
「第2クールも刮目せよ!」スーパースペクタクル×家電あれこれ×にゃんコメディ『宇宙人ムームー』小桜エツコさん、春海百乃さん、梶原岳人さん、日比優理香さん座談会
今だからこそ明かせるアフレコ秘話
──他にもこのタイミングだからこそ話せる、第1期の現場エピソードがあれば、ぜひ教えて下さい。
小桜:木内さんが、ついにメガネをかけるようになりました!
梶原:ああ、セリフ量が多いですもんね。
小桜:そうそう、私は木内さんとほぼ同じ歳なのであれなんですが、“ろうの、がん”が入っているんですよ。まあ、つまりは老眼なんですけども(笑)。きっと他の作品だと問題なく読めるんでしょうけど、天空橋のセリフは量が多い上に、難しい漢字も多くて。ある日「もう無理だ!」って言って、100均で老眼用のめがねを買ってきたんですよ。それで「読める! 俺、読める!!」って感動してて(笑)。それでNGも減ってましたよね。あんなにメガネってすごいんだなと……(笑)。あと私事なんですけど……収録中に背が伸びました!
梶原:えっ、そうだったんですか。
小桜:気づいてないでしょ?(笑) 『ムームー』の収録スタジオって、靴を脱いでマイク前に立つじゃないですか。サンダル見て「あれ?」って思って(笑)。私は148cmくらいで小さいので、そのせいで、わたし専用のマイクが出来てしまって。男性陣は背の高い人が多いんですよね。見るに見かねた女性スタッフさんから「小桜さん用です」と、プレゼントしてくれて。
梶原:へえええ〜! すごくいい話、プレゼントだったんですね。
小桜:それで、どのマイクにも入れるようになったんですよね。履いてみると「わ、景色が違う!」って。木内さんのメガネと、私のサンダルは同じくらい革命的でした(笑)。どうでもいい話ですけど……ってこんな話で大丈夫ですか。
──いやいや、嬉しいです。小桜さんのお人柄も伝わってきます。
春海:私、本当にそういう温かな小桜さんのお人柄が大好きで。第10話の収録で、小桜さんがお休みだったんです。
小桜:ああ。そうそう、体調崩しちゃって。
春海:ずっとふたりだけでマイクに立つシーンが多かったので、その日、寂しかったんです。小桜さんがいないだけで、マイク前が広く感じてしまって。もうまるで太陽がいないみたいな……。ムームーの映像を見ているだけでも、小桜さんの声が聴こえてくるんですよね。
小桜:精神的支柱になってたんだ、うれしい。ありがとうございます……!
梶原:それで言うと僕は、ムームーのアドリブが本当に好きで。変な動きとか「うー」「なーっ」っていう声とか、かわいくて(笑)。
小桜:わあ、ありがとう。嬉しい(笑)。あ、あとそういえば私、モノマネをするシーンがあって……!
春海:ありましたね!
小桜:全然似ていないんですけども、「こんな感じで〜」ってモノマネでディレクションをいただいたんですね。それである方のモノマネを……でもうまく行かなくて、加瀬くんが見本をやってくれたりしたんです。男性陣はやりたがるんですよ。
梶原:分かります(笑)。
小桜:もうあちこちでそのモノマネをみんながやりだして。で、何回かやってたんですけど、私はできなくて……もう最後のほうは自分のほうが笑ってしまいました(笑)。まあ、使われたかは分からないですけども……。
──日比さんもお気に入りのシーンはありましたか?
日比:文化祭で鮫洲が部長と大喧嘩するシーンが大好きなんです。(第13話『桜子と文化祭』)原作読んだときから「あ、ここやりたい!」って思ってて。いざアニメで演じられたときは、「やっと天空橋と対マン張れるんだ!」って気合いが入りました(笑)。
一同:(笑)
小桜:あの回は日比さんの“ミュージカル”もありますからね。“鮫洲ミュージカル”。
日比:そうなんです! 思いっきりやらせてもらいました! 収録の2日前に「こんな感じでアカペラでお願いします」って資料が届いて……。
梶原:あれ、資料があったんですね(笑)。
日比:それを軽く譜面起こしをして……。
小桜:そこまでやっていたとは(笑)。すごい!
日比:でも結局、本番では男性パート、女性パートでキーが変わってしまったんですけど。でもすっごく楽しかったです。
春海:すごい! 私もあのシーンが大好きで。監督に「もう1回やってもらえますか?」とディレクションがあったときに、「もう一回聴けるんだ!」と思って嬉しくて(笑)。つい「アンコール!」って。
日比:(笑)。「薄暗い」発言の追加やディレクションが入ると、だいたい後ろで、加瀬さんと木内さんが後ろで「また言ってるよ(笑)」「情緒大丈夫?」とコソコソ言ってるんですよ(笑)。もう恥ずかしくって。でもそれもまた楽しかったです。
春海さんの回答に「人生2周目?」と梶原さん
──せっかくの機会なので、お互いに聞いてみたいことはありますか?
春海:私はもっとできることを増やして、役の幅も広げたいなと思っているんです。どうしたらよりいろいろな表現ができるようになるんだろうって。
小桜:ああ、なるほど。私の場合、明確に転機になった作品があって。それが『妖怪ウォッチ』なんです。あの作品では、ひとりの役者が何役も兼ねていて。私自身、ジバニャン以外にもいろいろな役を演じていたんです。ただ、同じ人なのでやっぱり声が似てきてしまう。どうしようと思ったときに、それこそ「モノマネだ!」と思って。それでモノマネ芸人さんの、山本高広さんを意識して……。
梶原:実は僕も山本さんが好きで、よく見ています(笑)。
小桜:アニメのキャラクターに活かすこともあるの?
