
TVアニメ『SPY×FAMILY』Season 3種﨑敦美さん・藤原夏海さん・加藤英美里さんインタビュー【後編】|「Season 3は一歩踏み込んで見せてくれるお話が多い」
TVアニメ『SPY×FAMILY』Season 3が毎週土曜日23:00よりテレ東系列ほかにて放送中です。
アニメイトタイムズでは、TVアニメの放送開始からキャストにシリーズでインタビューを行ってきました。Season 3では、キャラクターたちのこれまでに語られなかった知られざる姿も登場します。
先日放送されたMISSION:45「バスジャック犯を制圧せよ」ではついにバスジャックが解決!放送が迫るMISSION:46のみどころや、Season 3の魅力をインタビュー。イーデン校に通う3人、アーニャ役・種﨑敦美さん、ダミアン・デズモンド役・藤原夏海さん、ベッキー・ブラックベル役・加藤英美里さんにお話をお聞きしました。今回は前後編の後編です。
※種﨑敦美さん、藤原夏海さん、加藤英美里さんのファンで、まだ『SPY×FAMILY』を観ていない人、記事で興味を持ち、『SPY×FAMILY』をこれから観る人は、ネタバレも含みますのでご注意ください。
Season 3はイーデン校の生徒たちが大活躍
──Season 3の注目ポイントをお聞かせください。
藤原:ダミアンとしては、MISSION:46(11月29日(火)放送)でみえてくるお母さん(メリンダ・デズモンド)のキャラクター性や親子の関係性が見どころになるのかなと思っています。お父さん(ドノバン・デズモンド)はすごく威厳のある近寄りがたい感じだったので、お母さんはどんな感じなのかなと思っていたら、フレンドリーかと思いつつも、いろいろな思いを抱えている方というのもあって、ちょっと難しい距離感、心情も含めて、その辺りが見どころの1つかなと思います。
加藤:原作を見ている方は、どういう事情なのかわかっているけど、アニメしか見ていない方ももちろんいらっしゃると思うので、「何でお母さんがああいう態度なんだろう?」とか、「あの表情はいったいどういうことなんだろう?」というのがSeason 3で見えてくるので、アニメから入っている人はいろいろ考察というのができるんじゃないかな。
藤原:けっこう複雑な感情を持っていそうですよね。
──種﨑さん、いかがですか。
種﨑:私はやっぱりロイドの過去ですね。当たり前ですがロイドの過去にアーニャはいなくて、物理的に収録にもいなかったんですけど、あまりに気になりすぎて、自分の出番の入り時間よりだいぶ早くスタジオに行って 前半部分のアフレコの様子を眺めたりしていました。ロイドの過去を知った上で改めて『SPY×FAMILY』を見始めると、見え方が少し変わるかもしれません。
MISSION:1「オペレーション〈梟〉」のロイドのセリフや思いも「この過去があったからこそのあの言葉なんだ」と、より物語を深く感じられるんじゃないかと思います。
加藤:壮絶な過去だもんね。
藤原:そうですよね。
種﨑:戦争は今の私たちから考えると、ご年配の方が経験されているような印象があると思うんですけど、今もまさに世界のどこかで起こっていることでもある。ロイドはご年配という年齢ではないはずなのに戦争を経験していて、それは原作を読んでいても、アニメで見ていても、どこか不思議な感じがしました。
でもそういった部分を年齢、性別、国問わずいろんな方に愛されている作品である『SPY×FAMILY』の中で見ることができるのはとても有り難く、大事なことだと思いました。
加藤:過去のこととして捉えているんじゃなくて、現在もこういうことがどこかであるのかもしれないというのが実感として、より強く感じますね。
──加藤さん、いかがですか。
加藤:いろいろなお話があって、好きなものはたくさんあったんですけど、バスジャックのお話は、イーデン校の生徒たちにとって大きな出来事だったというのもあって、すごく印象に残りました。
バスジャックで、ベッキーがブラックベルという有名な企業の娘というところを自分でもうまく使ってみんなを助けるというシーンがあります。ベッキーの活躍するシーンが盛り込まれているので、(インタビュー時は)まだ収録直前なんですけど、すごく楽しみにしています。
バスジャックするビリーさんもいろいろな事情があって、彼にも大事なお子さんがいたんです。それぞれのキャラクターに背景があって、すごくグッとくる回だなと思いました。
藤原:バスジャックもみんな大活躍ですもんね。シリアスな展開に引きつけておいて、コメディにコロッと変わる瞬間がすごくクセになると毎回原作や台本を見ていて感じています。「ここでコロッといくか!」という予想外の展開になる時がありますよね。


















































