「愛」や「好き」が膨らむ場所。Aqoursとして皆さんの心に何か刻みたいーー『オダイバ!!超次元音楽祭フユフェス2025』逢田梨香子さん＆小林愛香さんインタビュー

トークパートでは知られざる逢田さんの一面が……？　ライブパートはファンの温かさを感じながら多彩な楽曲を披露

――昨年のご出演も含めて、このフェスでの想い出や、演奏曲やパフォーマンスについてなどの裏話を教えてください。

小林：逢田さんがいつもトークで、私たちが知らない情報をいきなりしゃべり出したりするので、「なぜ今までそんな一面を私たちに隠していたのだろう？」と毎回知ったり驚かされる場になっている気がします。

逢田：たぶん『ラブライブ！サンシャイン!!』としてのイベントだったら許されなさそうな話なのに、『オダイバ!!超次元音楽祭』ではなぜか許されています（笑）。

――後で怒られないんですか？

逢田：ステージで話している時は「怒られちゃうかも？」とちょっと心配になるけど、意外と皆さんの審査も突破していて（笑）。

小林：一度、事前にアンケートで答えた内容についてトークしているから、もう提出した時点で大丈夫だもんね。

逢田：でもトークが終わった後、楽屋に戻る時が怖いんですよね。「怒られちゃうかも!?」って。でも意外と大丈夫（笑）。だけどトークしている時は結構必死なんですよ！　緊張もしているし、更にバナナマンさんも目の前にいるから。いつも記憶にないです（笑）。

――ではライブパートになるとむしろ安心してパフォーマンスできると？

小林：私はそうですね。

逢田：ライブではファンの皆さんと積み重ねてきたものもありますし、安心してパフォーマンスできます。

小林：「ああしなきゃ！」みたいな焦りや邪念みたいなものはない気がする。

逢田：いい緊張感は持ちつつ、でも緊張しすぎず。皆さんの温かい応援を受けて、それをパワーにしてやれているので、安心感がすごくあります。

――これだけたくさんのアーティストが集結するフェスは、1アーティストにつき2～3曲のパフォーマンスということが多いですが、この『オダイバ!!超次元音楽祭』はそれぞれ多くの曲数が聴けるのが嬉しいです。

小林：確かに。

逢田：私たちがパフォーマンスできる時間も30分以上いただいて、更に極力MCも入れないようにしているので6曲くらい歌えます。

小林：できる限り、曲をお届けしようという気持ちで。

逢田：バリエーション豊かにいろいろな楽曲を歌わせていただくので、私たちを知らない方にも楽しんでいただけているのかなと思っています。

――毎回セットリストを決めるのも考えがいがありますね。

逢田：セットリストは私たち自身で決めています。今回の『オダイバ!!超次元音楽祭』は9人のメンバーのうち、私たち二人と（小宮）有紗ちゃんと（諏訪）ななかちゃんの4人での出演になりますが、Aqoursを届けられるセトリにしたいなと思っています。

――『オダイバ!!超次元音楽祭』はアリーナ会場でのライブだけでなく、後日TV放送で観られるところも大きなポイントですが、あとでオンエアをチェックされることはありますか？

逢田：私たちもリアルタイムで、SNSでの皆さんからの感想を見ながら放送を観たりしていますが、皆さんも一緒に盛り上がってくれているのがわかって嬉しいです。

小林：まず会場で見て、その後オンエアで観てと、二度おいしいフェスですよね。

逢田：このフェスの熱気が会場だけでなく、お茶の間にもお届けできるのは素敵なことですね。

――これまで『オダイバ!!超次元音楽祭』で歌った楽曲の中で印象深い曲を挙げるとしたら？

逢田：昨年は、今回の4人＋（斉藤）朱夏ちゃんの5人で、「スリリング・ワンウェイ」を歌わせていただきました。もともとAqoursのライブの定番曲でコールもすごくて盛り上がる曲なんですけど、昨年はステージに火柱が上がったり、めちゃめちゃカッコいい演出で歌わせていただいたので、とても印象に残っています。

小林：私は2021年に歌った「Fantastic Departure!」です。まだコロナ禍の真っ最中で、もがきながらも強いAqoursを見せられた楽曲を、ここで歌わせていただけたことは私たちにとっても大きなことだったと思えました。

――当日、出番までの休憩や空き時間はどのように過ごされているのでしょうか？　他のアーティストのところに遊びに行ったりされるのですか？

逢田：フェスとはいえ、楽屋がそれぞれ結構離れていて……。タイミングを見て、お写真を撮らせていただくこともありますけど。

小林：お時間が合わなかったり、がっつり交流するのは難しくて。でも今回はLiella!ちゃんもいるので、どこかでタイミングを見計らって、一緒に会って話せたらいいなと思っています。

――『オダイバ!!超次元音楽祭』の特長は、出演アーティストの幅広さと比例するようにお客さんの層も幅広いことだと思います。

逢田：確かにいろいろなアーティストさんが出演されているので、お客さんも普段の私たちのライブやイベントでは見られない感じもあります。アニメ好きの方とアニソン好きの方はちょっと違う気がするんですけど、フェス名の通り、次元を超えて一緒に楽しめるイベントはなかなかないので、こういった機会をいただけることはとてもありがたいですし、私たちも毎回頑張りたいと思いながらステージに臨んでいます。