
「私、『イタリアン』はホワイトソース過激派だから」──作品&作者ゆかりの地を橙々さん御本人と行く! 「(新潟まで)来ちゃった///『アクアリウムは踊らない』水族館ファンツアー(またしても強制参加させられる原作者)」レポート
──「裏切者は、誰だ」
「ビアンカ水族館」を舞台に、少女・スーズとして水族館を探訪するホラーアドベンチャーゲーム『アクアリウムは踊らない』(以下、『アクおど』)。
「ホラー嫌いが作るホラーゲーム」として人気を博した本作が、キャラクターボイス&新規シナリオを追加しNintendo Switch™とSteamでリリース! これを記念した「水族館ファンツアー」イベントが、2025年8月30日(土)新潟県にて開催されました。
本イベントは「マリンピア日本海」「寺泊水族博物館」など、本作と関わりの深い場所をゲームさながらに散策できるファン垂涎のバスツアー。さらに原作者である橙々さんも“強制参加”され、レクリエーションやファンとの交流で盛り上がりを見せました。
アニメイトタイムズはこのバスツアーに同行取材を決行。笑いあり、驚きあり、大笑いあり! 果たして参加者はこの予測不可能なバスツアーイベントを堪能し、無事脱出(帰宅)することができるのか……?
ゲームのモデルになった「マリンピア日本海」を散策
バスツアーに参加する『アクおど』ファンが集まった新潟駅南口広場。中には作品をイメージした服装に身を包み楽しむファンの姿も。
受付とバス座席の抽選を行ったファンたちはそれぞれ笑顔が弾けており、ツアーが始まる前から早くも期待が膨らみます。
原作者・橙々さんの出身地でもある新潟の地を巡るバスツアー。まず訪れたのは「マリンピア日本海」。信濃川にかかる重要文化財・萬代橋を渡り、ゲーム本編のモデルにもなっている場所に“迷い込み”ます。
自由散策の時間はまさにゲームの中を追体験するかのよう。薄暗くも美しい、神秘的な世界ですが『アクおど』をプレイしていたときの気持ちを思い出すと少しだけ寒気を感じるような……。
そしてついに、ゲームに登場するスポットに到着。水量800㎥の大水槽、日本海に生息する約40種の魚類を展示した「日本海大水槽」は、不気味な世界に迷い込んだスーズが、はぐれてしまったルルを探すシーンで登場します。眼の前に広がる海、魚──迫力満点の大水槽に飲まれるかのようです。
当然ながらこのバスツアーに参加しているお客さんは『アクおど』ファンばかり。参加者同士の交流もあり、このツアーを機に、さらに『アクおど』の輪が広がっていくのを感じました。
新潟県最大級のマリンピア日本海を巡り終えた参加者たちは「癒やされた」「テンションが上がった」「作品を思い出して少し怖かった」と大満足だった様子。思い思いにマリンピア日本海を楽しんだ一行は、次の目的地に向かいます。
原作者・橙々さんがバスガイドとして“強制参加”!
マリンピア日本海から無事に脱出した我々が次に向かうのは「美味探求の宿 住吉屋」。新潟市から少し移動し、寺泊(てらどまり)の地へ移動します。
そして、ここでみなさんお待ちかね。住吉屋までの道中をガイドするために、『アクおど』作者の橙々さんが颯爽と登場! 我々の乗るバスに搭乗しました。
マイクを持つや否や「『アクおど』バスツアー開催おめでとう!!」と、持参したミニくす玉を割り車内を盛り上げる橙々さん。ツアー参加者も負けじと拍手で応えます。
「道中の30分ほどお話ししてほしいと頼まれた」と語る橙々さんは、事前に用意していたツアーガイドの旗(手作り)とバスガイドさんの帽子を身に付け気分上々。「我こそは、今日一番遠い場所から来た!という人!?」というバスツアーならではの質問とともに、ファンとの交流を楽しみます。
普段からSNSや配信にて、ファンとのアツい言葉のやり取りを繰り広げている橙々さんは、熱烈なファンが集結する車内で何を語るのでしょうか。
「今日、何を話そうか考えた」結果として、橙々さんが切り出した話題は、つい最近経験されたというご自身の“両親バレ”について。「食事をしているタイミングで急に切り出された」「人間って驚くと本当に何も言えなくなる」「へぎそばを食べていたが、その瞬間から食欲が0になり味がしなくなりました」と、苦虫を噛んだような表情で当時の状況を語ると、車内は爆笑の渦に包まれます。
親「ゲーム作ってるんでしょ?」#だいだいらすと pic.twitter.com/APuUCGIO74
— 橙々🍊アクアリウムは踊らない (@daidai742) August 22, 2025
しかしここはさすがの橙々さん。「みんなにも、少しでいいからこの気持ちをわかってほしい」とした上で「自分が机の奥に隠していた最も見られたくない同人誌を、ある日母親が発見して全てを見られた上で、食事中に『こういうのが好きだったのね(笑)』と言われる感じ」と、あまりにもわかりやすい情景で表現します。
その生々しさにゾッとしたお客さんもいらっしゃったようで、車内は「うわぁ……」という声が四方から聞こえてくる阿鼻叫喚の地獄と化します。その様子を見た橙々さんの、ご満悦といわんばかりの表情が印象的でした。
その後も「この道(バスが走行していた国道402号線)、よく知ってるなぁ。走りやすいんですよ」「私、『イタリアン』はホワイトソース過激派だから」「お土産は新潟駅か、長岡駅の商業施設で!」など、地元ならではのトークでバスツアーを盛り上げた橙々さん。さらに高まったテンションそのままに、昼食会場&景品争奪レクリエーション大会へと向かいます。
いつか私のなりすましが現れたら
— 橙々🍊アクアリウムは踊らない (@daidai742) September 1, 2025
「みかづきといえばイタリアンですが、どの味が好きですか?」と聞いておいてくれ…
ホワイトイタリアン以外を答えた時点で偽物です。
ギルティ。
































































