
7年ぶりの続編『かくりよの宿飯 弐』に込めた想い――東山奈央さんが語る「とおりゃんせ」と“葵”への深い愛情【インタビュー】
放送中のアニメ『かくりよの宿飯 弐』で、オープニング・エンディング主題歌を担当している東山奈央さんにインタビューを行った。
自身9枚目となるシングル「とおりゃんせ」は、初回限定盤とアニメ限定盤、通常盤、豪華初回限定盤(VICTOR ONLINE STORE限定)の全4形態で11月5日に発売された。インタビューでは7年ぶりに続編が放送されているアニメ『かくりよの宿飯 弐』にかける想いや、ニューシングルに収録される全楽曲紹介など、たっぷりと語っていただいた。
7年ぶりの続編に「まさか!」――再び“かくりよ”の世界へ
──『かくりよの宿飯 弐』は第一期から7年が経過して放送されました。続編制作を初めて聞いたときの感想をお聞かせください。
東山奈央さん(以下、東山):本当にびっくりしました。『かくりよの宿飯』(第一期)は2クールをかけてたっぷりやらせていただいた作品です。アニメとしては区切りよく終わっていた為まさか第二期をやらせていただけるなんて、思ってもいませんでした。
──そんな『かくりよの宿飯 弐』で、オープニングとエンディングを東山さんが担当しますね。
東山:第一期は私だけでなく、沼倉愛美さんやナノさん、中島愛さんがOPとEDを担当していました。第二期だからといって、私が担当すると決まっていたわけではありませんでした。もちろん、歌わせていただけたら嬉しいな、とは思っていたのですけどこればかりは分からないことですからね。
──初めから決まっていたのではないのですね。
東山:そうなんです。アニメ制作が決定して、それからしばらく時間が経って決まりました。
──オープニング主題歌の「とおりゃんせ」は、作詞・作曲・編曲を大石昌良さんが担当された楽曲です。どのような経緯で決まったのでしょうか?
東山:大石さんとはアニソンフェスなどのイベントでご一緒することが多く毎回楽しくお話しさせていただいてありがたいです。そこで「いつか大石さんに曲を作っていただきたいです!」とお話ししていました。その願いはフライングドッグのスタッフさんたちにも伝えていたので、今回念願叶って楽曲作成をお願いできることになりました。
──エンディング主題歌「涙のレシピ」も同時進行で制作したのでしょうか?
東山:いや、エンディング主題歌を担当することは少し時間が経ってから決まったんです。まさか私が担当するなんて想像してなかったので、初めは「うぅぅぅ……大丈夫かなぁ……」とドキドキしました。でも、それと同時に原作者の友麻碧先生やアニメスタッフの方々、作品のファンのみなさんの思いを裏切らないようにと、すっごく気合が入りました。
──とても素敵な心意気です!
東山:原作チームの皆さんが第二期の収録が始まるときにスタジオに来てくださって、温かい言葉をかけてくださいました。「第一期の打ち上げのときに東山さんが続編をやりたいと言ってくれたのが、ずっと心に残っていた。だからこうやって実現できて嬉しい」とおっしゃってくださいました。
7年間も私の言葉を覚えてくださっていたんです。そんな皆さんのためにも、「かくりよの宿飯 弐」がすばらしい作品になるように精一杯お手伝いさせていただこうと思いました。




















































