
楽曲に合わせて自分の言葉を書いたことは、これまで1度しかなかった | 新しい挑戦も交えたRainy。さん2ndアルバム『Rainy。and』発売記念インタビュー
歌について、もっともっと学んでいきたい
──年始のインタビューなのでせっかくだからお聞きしたいのですが、昨年はどんな1年でしたか?
Rainy。:高校生になる2024年の4月に上京したんですけど、そこからは目まぐるしくて、毎日が秒で過ぎていくような感じでした。無数に降る矢のように、いろんな経験をさせていただけているので、そのひとつひとつが本当にありがたかったです。たまにその矢が刺さって、プレッシャーになったり、心が折れちゃったりすることもあったんですけど、その分、幸せだと思うことが倍くらいあって、充実しているなと思います。
2025年でいうと、年始から「But ノーラヴ」で『名探偵コナン』のOPテーマを担当させていただいたんですけど、そのOPアニメーションが衝撃的で「なんだコレ!」という反応をいただいたんです。ラム編の3人(黒田兵衛、若狭留美、脇田兼則)のアクロバティックな映像で、「コナンってバトルアニメだっけ?」というポストがあったくらい話題になったし、そこから私に興味を持ってくださる方もいらっしゃったので、嬉しかったです。
夏は、アーティストとしてのパフォーマンスであったり、歌を学んで、経験、練習、成長の時期だったなと思います。それと『ハマダ歌謡祭』など、テレビへの出演があったので、TikTokなどを見てくれる方が増えました。12月には、ファンクラブ「Sunny。's Room」をオープンしたんですけど、準備をしている期間も、Sunny(=ファン)の皆さんが楽しみに待っていてくれたので、すごく嬉しかったです。
──ファンクラブの設立は念願だったと思いますが、楽しんでいますか?
Rainy。:楽しんでます! 生配信って、いつもはしっかりしようと思ってかしこまっちゃうんですけど、ファンクラブ限定の生配信だと、アットホームさがあるんですよね。この前、40分くらいの配信にしようと思っていたら、80分やっていて、本当に反省しました(笑)。でもそれも、ファンクラブならではだし、今年3月30日には、ファンクラブの会員の皆様限定のライブがあるので、今はそれに向けて、体力づくりに集中している感じです。
──また、Rainy。さんは、SDGs(特に地球環境や途上国の恵まれない子供たちに関する世界の取り組み)に関心があるそうで、それを自ら発信をしているのは、すごく良いことだなと思いました。ポッドキャストでの『Rainy。のChocoっと地球にいい話』もそうですが、今は環境問題について勉強をしている期間、という感じなのでしょうか?
Rainy。:ポッドキャストの前に、福岡でやっていたラジオでも、何度か地球の話、SDGsに関する話をさせていただいたんです。いっぱい話していたから、途中で話すことがなくなったりするのかな?と思ったけど、ちゃんと調べたら、今起こっている問題が多すぎて、学ぶことは尽きないですし、したほうがいいこと、自分がしたいことがどんどん増えていくんですよね。だから、学んで行動しての繰り返しなのかなと最近は思っています。今は学ぶ割合が圧倒的に大きいんですけど、少しずつ行動も大きくしていけたらいいなと思います。
──行動が大きくなっていくことを期待しています! 2ndアルバム『Rainy。and』についても伺いたいのですが、発売されてから、ファンの皆さんからの感想、反響はどのようなものでしたか?
