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アニメ

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本人の知らないところで絶賛されていたマチュの演技
そんな黒沢ともよさんは、アフレコを重ねる中で、鶴巻監督の意図をマチュの演技に落とし込む“自分なりのコツ”をつかんでいったといいます。
「シナリオを読んで、“自分はこう演じたい”という階段の踏み方があるとすれば、その一段上か下に行くと、監督が頷いてくださる傾向があるなと気づきました」と語り、5話あたりから少しずつ手応えを感じ始めたと明かしました。
その手応えは、決して気のせいではなかったようです。榎戸さんが「アフレコの後、いつも鶴巻監督と杉谷プロデューサーが“黒沢さん、本当に毎回良かったよね”って話していたんですよ」と裏話を披露すると、黒沢さんは思わず「えーっ、そうだったんですか? もっと早く言ってくださいよ〜!」と笑顔で返し、会場は温かい拍手と笑いに包まれました。
鶴巻監督のこだわりが詰まった“階段演出”
演出へのこだわりについて聞かれた鶴巻監督は、本作における“階段のシーン”に特別な思い入れがあったと語ります。
「1話でマチュが屋上の神社に向かうシーン。階段の上にカメラを置いて、下から人が入ってくる構図が特に好きなんです」と語る鶴巻監督。その映像表現は、漫画『AKIRA』からの影響を受けたものであり、同様の構図は「ニャアン」の登場シーンでも意識的に取り入れたといいます。
さらに、エグザベとシャリア・ブルが軍警ビルで対峙する階段のシーンや、エピローグでのセイラの階段のシーンなど、作中に登場する階段の演出には、いずれも『AKIRA』のカメラアングルの影響が色濃く反映されているとのこと。
「階段のシーンは、本当に自分の中でもこだわりのある場面なんです」と、鶴巻監督はその演出意図を静かに、しかし力強く語ってくれました。














































