音楽
春咲暖×陽高真白ツーマンライブ「Luminous 2026」昼公演レポート

「まだまだ光るから、ちゃんと見てて!」──花と太陽が放つそれぞれの光に包まれた「春咲暖×陽高真白ツーマンライブ『Luminous 2026』」昼公演レポート

驚きのカバー曲が続々!

幕間映像のあと、再びステージに上がったのは陽高さん。衣装もピンクと白のガーリーなワンピースにチェンジし、先ほどとは異なる雰囲気で観客の前に立ちました。

披露されたのは、東京事変の名曲「女の子は誰でも」。思いがけないカバーソングに、客席からは驚きの声が上がります。

語尾にゆったりと“ため”を効かせた歌声には、どこか椎名林檎さんを思わせるニュアンスも感じられます。しかし、それを単なる模倣にとどめず、自身の色へと昇華させていくのが陽高さんの魅力。可愛らしさの中にスパイスを感じる不思議な感覚が広がっていきます。

難度の高い高音も伸びやかに響かせ、楽曲の世界観を丁寧に描写。特に英語パートでは恥じらいを脱ぎ捨てたかのような強い意思を感じさせる歌い方に、芯の通ったアーティストとしての姿を垣間見ることができました。

客席は白とピンクのサイリウムが揺れ、柔らかな光がステージを包み込みます。可愛さと妖しさ、無邪気さと強さという相反する要素を同時に成立させるパフォーマンスは、陽高真白というアーティストの可能性をさらに押し広げるものでした。

続いて披露されたカバー曲はn-buna「夜明けと蛍」。再び意表を突くカバー選曲に、会場の空気が静かに張り詰めます。

ステージに設置されたお立ち台に腰掛けてのパフォーマンスは、先ほどまでの躍動感とは対照的。ピンクのカチューシャが照明を受けてきらめき、腰から垂れるリボンやフリルが柔らかく揺れる。大きなアクションや派手なファンサービスがなくとも、視線ひとつ、息遣いひとつで空間を掌握する姿から、満員のフロアにいながら、どこか自分だけに語りかけてくれているような感覚を覚えます。静かに、しかし確実に心を掴む輝きが会場を満たしていきました。

「女の子は誰でも」「夜明けと蛍」を歌い終えた陽高さんは、明るく可愛らしいトーンでMCを行います。観客からの声援に応え、チェンジした衣装を見せるようにくるりと回ってみせるなど、一挙手一投足に会場が沸き立ちます。まるで友人と会話しているかのような自然体のトークに、会場の空気はますます和やかになりました。

和やかなMCで会場の空気をさらに温めたあと、披露されたのは「ini mini」。ステージを大きく使いながら、全身で音楽を届けていきます。そのエネルギー量は圧倒的で、ファンも身体を揺らして応えます。

まるでずっとおしゃべりしているかのような親密さを感じるパフォーマンス。リズムに乗って軽やかに想いを届ける陽高さんは、ファンとの距離をさらに縮めていきました

会場の一体感をさらに深めた陽高さんに続き、再びステージに現れたのは春咲さん。黒を基調とした衣装にチェンジし、2名のサポートダンサーを交えた3人編成で始まったのは「GATCHA」。

イントロから伝わる重厚なビートと特徴的な笑い声のサウンドに、会場の空気が一瞬で塗り替えられます。震える音響の中で体感する楽曲のパワーは圧倒的。イメージとしての“カッコよさ”ではなく、確かにそこに存在する実体としてのカッコよさが、ステージから放たれます。

フォーメーションを組み換えながら展開されるダンスはキレと安定感を兼ね備え、激しい振り付けの連続にもかかわらず息が乱れない歌唱からは、豊富な体力より生み出される確かなパフォーマンススキルがうかがえます。サポートダンサーとの呼吸もぴたりと揃い、視線や間合いまで計算された一曲。先ほどの柔らかな光とは対照的な、研ぎ澄まされた鋭い輝きが会場を射抜きました。

重厚な「GATCHA」で会場を掌握した春咲さんが続けて披露したのは、東京事変のカバー「閃光少女」。

再び意表を突く選曲ながら、春咲さんはその世界観をしっかりと自分のものにしていきます。観客をあおるように歌い上げる瞬間はひたすらにカッコよく、視線ひとつで空気を支配。一方で、語りかけるように歌うパートではぐっと優しさがにじみ出ます。

曲中では「みんなに会いたかったです!」とまっすぐな想いを届ける春咲さん。「まだまだ光るから、ちゃんと見てて!」と力強く宣言されたその言葉に、会場から大きな歓声が返ります。閃光のように放たれる強い輝きによって、春咲 暖というアーティストの覚悟が鮮烈に刻み込まれたステージとなりました。

MCを挟み始まったのは1st Single表題曲「リミナル」。イントロとともに浮かべる凛とした表情に、ファンも今日一番の声で応えます。腕を大きく広げた瞬間、ステージの世界観が一変。音に身体を預けるのではなく、音そのものを身体で立ち上げていくようなダンスが繰り出されました。

つい先ほどまで、優しく語りかけてくれていた春咲さんの面影からは想像ができないほどのカッコよさと、重低音が響くダンスミュージックが展開されます。ズンズンと刻まれるビートが身体を揺らしテンションが引き上げられていきます。

強さも弱さも抱えたままステージに立ち続ける春咲さんから、どこまでも歌と踊りに真摯なアーティストの姿を見ることができました。

<次ページ:「続けてきてよかったなって思います」>
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