人間って素敵だよねって思える作品です――ドラマ『0.5D』を通して、佐田成弥役・和田雅成さん＆宇野大輝役・笹森裕貴さんが改めて考える“恋愛の在り方”【インタビュー】

俳優の和田雅成さん主演、笹森裕貴さん共演のドラマ『0.5D（れいてんごでぃー）』が、BS日テレ・テレビ神奈川・テレビ埼玉・チバテレにて2024年12月4日（水）より放送中。

菱山商事インターメディアコミュニケーション部営業二課係長・佐田成弥役、笹森さんは同部営業二課主任・宇野大輝役を務めます。総合商社菱山商事、インターメディアコミュニケーション部営業二課（通称イケメン部）で働く佐田成弥30歳（演：和田雅成さん）。イケメンで部署のエースでもある彼には、大学の後輩かつ会社の後輩でもある宇野大輝（演：笹森裕貴さん）しか知らない秘密があった――。

そこでアニメイトタイムズでは佐田成弥役・和田雅成さん＆宇野大輝役・笹森裕貴さんにインタビューを実施しました。作品を通して“恋愛の在り方”について改めて振り返り。一緒にお芝居をしていくなかで見えてきたというお互いの良いところについてなど、たっぷりとお話を伺いました。

いろんな愛の形を知ることができる作品

――まずはじめに、『0.5D』の脚本を読まれた際のご感想をお聞かせください。

佐田成弥役・和田雅成さん（以下、和田）：優しいなと思いました。今の世の中、本当にいろんな愛の形がありますが、その多様性というか。裏のメッセージとして「こういうのもいいんじゃない？」という問いかけがある作品なので。

宇野大輝役・笹森裕貴さん（以下、笹森）：僕は好きなものを素直に好きと伝えるのは結構難しかったりする世の中だと思うのですが、そういったことに対して「別に恥ずかしいことじゃないんだよ」というテーマが隠されているなと思ってすごい素敵な作品だと思いました。

和田：うんうん。

――和田さん演じる佐田成弥、笹森さん演じる宇野大輝、それぞれのキャラクター像についてどのように捉えていますか？

和田：僕の役はオンとオフの差がすごくあるキャラクターです。でも、それが上手くできていない不器用な人間だなと思います。

（佐田の場合は）オンとオフをしっかり分けないと、自分が自分としていられなくなるというか、そうしないと気持ち悪くなってしまうといいますか。ただ僕としてはオンオフを分けないでいると意外と楽な部分もあると思うので、佐田は自分を苦しめていたりするとも思ったんですよね。

笹森：僕が演じる宇野はめちゃめちゃ面倒見がいい人物で、ザ・できる後輩という雰囲気のなんですけど、裏では誰にも言わずに色んな気持ちを抱えています。

それが彼の中の美学じゃありませんが、ある種の生き方で、もしかすると誰よりも分かりにくいかもしれません。

和田：たしかにね。

――ご自身が演じる役と性格的に共感する部分あるいは似ていないと感じる部分を教えてください。

和田：僕でいうとオンとオフが自分ではないとは思っていて、多分プライベートでもこんな感じだし、無意識的に飾っている部分もあるかもしれませんが、そういった部分は似ていないと思います。逆に佐田のようにあれだけオンとオフの差があると「すげえな」って思いますね。

でも、その彼の“不器用さ”という面はいろんな方に共感されるんじゃないのかなと思いますし、僕も共感したところです。

笹森：僕は綺麗好きなところです。彼の部屋の中には結構植物があるのですが、僕も植物がすごく好きで育てているので、そういうところが似ているなと思いました。

（宇野は）性格的にめっちゃ優しい子なので、あれだけ人に優しくできたらいいなと僕も思うけど、なかなかできることではないから、宇野のようになりたいなと思う部分もありました。

――佐田は「フルーティーパンダ」という可愛らしいキャラクターが実は好きであるという設定があります。こちらにちなんで、ご自身の好きなものやよく集めてしまうものを教えてください。

和田：本当に僕は趣味が子供で、トレーディングカードをすごく沢山集めてます。あとは時計も集めてますが、

今はトレカがやばいですね。『遊☆戯☆王』や『ポケットモンスター』、あとは『ONE PIECE』が元々大好きなので、今は『ONE PIECEカードゲーム』をやっっっばいくらい集めてます（笑）。

――（笑）。たまにカード系の販売価格を見るのですが、1枚かなりの高値がつけられていますよね。

和田：（小声で）本当すごいですよ。

笹森：紙ですよね？

和田：紙じゃなくてステンレスでできてる。

僕も自分の好きなカードはプラスチックのケースにいれて飾ってますね……なんかすんません（笑）。

一同：（笑）

笹森：僕は先ほどの話と繋がりますが植物ですね。塊根植物っていう可愛い“パキポディウム・グラキリス”が家にいるんですけど。

和田：なんて？

笹森：パキポディウム・グラキリス。

一同：（笑）

笹森：（パキポディウム・グラキリスの写真を見せながら）めっちゃ可愛くて、幹がプクッとしててちょろっと枝が生えていて、冬になると冬眠するので今はもう葉っぱは枯れちゃいました。

冬場はあまり水を上げなかったりとか、温度管理がすっごく難しいんですけど、春になって葉っぱが生えて2年に一度花を咲かせるんです。ほかにもアガベというアロエみたいな多肉植物を育ててますね。