テガソード・ブライダン・厄災――これを読めば、夏映画がより楽しめる！　映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー　復活のテガソード』に向けて、TVシリーズの振り返り＆注目ポイントを紹介！

2025年7月25日（金）より全国公開となる映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー　復活のテガソード』（映画『仮面ライダーガヴ　お菓子の家の侵略者』と同時上映）。予告映像はもちろん、TVシリーズのオープニング内で一部本編映像も流れ、ワクワクしている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、「『仮面ライダーガヴ』しか観ていない」という方や、「映画の前に『ゴジュウジャー』をおさらいしたい」という方に向けて、世界観やキャラクターたちをサクッとご紹介。映画を思いきり楽しむために、一緒に準備していきましょう！

『ゴジュウジャー』ってどんな世界観？

『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は、スーパー戦隊シリーズの49作目であり、50周年を祝うアニバーサリー作品です。地球上の最強生物――「獣（ジュウ）」をモチーフに、5人の“はぐれ者”たちがヒーローとなって活躍します。

物語の始まりは、「ユニバース大戦」と呼ばれる壮絶な戦い。突如現れた“厄災”が世界を滅ぼそうとする中、歴代スーパー戦隊のロボたちは命がけで立ち向かいました。そして、最後の力を巨神テガソードへと託し、彼らは深い眠りについたのです。テガソードは救世主の登場を信じ、自分の力を「センタイリング」と呼ばれる無数の指輪に分け与えました。

このセンタイリングを全て集めると、どんな願いも叶うと言われています。そして、テガソードと契約した者は「ユニバース戦士」と呼ばれ、歴代スーパー戦隊のレッドに変身できる特別な力を手に入れます。本編では、さまざまなユニバース戦士たちが歴代レッドに変身するシーンも大きな見どころです！

さらに「ゴジュウジャー」に選ばれた者たちは、歴代レッドだけでなく、ゴジュウジャーにも変身できる特別な存在です。主人公の遠野吠（とおの・ほえる）も、アルバイト生活の中でセンタイリングを手に入れ、テガソードと契約。ゴジュウウルフとなり、悪の組織・ブライダンや「ユニバース戦士」との指輪争奪戦に挑みます。

映画『復活のテガソード』では、「ユニバース大戦」のきっかけとなった“厄災”の残党、ペスティスが登場するとか。ペスティスの登場が『ゴジュウジャー』の物語に大きなうねりをもたらすかも……？

テガソードに選ばれた“はぐれ者”たち

神様のような存在であるテガソードは、「指輪争奪戦」の主催者でもあります。「センタイリング」に選ばれた人間と契約を結び、すべてのリングを集めた者の願いを叶える力を持っています。

そんなテガソードに選ばれたのが、主人公の遠野吠（とおの・ほえる）。ゴジュウウルフに変身する彼は、“はぐれアルバイター”として孤独に生きてきました。家族も友達もおらず、最初は叶えたい願いもありませんでしたが、“本当の願い”を探すため、指輪争奪戦のナンバーワンを目指すことになります。

ゴジュウレオンに変身する百夜陸王（びゃくや・りくお）は、元天才アイドルという輝かしい過去を持ちながら、ある事件で芸能界を追われてしまったはぐれ者。ゴジュウティラノこと、暴神竜儀（ばくがみ・りゅうぎ）は、「テガソードに仕えることこそ最高の幸せ」と信じる熱狂的な信奉者です。

猛原禽次郎（たけはら・きんじろう）は、見た目は高校生ですが、中身はなんと87歳！　その正体はテガソードの力で若返った老人・猛原譲二（たけはら・じょうじ）で、ゴジュウイーグルに変身して戦います。

ゴジュウユニコーンに変身するのは、一河角乃（いちかわ・すみの）。探偵としてクールに立ち回りながら愛嬌も振りまく器用な性格ですが、実は家族思いの優しい一面も。

そして、第16話からは、追加戦士・熊手真白（くまで・ましろ）が登場しています。ゴジュウポーラーに変身する彼は、前回の指輪争奪戦の優勝者であり、初代ゴジュウウルフの変身者。ユニバース大戦を戦い抜き、世界を救った伝説のヒーローですが、今は「テガソードを超える新世界の神になる」という壮大な夢を抱いています。

個性豊かでありながら、“はぐれ者”なゴジュウジャーのメンバーたち。それぞれの過去や願いを抱えながら、ナンバーワンを目指して戦う彼らから目が離せません！