが本作から受け取ったメッセージなど、たっぷりと語っていただきました。

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
3年前の8月31日。突如巨大な『母艦』が東京へ舞い降り、この世界は終わりを迎えるかにみえた──その後、絶望は日常に溶け込み、大きな円盤が空に浮かぶ世界は今日も変わらず廻り続ける。友情と初恋と終末と・・・2人の少女のディストピア青春日常譚!!作品名デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション放送形態劇場版アニメスケジュール前章:2024年3月22日(金)後章:2024年5月24日(金)キャスト小山門出:幾田りら中川凰蘭:あの栗原キホ:種﨑敦美出元亜衣:島袋美由利平間凛:大木咲絵子竹本ふたば:和氣あず未田井沼マコト:白石涼子大葉圭太:入野自由小比類巻健一:内山昂輝渡良瀬:坂泰斗中川ひろし:諏訪部順一小山ノブオ:津田健次郎イソベやん:杉田智和デベ子:TARAKO議長:竹中直人尾城:沢城千春須丸光:大西沙織宝田:松田健一郎三浦太郎:河西健吾荻野:こばたけまさふみスタッフ原作:浅野いにお「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊監督:黒川智之シリーズ構成・脚本:吉田玲子キャラクターデザイン・総作画監督:伊東伸高美術監督:西村美香音楽:梅林太郎アニメーション制作:Production+h.製作幹事・配給:ギャガ製作...

『デデデデ』の世界観を120パーセント楽しめる作品です

ーー原作を読んだ感想をお聞かせください。

内山昂輝(以下、内山):とても複雑な物語だと感じました。女子高生たちの平和な日常を描きつつ、そのそばには世界の破滅の危機が常に浮かんでいて、それでも日常は進んでいって……。

序盤はそのように進行していきますが、中盤以降には驚きの展開もあるので、どうやってこの複雑な物語が構想されたのか、非常に気になりました。練られた世界観と物語・キャラクター設定なので、さまざまな楽しみ方ができる作品だなと。

ーー物語の構想について、浅野先生に直接、質問する機会はありましたか?

内山:浅野さんはアフレコにはいらっしゃっていたのですが、直接お話をすることはありませんでした。

ーーそうだったんですね。原作からアニメーションになるにあたって、その構造も変化していくと思うのですが、内山さんの印象も変化しましたか?

内山:あの複雑な原作が見事にアニメ化されているなと。真正面から原作と向き合って作られていますよね。

母艦の描写であったり、兵器のデザインや表現、美術・背景などを含めて、『デデデデ』の世界観を120パーセント楽しんでいただけるアニメだと思います。

思春期の危うさをもつ小比類巻に、内山さんも共鳴する

ーー内山さんが演じる小比類巻についてもお聞きします。役が決定した際の感想と、彼へ抱いたイメージをお聞かせください。

内山:この原作をアニメ化するということ自体がチャレンジングな企画だと思っていたので、その仲間に加えていただいてありがたいことだなと思いましたね。

キャラクターに関しては、大きな変化を迎えるキャラクターなので、前半の高校生の小比類巻と、卒業後の小比類巻と大きく2つに分かれそうだなと。そこの変化をどうつけていこうかなと考えていました。

ーーどのような意識をされたんですか?

内山:見た目が変わるので、まずはその変化を意識しようと思いましたし、高校時代の彼はいろんなものに影響されがちで、まだ自分を確立していない。

それはでも、年相応ですよね。なので年代特有の可愛らしさや、多感な時期の雰囲気を表現できるように心がけました。

そこから、色々あって変化した後は「自分が信じる道に突き進んでいく」というキャラクターが必要なので、その2つを作っていきました。

ーー何かディレクションがあったのでしょうか。

内山:最初のアフレコ日に、「重要なのは小比類巻の変化で、ギャップを作っていかなければならない」というお話をスタッフの方々としました。僕も原作を読んで同じことを感じていたので、やはりと思いました。

収録が進んでいく中で、小比類巻が再登場する時にどのくらいの変化の度合いにするか話し合いました。僕が最初にテストで演じた際は、「闇の方へいきすぎている」と言われました。

なのでもう少し変化を弱めてみたり、微調整しながらスタッフのみなさんと作っていった感じですね。

ーー小比類巻は種﨑敦美さん演じる栗原キホと恋人関係で、前半で一緒にいるシーンもありましたが、アフレコもご一緒されたんですか?

内山:僕は『デデデデ』の収録は、基本ひとりでアフレコしていました。

途中、小比類巻が早口で捲し立てるようなシーンもあったので、そこのテンポ感で幼さを表現したり、高校生特有の危うさやアイデンティティの不安定さを意識しました。

ーーその小比類巻が持つ不安であったり、危うさは内山さんも共感できる部分があったのでしょうか?

内山:そうですね。高校生の頃は、色々なものに影響を受けやすいものですよね。例えば、好きなミュージシャンのインタビューを読んでそのまま真に受けたりして、その言説や人物を絶対視するということもあります。そこは共感できる部分でした。

ーー誰でも、小比類巻の気持ちが分かりますよね。内山さんも当時影響を受けた言葉はありますか?

内山:本屋で音楽雑誌などを読んでいた思い出はあるんですけど、特定のこの人、みたいなものは思い出せないですね。受け取ったのはいいけど全然影響を受けていないのかもしれないです(笑)。

何にも思い出せないです。受け取った情報に対して、納得しつつもそのまま素通りしちゃっていたのかな?

ーーなるほど(笑)。小比類巻の「みんなが言っているから」というセリフがありましたが、色んな情報が錯綜する現代社会で内山さんも「みんなの意見」が気になることはありますか?

内山:仕事の話でいうと、僕は運が良かったというか、今やっている声の仕事に関しても、元々子役のお仕事をしていて、流れ流れて声の仕事を専門にするようになったという経緯があります。

今、声優さんになりたい方が増えていると思いますし、夢を叶えて一人前になるために頑張っている方も多いと思うんですけど、僕自身はなんとなくやっていたらここまで辿り着けてしまったんですよ。

プロになるまでに大きな苦労をしたり不安になったりした経験があまりないので、「みんな」を意識することはあまりないですね。マイペースに生きてきてしまったなと思うんですけど。

ーー小比類巻とは少し違いますね。

内山:でも、自分の高校生の時を振り返ると、強く影響を受けるかどうかは別として、いろんなものをそのまま受け止めてしまうことがあったなと。

今は社会人になって、経済的な面でひとり立ちできている自信のせいなのか、考え方の軸のようなものがある。

しかし高校生だと、実家に暮らしていて使える時間もお金も足りなくて、なんかこう、寄る辺ない気持ちを感じてしまうのもわかります。

そういうときに、大人の言っていることや正しそうなことをそのまま受け取ってしまうのも共感できるので、自分とは違うけど納得できますね。

キホさんという彼女が、自分の好きな音楽を聞いて感想を言ってくれているのに素直に反応できない、あの痛さっていうのが、う〜ん……わかる……と思いましたね(笑)。

人との関係性の築き方や、彼自身との向き合い方を見て、わかるなぁという部分が多かったですね。

<次ページ:あのさん、幾田りらさんの演技について。内山さんのお気に入りキャラクターは?>
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