梶原:いや、好きなだけなので、それを見て(ネタを)溜めています。
小桜:そうだったのか(笑)。でもモノマネってすごく良いなって思うんだよね。そこから派生させてキャラが作れるから、意外と引き出しになるんです。このキャリアでこんなこと言うのもお恥ずかしいんですけども“声を作る”って私はよくわからないところがあったんです。でも、その時にちょっと掴めた感じがしました。
意外と作ってみたキャラクターにも、そこに魂や気持ちがついていくことがあるんだなって気づいて。だから春海さんも、「遊ぶ気持ち」でいろいろ試してみると、自然と引き出しが広がるかもしれません。ただ、今はまだそこを意識しなくてもいいかもしれないけども。
春海:ありがとうございます! やってみたいと思います!
日比:私もうかがいたいです! 私自身新人かつあまりにも人見知りすぎて、自分から話しかけられなかったり、空気に溶け込みすぎて何も話せなかったりすることがあるんです。自分から話しかけていくメンタリティって何かありますか?
小桜:それはもしかしたら春海さんが答えられるかもしれないね。
春海:なんだろう……人間って何十億人もいるし、声優さんもいろいろな現場で人と毎日会っていると思うので、きっと私のことなんて忘れてしまうだろうなって。そういうことを考えると、おどおどしていると忘れられちゃうのかもしれないし、話しかけて「調子に乗ってるな」って思うような人はいないだろうし。だったら堂々としてた方がいいって思っています。それで覚えてもらったらラッキーかな?って。
梶原:すごい考え方だ。人生2周目……?
日比:すごく良いことを聞いた。
小桜:そうか、堂々としているのはそういう理由からなんだね。男性陣もやっぱりそういうことは意識するの?
梶原:どうなんでしょう……僕も空気を読みすぎちゃったり、周りを見すぎてしまったりで話しかけたいのに話しかけられないタイプです。知ってる人がいると一気に話せるんですけど、初対面だと「今話していいのかな……」って考えちゃって。自分が出しゃばって嫌な空気になってしまったらどうしようとか。どちらかと言ったら、嫌な記憶に残りたくないって思ってしまうタイプなんですよね。だから物怖じしてしまうかもしれません。
小桜:ああ、なるほど。
梶原:ただ、『ムームー』の現場は木内さん、加瀬さん、熊谷くんなど、いつも喋ってくださる方がいるので話しやすく、すごく居心地がいいです。
小桜:うんうん。木内さんが周りを見るタイプだし、みんな優しいしね。
春海:そうなんです! さらに、小桜さんもいてくださり、本当に温かな現場で。
小桜:いやいや。私、体力が本当になくて……。前半は頑張れるけど、後半はもうヘトヘト。私は男の人をやっているイメージで、(ムームーを)演じているので、お腹から声を出しているんですね。つまり結構な力がいるんです。腹筋もないので途中から体力温存という形になっています。そういう時に、春海さんがユーモアあふれる発言をしてくれたり、木内さんが盛り上げてくれたりするので、みんなに助けてもらっています。すっごくいい現場だと思います。バランスがいいんですよね。
梶原:分かります。
──では最後に、視聴者に向けてメッセージをお願いします。
日比:1期で鮫洲が突然たこ焼きパーティに乱入してきた回(第8話「ムームーとコンセント」)もありましたけど、結局すぐに鮫洲は帰ってしまったんですよね。2期以降は、人類再生研究会のメンバーと仲良くなれるといいな、って鮫洲目線では期待しています。
春海:1期の前半だと桜子はムームーに翻弄されてる部分も多かったんですけど、お話が進んでいくにつれて「このふたりはお互いのいちばんの味方になってるな」って感じる瞬間がたくさんあって。
猫……いや、宇宙人?と人間の関係性というか、そういう“親密度”がどんどん上がっていく変化がすごく良いなと思っていたんです。一方で、アキヒロも最初は省エネ系で何にも興味なさそうだったのに、だんだん桜子に対しても変化が。
梶原:そうですね、ほっぺたを赤くしていましたから(笑)。
春海:そういった一面も見えてきて。そして、さらに桜子は鮫洲とも友だちになっていって。そういった変化を楽しみにしていただきたいです。
小桜:刮目せよ、と。
梶原:ですね!
【インタビュー・逆井マリ 撮影・編集:鳥谷部宏平】
『宇宙人ムームー』音楽フェスティバル開催!
ムームー役の小桜エツコさん、桜子役の春海百乃さんに加え、音楽で作品を彩った「栗コーダーカルテット」から栗原正己さん、川口義之さんが登場!
ここでしか聴けないスペシャルな音楽演奏や歌唱、そして制作秘話トークをお楽しみいただけます。さらにイベントの最後には、ムームーとの写真撮影タイムも用意!
『宇宙人ムームー』の聖地・町田市 ぽっぽ町田で開催!
【開催日時】
2025年9月21日(日) 1回目 14:00開演 / 2回目 16:00開演
【開催場所】
〒194-0013
東京都町田市原町田4丁目10−20 ぽっぽ町田屋外広場
【出演】
小桜エツコ、春海百乃
栗原正巳(栗コーダーカルテット)、川口義之(栗コーダーカルテット)
『宇宙人ムームー』作品情報
あらすじ
キャスト
(C)宮下裕樹・少年画報社/京急大学人類再生研究会
















































