
「今後とも拷問バイトくん達をどうぞよろしくお願いいたします」──『拷問バイトくんの日常』7巻発売記念! 次見やをら先生テキストインタビュー
次見やをら先生が描く、ちょっぴりダークなお仕事コメディ『拷問バイトくんの日常』最新7巻が、2025年12月25日(木)に発売!
2026年1月4日(日)より放送開始となる同作のTVアニメとともに、大きく注目を集める“ゆかいな拷問ライフ”。アニメイトタイムズでは、作者の次見やをら先生にお話をお伺いしました。
基本、4コマ・11ページで表現されるストーリーとキャラクターの魅力。「拷問」×「バイト」や別作品の「吸血」×「バー」など、次見先生ならではの世界観はどのように生まれるのでしょうか。創作のこだわりにも迫ったテキストインタビューをお楽しみください!
「4コマである意味をちゃんと持っておきたいなと」
──『拷問バイトくんの日常』7巻発売を控えた今の気持ちをお聞かせください。
次見やをら先生(以下、次見):こんなに長く描かせていただけるとは思っていなかったので嬉しいです。皆さんのお陰で、当初はここまで描くことはできないだろうと思っていたエピソードも描くことができているので楽しんでいただけたらいいなと思います。
──7巻に収録されるお話の中から、先生のお気に入りエピソードを教えてください。
次見:67話のスピリタスの6人で食事に行く回です。基本1話が4コマ・11ページという短い話という性質上、みんな揃って出してあげられることが少ないので6人でワイワイと楽しく過ごすお話は描いていて楽しかったです。
──4コマで展開される本作を描く上で、意識されている表現やこだわりを教えてください。
次見:最後のコマはオチや余韻を提示できるように心掛けています。1話単位のエピソード形式ですが元々は4コマを描くのが好きなので、4コマである意味をちゃんと持っておきたいなと。そして最後は必ず楽しく。4コマ漫画は楽しいものなので(笑)。
──そんな『拷問バイトくんの日常』に登場するキャラクターは、どのように生まれたのですか?
次見:元々、絵の練習用に描き始めた話だったので、見た目に関しては当時描くのが苦手だった要素が入っています(髪型だったり通常の自分の絵柄とは違った瞳など)。
それぞれ他のキャラと違いが出せればとは思いながら考えますが、最後は結局、自分がそのキャラを好きになれることを一番に考えて心のままに描いています。
──『拷問バイトくんの日常』『吸血バーへようこそ』など、先生が描く作品は独自の世界観や魅力的な設定が多い印象があります。どのように物語を生み出しているのでしょうか。
次見:自身の創作物ほぼ全て思いつき方は同じなのですが、「拷問にかけてた相手が本当に知らなかったらどうするんだろう?」から「バイトだったら許されるかもしれない」という感じで、なんとなく目にしたものやテーマに対する疑問に自分なりのアンサーを出したものを描いています。
そこに世界観やキャラが上手く乗ってくれると、自分の中でどこまでも動いてくれるという感じです。









































