
『Toxic-a-Holic(トキシカホリック)』支部長の訃報やトーキョー支部についての続報。サポーター・雲雀さん(CV:やみえん )に緊急インタビュー
『Toxic-a-Holic(トキシカホリック)』とは、動画投稿やSNSでの情報発信を主とした、毒物男子たちによるメディアミックスプロジェクト。人類の敵である謎の生命体void(ヴォイド)に対抗しうる唯一の手段として、toxient(トキシエント)と呼ばれる知的生命体が存在しており、そのtoxient、通称・毒物男子たちの戦いや日常を描いた作品となっています。
『トキシカホリック』は、“毒物男子×謎”をメインテーマとしています。ですが、公式YouTubeアカウントや公式Xで投稿されるのは「支部職員を採用するための広報活動」、「毒物男子の生態や実情を知ってもらうための情報発信」といった内容が主でした。ただ、その中でも“5年前のテロ事件”や“コード:フランケン実験”といった不穏なワードは存在しており、toxientたちも秘密を抱えている者が多かったのも事実。
そして、2025年7月29日、なんと突如として支部長(CV:木村良平)の訃報が発表されました。
アニメイトタイムズでは、この衝撃のニュースを受け、国際toxient対策機関へ取材を申請。サポーターの雲雀さんにお話を伺うことができました。
▲サポーター・雲雀さん(CV:やみえん)
サポーター・雲雀さんインタビュー|トーキョー支部の存続や毒物男子の今後について
──この度はご愁傷様でした。未だショックは拭えないと思いますが、インタビューにご協力いただきありがとうございます。
サポーター雲雀さん(以下、サポーター):ショックなのは今まで広報動画を視聴し、応援してくださった厨毒者の皆さんも同じだと思うので……巷では情報も錯綜していますし、だからこそ今、機関の人間が何らかの声明を発信することが大事だと考えています。この方針に関しては本部とも合意が取れています。
──なるほど、承知いたしました。それだけトーキョー支部支部長の死は、大きな影響を及ぼしているということなのですね。
サポーター:はい。トーキョー支部は支部長が発起人となって成立した支部です。「毒物男子と人類の共生をはかる」という理念に則って作られたトーキョー支部は、毒物男子に人類とほぼ同程度の権利を与え、制限付きの自由を許可する非常に革新的なものでした。
こんな実験的な試みは支部長なしでは、当然成しえない……そして、支部が均衡を保てていたのも、支部長の存在があるからです。毒物男子も、支部で働く職員も、支部長のことが大好きでしたから。支部長への深い信頼と敬愛が僕たちを連帯させていたのです。
──それを聞くと、改めて今回の事件がいかに痛ましく、また人類にとって大きな損失だったかが分かりますね。
サポーター:そうですね。支部長は毒物男子やvoidに関する研究でも、非常に功をあげてらっしゃったので、支部長の逝去により、void研究は遅滞する可能性があります。もちろん、機関には他にも多くの優秀な研究者がいるため、そうならないように努めますが。
目下、頭が痛い事項としては、トーキョー支部の存続に関してですね。voidが出没する以上、防衛拠点を置かないというわけにはいきませんが、トーキョー支部は廃止し、支部設立前のように、もっと簡易化、臨時のキャンプ施設化しても良いのではないかという議論がなされている最中です。
──サポーターさん個人としては、トーキョー支部の廃止についてはいかが思われますか?
サポーター:判断しかねるというのが正直なところです。トーキョー支部の設立事情や理念が特殊である以上、誰であっても赤宗支部長の代わりが務まるとは思えませんし、ただ僕自身、支部に対する愛着はあるし……。毒物男子のことも、まだ誰が犯人であるか分からず、動機も判明していない以上、全員を拘束し、処分せよとは言えないと思っています。
このような事件が起こってしまった以上、存続にするにしても毒物男子の管理の強化は必要だと思っていますが、慎重な議論が必要かなと。
──踏み込んだ話になってしまいますが、サポーターさんはかつて毒物男子によって親族を殺されたと伺っています。重ねてこのような事件が起こってしまった以上、毒物男子に悪感情は抱かないのですか?
サポーター:率直に言えば、やはり油断がならない、盲目的に信じるわけにはいかないなとは思いました。彼らが支部長を慕っているのを傍で見てきてもいたので、1週間ほどショックで何も手につきませんでした。
ただ、トーキョー支部で彼らと接して、以前と考え方が変化したのも確かです。
以前は「毒物男子」という存在そのものを憎んでいましたが、彼らとコミュニケーションを取ることで、「毒物男子」を一括りにして捉えることの愚かさに気づかされました。
そうではなく、それぞれと向き合うべきだと……。
僕がまだトーキョー支部に残っているのも、それが理由です。
彼ら一人ひとりにきちんと向き合って、答えを出したいなと。
ですので、犯人に対する適切な処罰は必要ですが、「毒物男子」全員を弾圧せよとは思っていません。
──思慮深いご意見ありがとうございます。最後に、これを読んでいる皆さんへメッセージがあればお願いします。
サポーター:まずは、今回の支部長の訃報を聞き、様々な方が哀悼の意を示してくださいました。この場を借りて、謹んでお礼を申し上げます。改めて、惜しい人を亡くしたなと感じました。大変ショックだとは思いますが、ご自身の心を大切にしながら、引き続き、支部長のことを弔ってくれると嬉しいです。
事件に関しては、機関の方で責任持って追っていく所存ですので、続報をお待ちください。
最後に、支部長は誰よりも前向きで明るく、笑顔を忘れない楽しい方でした。「ハッピーエンドが好きなんだ」が口癖でした。
ですので、僕もなるべく早く前を向き、また皆さんに明るい姿を見せられたらと思っています。
支部の存続等、先々のことは不明ですが、どうか皆さんも引き続き我々を応援してくれると嬉しいです。よろしくお願いします。
『Toxic-a-Holic』作品情報

イントロダクション
人類にとって有害な「毒」を持つ「toxient(トキシエント)」と呼ばれる知的生命体
──通称「毒物男子」は、人類を脅かす謎の敵「void(ヴォイド)」に唯一対抗できる存在でもあった。
voidと戦うために設立された特別な機関によって、管理されている毒物男子たち。
有害と有益の狭間を生きる彼らのイメージアップを図ろうと、トーキョー支部の支部長は、広報動画を撮り始める。
トーキョー支部の採用募集も兼ねた動画だが、一癖も二癖もある毒物男子たちが集まって、そう平和に事が運ぶわけもなく──
「毒物男子を信じるな。やつらは全員人殺しで、有害な存在だ」
毒×謎をテーマにしたメディアミックスプロジェクト、開幕!











