Rainy。:ファンの皆さんからは、「待っていました!」という声が多かったですけど、この2年半でリリースしてきた曲を1枚にしているので、「もともとこの曲が一番好きだったけど、この曲とこの曲がお気に入りになってきたかも」みたいなことを言ってくれる方や、リリイベで何が歌われるかを予想してくれる方などがいました。
あと、私が「CDでは、曲間の秒数までこだわったので、そこを楽しんでね」と言ったら、この曲の余韻がやばかった!など、細かく感想を伝えてくださったのも、すごく嬉しかったです。
──タイアップ曲が多いので、曲順は難しそうですね。
Rainy。:曲順は制作チームの皆さんが考えてくださったんですけど、それが完璧で最高だったんです。曲間も相談してくださったので、一緒に整えていきました。曲順もグラデーションになるように、似たニュアンスの楽曲を続けたりしているんですけど、やっぱり全部違う曲ではあるので、たとえば「Gemini」と「万里一空」は繋がっているけど、「Gemini」の後に余韻が欲しいよね…と考えたり。その逆で、間髪入れずに次の曲に行くことで、出だしの音がカッコよく聴こえたりすることもあるので、何度か通して聴いて、曲間の長さを考えました。
──2年半の楽曲が収録されているということで、歌の成長などは感じられましたか?
Rainy。:「But ノーラヴ」は振り付けがある曲なんですけど、体力的にも肺活量的にも歌い方を変えたほうがきれいに声が出ると思ったんです。デビュー曲(「Find the truth」)をリリイベで歌う機会もあるんですけど、デビュー曲は12歳くらいでレコーディングをしたので、高音がポーンと出ちゃう時期だったんですね。逆に土台がスカスカで、息だけで誤魔化してきたところもあったんですけど、今は、キーは変えずに、息の使い方なども含め、歌うときの土台がしっかりある上でミックスボイスを活用して、滑らかに高音を出しているんです。そうやって、曲の雰囲気に合った歌い方を意識するようになったのは、変わったところだと思っています。
ボイトレも、これまでは歌う曲と分けて考えていたんですけど、今は、この曲を歌うときに必要な課題はこれだから、その課題を解決するためのボイトレをしよう、という考え方になったんです。曲に合わせて意識することが明確になり、それに合わせて練習をしているので、曲に対しての解像度が高くなったし、曲の世界が広がったので、そこは成長したのかなと思います。
──表現の幅も、かなり広がってきているのですね。
Rainy。:広がったと思います。以前は息を使って、震えた感じにして感情が高ぶっていることを表現していたんですけど、そうではなくて、あえてしっかり出すとか、歌の表現の示し方もいろいろあるんだということを学びました。なので、これからももっともっと歌について学んでいきたいです。
──最後の曲「Rainbow」は未発表曲でした。これは作詞が「Rainy。・Cloudy。」となっていますね。
Rainy。:私とスタッフさんで考えた歌詞になります。
──ファンのことを思って書いた歌詞で、Sunny。(=ファン)とRainy。で、虹というのはとても良い結び付きだなと思ったのですが、どのようなことを考えて書いた歌詞なのでしょうか?
Rainy。:おっしゃる通り、Sunny。のことを考えて書いた歌詞で、ライブで歌いたいので、サビはみんなで歌えるように〈hu-hu-〉と、歌うパートがあったりします。で、Sunny。のみんなと歌うとき、どういう言葉を伝えたいか、Sunny。に向かって歌っている自分を想像して出てきた単語を出していき、それを音にはめていくように、作詞をしていきました。
本が好きだという話を最初にしましたが、その中にはポエティックな本もあって、直感的に印象に残る言葉はメモに書き留めたりしていたんです。でも、楽曲に合わせて自分の言葉を書いたことは、これまで1度しかなかったんですよね。詩を書くのは好きだけど、それを音楽と掛け合わせることが苦手だったり、難しさを感じているので、そこはスタッフさんと一緒に相談をして、「これだったらもっとダイレクトに伝えたいことが伝わるんじゃない?」と教えてもらいながら書いていったのが「Rainbow」になります。この曲は、Sunny。のみんなにも好評だったので、ホッとしています(笑)。
