
ゲーム制作の裏話から鋭いツッコミまで、作者のトークが冴え渡る! 「『アクアリウムは踊らない』発売前に最速クリア!? RTAを作者が見届け」レポート|次回作への意欲や今後の展開について語ってもらったインタビューもお届け!
「いえ、ホラーゲームを作ります」
イベント終了後、ステージ裏で橙々さんに直撃インタビューを実施! 『アクおど』にまつわる話や次回作の構想など、色々お聞きしました。
──ステージお疲れ様でした! TGSは初めてとお聞きしたのですが……。
橙々さん(以下、橙々):出展者側としては初めてですね。一般のお客さんとしては10年前くらい前に参加してました。
──その時はゲームを作りたいという動機があって参加されてたのですか?
橙々:その時はまだ無かったですね。純粋にプレイヤーとして「TGS行ってみたい!」と思って参加していました。
──初TGSの頃はまだ会社員だったのですか?
橙々:その頃は学生でしたね。都内に住んでいたので、行ってみたいなーって。
──では『アクおど』を作り始めた頃は東京にお住まいになっていた?
橙々:そうですね。その後ブラック企業を退職して新潟に戻って、向こうで転職した後も作り続けていました。ゲームで食べて行こうとは思っていなかったので、会社員しながらやっていました。
──水族館を舞台にゲームを作ろうと思ったキッカケは何かあったのでしょうか?
橙々:もともと私が海洋恐怖症で、海が怖かったんですね。水族館は好きだったのですが、同時にちょっと怖いなと思う感覚もあったんです。
そしてゲーム作りを始める時に、”ホラーゲームを作りたい”ということだけ決まっていたので、それと何を組み合わせるかとアイディア出しをしている時に、”水族館×ホラーゲーム”が面白いんじゃないかと思ったのがキッカケですね。
──ホラー全般が苦手な橙々さんが、「ホラーゲームを作る」という企画になった時に苦手意識といいますか、拒否反応はなかったのですか?
橙々:それはなかったですね。もともと『Ib』という2Dホラーゲームが大好きで、それがキッカケで自分もゲーム作りたいと思ってたので。ただホラーが苦手なのは変わらないので、怖い画像とかを自分で描かなきゃいけないとか、そういう資料を見たりするのが怖くて大変でした……。
──『アクおど』を通して、ホラー嫌いは克服されたのでしょうか?
橙々:全然ですね……。むしろホラー嫌いと公言しているからか友人から「一緒に見ようよ」ってホラー映画とかに誘われることが多くて。見るたびに「やっぱりダメだな」って思ってます(笑)。ゲームの研究材料として見ようと思っても、未だにさっぱりです。
──『アクおど』はまだまだ色々な展開が続いていくと思いますが、新作を作るとなったらホラーゲーム以外に?
橙々:いえ、ホラーゲームを作ります。ゲーム作家ではなくて、ホラーゲーム作家としてやっていこうと個人的には思っているので、『アクおど』とは違う作品を作ることになったとしても、おそらくホラーからは離れないと思います。
──『アクおど』を制作したことでホラーゲーム制作のコツを掴んだから、でしょうか。
橙々:もともと私はイタズラ好きで、友だちを驚かせたりとか、リアクションをとらせたいといった気持ちが強くて。『アクおど』自体が実況してもらうことを前提に作ったゲームなんです。「ここは実況されたらみんながビックリしてくれるかな」みたいなものを考えるのがすごく楽しいので、また新しいものを作ることになっても、そういうものを仕掛けてみんなのことをビックリさせたいなと思っています。なので、穏やかなゲームにはならないと思います(笑)。
──ご自身もVTuberとして活動されていますが、ライブ配信や実況といったものがお好きなのですね。
橙々:そうですね。実況配信が好きで見ていた影響もあって「自分で初めてみればいい宣伝になるんじゃないか」と思って始めたのもありますし、先程お話しした実況ありきでゲームを作った理由も、好きな実況者さんがいらっしゃって。「その人だったらこういうリアクションするかな」とか「こういうのがリアクションとりやすいかな」とか意識してゲームを作っていましたね。
──その方にはプレイしていただけましたか?
橙々:してもらえたんです! 結構嬉しくて衝撃でした。特に持ちかけたわけではなく、本当に偶然プレイしてもらえて。
──では最後に『アクおど』でこの先やってみたい新展開などあれば教えてください。
橙々:いつもメディアの取材を受けた時に言ってるんですが、いつか”アニメ化”するのが夢なので、それに向けてたくさんたくさん頑張っていこうかと思っています。
──ありがとうございました!
【取材・文:二城利月】
ドラマCD『アクアリウムは踊らない』2 商品情報
発売日:2025年11月26日(水)
価格・品番:4,950円(税込)/FFCG-0286
発売元・販売元:フロンティアワークス

仕様
■DISC1:列車編「アクアリウムは導かない」+巻末キャストトークを収録
■DISC2:病院編「アクアリウムは歩めない」+巻末キャストトークを収録
■るんるん(CV:徳井青空さん)歌唱による新録挿入歌「はぴくる☆るんるん」ショートver.を収録(作詞:橙々/作曲・編曲:川崎泰弘)
■橙々氏新規描き下ろしイラストジャケット
■橙々氏新規書き下ろしのキャラトーク掲載
キャスト
スーズ:黒沢ともよ
レトロ:花守ゆみり
ルル:佐藤聡美
キティ:釘宮理恵
クリス:たみやすともえ
カワウソ&アザラシ駅長:寺澤百花
オオグソクムシ:河西健吾
るんるん:徳井青空
ホタテ:?
コウペン:島﨑信長
Dr.マンタ:内山昂輝
フグナース:長縄まりあ
ヤドカリ:橙々(原作/脚本)
【PV】ドラマCD「アクアリウムは踊らない」2
「アクアリウムは目覚めない」開催決定!
【開催日時】10月10日(金)~11月3日(月・祝) 各日18:15~21:00
※最終入場は終了45分前。※会期中18:00までは通常営業です。
【開催場所】サンシャイン水族館 本館
【料金】大人(高校生以上)2,600円~3,000円、こども(小・中学生)1,300円、幼児(4才以上)800円
※本イベントは通常営業時のチケットではご入場できません。
■イベント特設サイトはこちら
▼詳細はこちら
『アクアリウムは踊らない』作品情報

タイトル名:アクアリウムは踊らない
ジャンル:謎解きアドベンチャーホラーゲーム
プラットフォーム:Nintendo Switch™ / Steam®
Nintendo Switch / Steam ダウンロード版発売日:2025年8月1日(金)
Nintendo Switch パッケージ版発売日:2025年10月30日(木)
価格:
【ダウンロード版】2,200円(税込)
【パッケージ版】4,950円(税込)
販売形態:ダウンロード版、パッケージ版
CERO:「C」(15才以上対象)
プレイ人数:1人用
対応言語:日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)
原作:橙々
開発:Gotcha Gotcha Games、フロンティアワークス
パブリッシャー:フロンティアワークス
『アクアリウムは踊らない』Nintendo Switch / Steam版 PV
Nintendo Switch・Nintendo Switchのロゴは任天堂の商標です
©2025 Valve Corporation. SteamおよびSteamロゴは、米国および/またはその他の国のValve Corporationの商標および/または登録商標です

















































