音楽
「ルクール」1stワンマンライブレポート

型にはまらず、自分らしく生きて良い──独自の世界観に新たな魅力も加わった新曲2曲を初披露!「1st Oneman Live xxLeCœur」ライブレポート

「Love it out loud(“好き“を恐れるな)」をキャッチコピーに、現代社会で抑圧されがちな“本音“を音楽とパフォーマンスで表現する男装アーティストグループ「ルクール」。

2025年6月7日(土)アニメイトシアターにて、ルクール初のワンマンライブ「1st Oneman Live xxLeCœur」が開催されました。

ライブでは、独自の世界観を表現する歌唱&ダンスパフォーマンスに加え、ルクールのまだ見ぬ魅力も加わった新曲2曲を初披露! 会場がルクール一色に染まったワンマンライブの模様をお届けします。

会場は一気に「ルクール」に染まった

アニメイト池袋本店北館地下2階「アニメイトシアター」。初のワンマンライブを直前に控えた会場は、早くも詰めかけたファンによる熱気に満ちていました。

開演前に行われた、メンバーの仲睦まじい様子が伺える影ナレによって、会場に和んだ空気感が漂います。しかし、美しいピアノの旋律が流れ出すと空気は一変。青いライトを背にルカさん、リアムさん、アメさん、ルネさん、ノエさん、イヴさんが登場し、ついにルクール初のワンマンライブが開幕しました!

ライブのスタートを飾った一曲目は、デビューデジタルシングルの「ボナペティ」。煌びやかな衣装に身を包んだ6人によるパフォーマンスによって、会場は一気にルクールの世界観に染まります。ステージ全体を使った鮮やかなダンスで観客の心を鷲掴みにしました。

続くメンバー全員によるダンスパフォーマンスの後、シームレスに「グロッソラリア」がスタート。歌詞を体現する振り付けに乗せ、アメさん、イヴさんの力強いボーカルやノエさんの伸びやかなハイトーンなど、メンバーそれぞれの個性が光る歌声が曲を彩りました。

怒涛のパフォーマンスでファンを魅了した後は、この日最初のMCが。改めてルカさんから来場者へ感謝が伝えられると共に、観客に向かって恭しく一礼するルクールメンバー。自己紹介を終え、コーレスで会場の空気をさらに温めると、アメさんの掛け声で「シルブプレ」が始まります。

アメさんセンターのソロに始まり、サビではリアムさん、アメさんのコールで観客のテンションも急上昇。アグレッシブな曲調に負けじとファンも大声でレスポンスし、会場に一体感が広がります。

ファンの熱を煽る挑戦的な一曲に続く形で披露されたのは「ghost forest」。神秘的な歌声や軽やかなステップを交えたステージングなど、妖しく美しい雰囲気の漂うパフォーマンスでファンを楽しませました。

笛の音に合わせてメンバーが一人ずつ舞台袖へ去っていき、残されたルカさんとリアムさん2人によるダンスパートが始まります。会話を表現するようなダンスの掛け合いは、1stミニアルバム「xxLeCœur〈豪華盤〉」付属の短編小説の内容を表したものとのことです。

ルカさんの手を取り、舞台袖へ駆けていったリアムさん。続いて登場したのは、白いシャツに黒いべストという新しい装いに変わったアメさんでした。朗読パートの静けさのもと披露されたのはカバー曲「なに笑ろとんねん」(TVアニメ『来世は他人がいい』ED)。

キーボードとギターの生演奏をバックに、アメさんのパワフルな歌声が会場全体に響き渡ります。このソロコーナーが今回のライブで一番緊張したシーンだったと話したアメさんですが、そんな緊張を感じさせない堂々としたパフォーマンスでした。

続いてノエさんが登場し、アメさんと共に「Ref:rain」(TVアニメ『恋は雨上がりのように』ED)を歌唱。その後さらにイヴさんが登場し、3人でバラード・女王蜂の「鉄壁」を感情の込もった歌声で歌いあげました。

ソロコーナーが終わり、今度はルカさん、リアムさん、ルネさんによるダンスパートがスタート。ソロでのパフォーマンスでは、バレエを思わせる優雅なダンスや、衣装のシンプルさを生かした大胆な動きなどで各メンバーの個性を表現します。ラストは3人で力強いダンスパフォーマンスを見せつけました。

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