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TVアニメ『薫る花は凛と咲く』スペシャルイベント昼の部|花にたとえるキャラトーク&生アフレコレポート

TVアニメ『薫る花は凛と咲く』スペシャルイベント「Blooming Party」【昼の部】レポート|中山祥徳さん、井上ほの花さんらキャスト陣6名が作品の名場面についてトーク――キャラクターを花に例えたり、フラワーデコレーションに挑戦したりと注目コーナー目白押し!

講談社「マガジンポケット」で連載中の三香見サカ先生による漫画作品を原作に、2025年7月から9月まで放送されたTVアニメ『薫る花は凛と咲く』。本作のイベント「Blooming Party」が、先日11月1日(土)に東京・イイノホールで開催されました。

イベントには紬凛太郎役の中山祥徳さん、和栗薫子役の井上ほの花さん、宇佐美翔平役の戸谷菊之介さん、夏沢朔役の内山昂輝さん、依田絢斗役の石橋陽彩さん、保科昴役の山根 綺さんの6名。

作品の名場面や演じるキャラクターたちについてのトークが繰り広げられたほか、そのトークの中でキャラクターを花に例えてみたり、そんな花たちを用いてフラワーデコレーションにチャレンジしたりとイベント中は様々なコーナーで盛り上がりました。

そして終盤には、声優陣による作品の名場面の生アフレコが行われ、集まったファンのみなさんも大いに聴き入っている様子でした。

本稿では本イベントの【昼の部】の模様をお届けします!

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─カーテンの向こう側。 俺には一生関係ない世界だ─バカが集まる底辺男子校・千鳥は、由緒正しきお嬢様校・桔梗女子に嫌われている。常にカーテンが閉まり、隣り合う校舎の教室は一度も見たことがない。千鳥に通う紬凛太郎はいつも見かけで怖い人だと判断され、敬遠されることからいつしか人と距離を取るようになっていた。ある日、実家のケーキ屋を手伝い中にお客として来ていた薫子と出会う「凛太郎くんを怖いって思ったこと、一回もなかったですよ?」凛太郎に偏見を持たず接する薫子との時間を戸惑いつつも心地よく感じ始める凛太郎だったが、彼女は桔梗の生徒で……。“近くて遠い”二人が織りなす、鮮やかな青春彩る学園物語。作品名薫る花は凛と咲く放送形態TVアニメスケジュール2025年7月5日(土)~2025年9月27日(土)TOKYOMX・BS11ほか話数全13話キャスト紬凛太郎:中山祥徳和栗薫子:井上ほの花宇佐美翔平:戸谷菊之介夏沢朔:内山昂輝依田絢斗:石橋陽彩保科昴:山根綺スタッフ原作:三香見サカ『薫る花は凛と咲く』(講談社「マガジンポケット」連載)監督:黒木美幸准監督:山口智シリーズ構成:山崎莉乃シリーズ演出:都築遥キャラクターデザイン・総作画監督:徳岡紘平サブキャラクタ...

 

キャラクターたちに焦点を当てて名シーンを振り返る! それぞれのキャラクターを花に例えるという興味深いコーナーも!?

作品のオープニングを飾ったキタニタツヤさんによる楽曲「まなざしは光」にのせた映像で声優陣が登場すると、戸谷さんから本イベントの司会進行を自分が担当するとの告知があり、その後、中山さんから順番に会場に集まった本作のファンに一言ずつご挨拶。

オープニングトークでは本イベントのために描き下ろされたビジュアルが話題の中心となり、井上さんの当日の衣装が薫子そっくりなことなど、キャラクターたちが身に纏っている衣装についての話題で盛り上がっていました。

その後、最初のコーナーは「『薫る花』珠玉の名シーン」。ここでは、キャストや制作スタッフ陣を対象に実施したアンケートの結果をもとに、キャラクターそれぞれの名シーンについて語ることになりました。

【昼の部】はキャスト陣のアンケート結果を中心にトークしたのですが、アンケートで回答できるのは自分が担当したキャラクター以外だったこともあって、お互いに相手の担当キャラクターの名場面を褒め合うような構図に。これによって、舞台上だけでなく客席にも温かな空気が流れていました。

トップバッターは薫子で、ピックアップされたのは中山さんと内山さんが選んだ第3話「優しい人」の公園のベンチで語り合う凛太郎と薫子、石橋さんと山根さんが選んだ第6話「大嫌い 大好き」より夜の公園での薫子と昴の掛け合いとなりました。

