
実写になってかわいさ倍増! スティッチ役・山寺宏一さん&リロ役・永尾柚乃さんが映画『リロ&スティッチ』のもふもふな魅力を語る【インタビュー】
山寺宏一&永尾柚乃にとっての“オハナ<家族>”とは
ーー先ほど「柚乃ちゃんの演技に泣かされた」と言っていましたが、声優の大先輩として、改めて永尾さんの演技の感想を聞かせてください。
山寺:柚乃ちゃんが演技派だということは、もはや誰もが知っていることですから。リロもバッチリハマるだろうなと思っていました。映像を観ていて、途中から柚乃ちゃんが声を当ててしまうことを忘れてしまったくらいです。マイア・ケアロハさん本人が話しているように感じました。これは、吹替としては理想的なんですよ。
ーーリロの姉・ナニ役のMOMONAさんはディズニー声優初挑戦。彼女の演技の印象はいかがでしたか?
山寺:気持ちが入った演技が、ナニにぴったりだと思いました。先ほど「柚乃ちゃんの演技に泣かされた」と言いましたが、正しくは「柚乃ちゃんとMOMONAさんの演技に」ですね。リロとナニの姉妹のシーンは、本当に感動的でした。
ーー山寺さんはアニメーション版に引き続き、スティッチ役を演じられました。実写で演じるにあたって、変えた部分はあったのでしょうか?
山寺:全くありません。アニメーションで表現したままのスティッチを演じました。もともとスティッチはクリス・サンダース(アニメーション版『リロ&スティッチ』の監督)が声を当てたキャラクター。クリスの発声法=スティッチなので、勝手に変えてはいけないんです。オリジナリティーを出すと、それはスティッチではなくなってしまう。今回もクリスの声を聞いて、同じように演じました。
ーー20年以上スティッチを演じ続けている山寺さん。演じていて感じる、スティッチのキャラクターとしての魅力はどこにあると思いますか?
山寺:暴れん坊なのにかわいい、というギャップだと思います。ヨダレを垂らしたり、鼻の穴に舌を突っ込んだり、汚いこともたくさんするじゃないですか。破壊のためだけに生まれたエイリアンですから。そんなスティッチが愛を知っていく姿が感動的で、物語の魅力につながっているとも感じました。
ーー永尾さんは、演じてみてリロのどんなところに魅力を感じましたか?
永尾:私は、リロの周りに流されないところが好きです。自分を持っていて、しっかり者ですし。とにかく全部大好きです!
ーー本作は“オハナ<家族>”の絆を描く物語ということで、お2人にとって家族とはどんな存在なのか聞かせてください。
永尾:本当にかけがえのない存在です!
山寺:今は妻と2人で暮らしていますが、本当にかけがえのない存在です。母はもうすぐ90歳になるのですが、僕が小さい頃から大好きなカレーを今でも作ってくれるんです。先日は一緒に野球も見に行きました。いつまでも元気でいてほしいですね。
ーー最後に、映画を楽しみにしている方に向けてメッセージをお願いします。
山寺:本当に心温まる、愛と家族の物語です。観終わった後、きっと元気になれると思います。ハワイの美しい風景もたくさん盛り込まれておりますので、ぜひ大きなスクリーンで観てください。
永尾:山寺さんの言った通り、心がポカポカ温かくなる映画です。大事に大事にリロの声を演じました。映画も、リロも、スティッチも大好きになってくれたら嬉しいです。
山寺:大丈夫。絶対にみんな好きになると思うよ!
[インタビュー/米田果織]
映画『リロ&スティッチ』作品情報
6月6日(金) 全国劇場公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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