
『呪術廻戦』は呪いをデザインしてきた。初期から続く“夏油/羂索”の役作りとは――『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」連載インタビュー第11回:虎杖悠仁役・榎木淳弥さん×羂索役・櫻井孝宏さん前編
『呪術廻戦』第3期「死滅回游」が、2026年1月8日(木)より放送中です。
放送にあわせ、アニメイトタイムズでは連載インタビューを実施。第11回は虎杖悠仁役・榎木淳弥さん×羂索役・櫻井孝宏さんによる対談をお届けします。
初期から作品を支えてきたおふたりによる振り返り、「死滅回游」が物語にもたらした変化について。また、ついに正体が明らかとなった羂索の話題など、盛りだくさんの内容でお届けします。
『呪術廻戦』は呪いをデザインしてきた
ーー初期から出演しているお2人ですが、劇中でも、こういった取材でも一緒の場にいることは珍しいですね。
虎杖悠仁役・榎木淳弥さん(以下、榎木):そうですね。虎杖と羂索は「渋谷事変」の最後に一度だけ会ったくらいですし。こういう機会もなくはないんですが、多くはありません。
羂索役・櫻井孝宏さん(以下、櫻井):同じタイミングで取材を受けることがあっても、それぞれ個別に答える、みたいな形になることが多いです。
ーー改めて『呪術廻戦』の収録が始まった時のことを覚えていますか?
榎木:5年以上前なので今の空気感とは違っていた気がしますね。個人的には結構緊張した記憶があります。
櫻井:アニメから入った方も多いと思いますし、アニメ化が効果的というか、上手くいった作品だなと。それこそ術式や呪力の表現に関しても、アニメで補強されている部分があると思います。「呪い」って抽象的で複雑な概念なので。
更に言えば、時代によっては、もっとアングラでニッチな作品になっていた可能性もあったんじゃないでしょうか。それがここまで広く届いたのは、アニメの力も確かにあると思います。
『呪術廻戦』は呪いを“デザイン”できた作品と言いますか。呪いの力を見える化することで、格好良いや面白いという感覚に変換したと思うんです。ビジュアル的なデザインだけでなく、ロジックの組み立て方も含めて、その設計の巧みさはすごく際立っていると感じます。星綺羅羅の術式とか結構難しいじゃないですか。
榎木:「星間飛行(ラヴランデヴー)」ですね。
櫻井:正直、細かいところまで分かっているわけじゃないんですけど、直感的に「こういうことなんだな」と捉えることはできる。だからこそ付いて行けるし、楽しめちゃうんですよね。そういう意味では「死滅回游」のアニメ化を待っていた人も多いんじゃないかなと。
ーー第50話(第3期第3話)では、丸々1話使って「死滅回游」の説明がなされました。
榎木:第50話は本当に演出が光っていました。ルールの表示も工夫されていましたし、無駄がない構成だったと思います。
櫻井:国語力が問われる世界ですよね。条文化された総則(ルール)をどう解釈して運用するか。カードゲームのルールを読む感覚にも近いです。
榎木:天元様が色々と説明していく中、後半の文言で盛り上げる、あの不思議な持っていき方。一見地味な回と思われるかもしれないですが、衝撃的なエピソードだったと思います。















