中山さんはこの第3話の薫子について、「上から覗き込むのはずるい、レギュレーション違反」と熱弁。ベンチで横になって項垂れていた凛太郎に「ここでお昼寝ですか?」と話しかけるシーンでしたが、確かにこんなことをされたらその可愛さに心を奪われて薫子のことが気になってしまうのは仕方がありません。反則だと語るのも無理ないでしょう。

ただし、可愛いだけではないというのがポイントだとも。実はお嬢様ではなく一般家庭の出であり、桔梗女子には特待生として入学し成績トップを維持していることや、アルバイトも頑張っていることが明かされたのもこのシーンでした。それを踏まえて、内山さんは柔らかいイメージながら芯の強さも持っている点に触れていました。

第6話の薫子について最初に語ったのは山根さん。昴を演じているだけに、「私が好きな昴を、昴が否定しないでよ」という薫子の台詞にはグッとくるものがあった様子。ついつい褒められても「自分なんて」「こんな自分なんか」と考えてしまいがちになるけれど、このシーンからはそんな時にポジティブなエネルギーをもらっても謙遜せず、「ありがとう」と言えることもひとつの優しさなのではないかと感じたと語っていました。

石橋さんもこのシーンについて語りだすと、リアルタイムで視聴している時に薫子の台詞「すき。だいすき」で飛び跳ねたことを明かし、心の底から思い入れの深いシーンだということを窺わせてくれました。

続いて薫子を花に例えて語る時間に。中山さんはひまわり、戸谷さんはカーネーション、内山さんはスモークツリー、山根さんは桜、石橋さんは桔梗を選択。

内山さんの選んだスモークツリーはあまり馴染みのない植物でしたが、なんと花に関する知識が薄いことから街中で見かけた花を検索して知ったものだそうで、ふわふわの綿毛のような花が薫子のイメージに合致して見えたことから選んだそうです。

石橋さんが選んだ桔梗については花言葉に「変わらぬ愛」「誠実」「気品」といったものがあることから、薫子のための花だと思ったとのこと。中山さんも桔梗と迷ったそうですが、薫子のあの満面の笑みやあどけなさからひまわりを選んだとコメントしていました。

その後は、絢斗、翔平、朔、昴の順に名場面について語っていきました。朔については第7話「かっこいい男」で「翔平と絢斗と凛太郎を心の底から、信頼してる」と語ったシーンを中山さん&石橋さん、第12話「海辺の惑い」で昴にわざと水をかけて不器用ながらも「もう友達だと思ってる」と伝える場面は井上さん&山根さんが選択。

昴について内山さんが選んだのは、第11話「ぬくもりのひとくち」においての桔梗女子の教室での一幕。クラスメイトたちが提案してくれた薫子の誕生日のお祝いを、自分の都合で翌日にずらしてもらえるかと相談したシーンでした。そして、井上さん&石橋さん&戸谷さんが選んだのは、第12話「海辺の惑い」で、みんなで花火に興じるシーンで満面の笑顔を見せてくれたシーンとなりました。

最後は凛太郎の名シーンを発表。選ばれたのは第7話「かっこいい男」で朔と和解した後にスポーツ大会の野球でホームランを打った凛太郎で、これは内山さんが選んだもの。朔とのわだかまりが解けて即ホームランを打てる主人公感が気に入っていることに加え、そんな大活躍をしておきながら空を見上げて「……今日はいい天気だな」と考えるのが凛太郎らしくて良かったのだとか。

もうひとつのシーンは、第12話「海辺の惑い」のラストで薫子に「好きです」と気持ちが溢れて思わず呟いてしまったところでした。名場面の上映中は観客も見入ったのか会場中が静まり返ったのですが、その沈黙に耐えられず中山さんがリアクションしたり、石橋さんがエンディングテーマ「ハレの日に」を歌いだしたりと大盛り上がりに。

選んだのは山根さんで、このタイミングで言おうと思っていなかったのにポロっと出てしまった感じが最高なのだと話してくれました。このシーンの収録についての話題も飛び出し、全部が良かったものの10回以上もこだわってテイクを重ねていたこと、このシーンのために全員が気合を入れて収録に臨んでいたことなどが明かされました。

凛太郎を花に例える場面では、井上さんがカラー、内山さんがカーネーション、山根さんが金木犀、戸谷さん&石橋さんがスズランだと回答。スズランには「再び幸せが訪れる」「謙虚」といった花言葉があるそうで、戸谷さん&石橋さんは凛太郎にピッタリだとコメント。内山さんのカーネーションは、お母さん(※紬 杏子)を大事にしてそうだと思ったからなのだとか。

(C)三香見サカ・講談社/「薫る花は凛と咲く」製作委員会
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