
【今週の『呪術廻戦≡(モジュロ)の話題は?】シムリア星人の“ボス”は宿儺レベル? 真剣の失言で外交に暗雲……序盤から読者の考察も白熱!<2話>
「週刊少年ジャンプ」にて連載中の『呪術廻戦≡(じゅじゅつかいせんモジュロ)』。
本作は芥見下々先生が原作、岩崎優次先生が作画を担当する短期集中連載作品。『呪術廻戦』の近未来スピンオフとして、乙骨憂太と真希の孫たちの物語が描かれます。
9月15日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された第2話“抑止力”では、乙骨兄妹とマルの出会いから遡り、シムリア星人との外交が描かれました。本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
シムリア星人の“ボス”は宿儺レベル?
乙骨兄妹とマルの出会いから時は遡り、シムリア星人との外交の場から第2話がスタート。日本サイドからは宇佐美と美野、シムリア星人サイドからはジャバロマとクロスが参加しました。
宇佐美といえば、『呪術廻戦』本編では名前のみ語られた1級術師が浮かびます。五条や冥冥などに嫌われているような描写も印象的でしたが、本作の宇佐美とはなにか関係があるのでしょうか?
そして、外交の場にはシムリア星人の代表も参加。美野は会談後、「俺 生きてますよね」「両面宿儺レベルってああいうことなんですね」とその凄みに辟易した様子。若者に見える美野が本物の宿儺を知っているかは不明ですが、“宿儺以来の特級事案”が現実味を帯びてきました。
そんなシムリア星人のボスの姿から、SNSでは「宿儺宇宙人説」や「天元も関係ある?」など、本編キャラとの関係を考察するポストが多く見受けられました。
シムリア星人の要求は「シムリア特使を宇宙人であることを隠し任務に同行させること」。彼らと同じ力を持つ種族である日本人を見定め、対立と共生のどちらに舵を切るか判断することが目的です。
そして、「島国と排斥感情は相性がいい」という美野のセリフにもあるように、 62年前の頂上決議以降、ナショナリズムの動きが加速したらしく、シムリア星人という未曾有の存在が明るみに出ると武力衝突が起きかねません。
なんとしても戦争は避けたい日本サイド。シムリア星人と本心から融和すべく、新時代の魂に命運を託します。
そんな超重要任務に任命されたのが乙骨兄妹。こうしてマルとの出会いに繋がっていきます。様々なリスクを考慮しつつ、若き力に命運を託す選択をできる宇佐美さんもカッコ良いです。
固まる兄妹の決意
場面は変わり第1話の任務後、いまだに宇宙人の来訪が信じられない乙骨兄妹。長野の高原にて宇宙船に物資の搬入が行われるという情報から、2人で宇宙人の存在を確かめに行くことに。
安直に頂上を目指すことに対してツッコミを入れる憂花。それに対して「宇宙船と山なら普通に考えて上だろ」と返答。柔軟に考える憂花と行動が先行する真剣、どこか考え方も対照的なように思えます。
真剣は真希が禪院家を壊滅させたことを「落ちこぼれだったけど実力で黙らせた」と捉えている様子。憂花も内心疑問に感じていたようですが、あの事件はそれどころじゃなかった気も……?
やがて頂上に辿り着くと、2人は宇宙船をその目で見たことで宇宙人の存在を確信。同時に特級事案を再認識したことで、真剣は「俺が禪院真希になりたい」、憂花は「私が乙骨憂太にならなきゃいけないんだ」と決意を固めます。本編を読んでいた我々読者からすると目標があまりに高い気もしますが、SNSでは2人の成長に期待する声も。
そして宇宙船の物資搬入の場では、マルとその双子の弟・クロスが話していました。よく似ている2人ですが、頬の紋章が丸みを帯びているのがマル、角ばっているのがクロスのようです。
クロスはクールでドライな印象。朝食の誘いを断るなど、温厚なマルとは対照的な性格です。SNSでは、マルとクロスの関係に対して「⚪︎×でマルとクロス?」や、マルの性格から虎杖との関係を考察する声も見られました。
真剣、失言……? 外交に暗雲
山からの帰り、工事現場の屋上にひとりでいるマルらしき姿を見つけた真剣。「こんなところにいたら飛び降りだと思われて警察呼ばれんぞ お前の“星”にはそう言うのねえのか?」と声をかけます。
そんな問いかけに対して「黙れ」と一蹴。立っていたのはマルではなくクロスでした。そんな態度に真剣は怒りを露わにし、第2話は終了。
色々とすれ違いが起きましたが、大事なのは真剣がクロスに対して「お前の“星”には」と口にした点。クロス目線だと、日本の呪術師は宇宙人がいることを知っているような口ぶりに聞こえます。
真剣は独自の調査で宇宙人の存在を確信したため、宇佐美らが伝えたわけではないのですが、結果的には「シムリア特使を宇宙人であることを隠し任務に同行させること」という要望に応えなかったことに。話がどう転ぶかはわかりませんが、外交に早くも亀裂が入りそうな予感。今後の展開が気になります!
[文/平田特異点]
(C)週刊少年ジャンプ2025年41号/集英社
(C)芥見下々・岩崎優次/集英社











