──〈hu-hu- キミの声 聞かせて〉が、ラストでは〈hu-hu- 聴こえるよ キミの声が〉になるのが良いですね。
Rainy。:それこそ、長くなったファンクラブの生配信で、「Rainbow」を歌ったら、みんなコメントで、〈hu-hu-〉と送ってくださって、それがすごく面白かったです(笑)。
──コメントで歌ってくれていたんですね(笑)。雨が上がり、陽が差せば虹が架かるので、Rainy。さんとSunny。の架け橋になる曲になると思いました。
Rainy。:なってほしい! いや、絶対になります(笑)。
Rainy。さんによるセルフライナーノーツ
「But ノーラヴ」
「...and Rescue Me」と同じく、私の代表曲というか、自信を持ってずっと歌っている楽曲になります。自分を元気にしてくれる楽曲でもあるので、「自分、情熱足りてないんじゃない?」というときに聴いてもらえると、スイッチが入るんです。曲の始まりで「キタキター!」ってなるので、皆さんも元気になりたいときに聴いてください。
「Rain and Blue」
R&Bっぽさというか、ちょっと落ち着いた感じがあるので、「But ノーラヴ」とは違うクールさがある楽曲だと思っています。MVも1カットで撮ってもらって、あとから背景を足してもらい、夜にみんなと勉強してますよ、みたいな感じになっているのですが、このMVが私は好きで、自分でも見返しています。シンガーソングライターであり、ボーカルディレクターのMayu Wakisakaさんが作詞をしているんですけど、レコーディングではWakisakaさんに歌い方を教えてもらいながら収録したので、私の中では新しい歌い方に挑戦した楽曲でもあります。
「Gemini」
中学校まで福岡にいたんですけど、上京する前に地元福岡で開催した『Rainy。's 3/9 -Thank you - PARTY』で初披露させてもらった楽曲で、そのときの映像も公開されています。この楽曲をレコーディングするとき、友達のことや、上京するからもう二度と会えない人もいるかもしれなかったので、私の人生に関わってくれたすべての人への感謝の気持ちを込めて歌った楽曲です。なので、アルバムでは、曲が終わったあとの余韻にこだわりました。
サビに〈君を傷つけるすべて 僕が取り除きたいよ〉というフレーズがあるのですが、どでかい愛の言葉だと感じているんです。私は友達のことを考えて歌ったのですが、それが最愛の人でもいいし、それぞれの受け取り方で受け取っていただけたら良いなと思います。
「万里一空」
TVアニメ『戦国妖狐 千魔混沌編』のEDテーマで、イベントなどでも披露させていただいたんですけど、アニメにぴったりだと好評をいただいて、すごく嬉しかった思い出があります。曲自体は、壮大なイメージがあって、歌詞もアニメに寄り添っているので、キャラクターを重ねて、それで感動して泣いてしまうという方もいました。タイアップを抜きにしても、皆さんの心に響くような楽曲になっていると思います。
「Shine」
『はれのひ シンデレラ ウェディングドレスを日本へ!ある女性の挑戦』の主題歌なんですけど、「万里一空」と似ている部分がある曲だと思っていて、「万里一空」が闇とか星空を見ているイメージならば、「Shine」は夜明け、朝焼けの中で白鳥が飛んでいるみたいな華やかさ、可憐さがある曲だと思っています。
ウェディングドレスって、大人の女性の晴れ舞台に着るものなので、楽曲の雰囲気も、少し大人っぽく、「新しい人生を歩みなさい」というメッセージを贈ってくれるような曲で、背中を優しく、風と一緒に押してくれます。
「Fight Song」
女子高校生のビーチバレー全国大会のテーマソングということもあって、ザ・応援ソングであり、夏の曲という感じなので、はつらつとした元気な感じがあります。「Shine」よりも、さらに力強く背中を押してくれるような曲だと思っています。ビーチバレーは2人の競技なので、この曲は友情ソングのようになっています。
「Rainbow Christmas」
私の歌詞にはあまりない「恋してます」みたいなかわいい曲です(照)。曲を歌うときって、ただ歌うだけでは表情が乗らないので、曲のイメージを表現するために、歌声も、この曲にハマらなければいけないんです。なのでレコーディングのときは「かわいく歌って」というディレクションが何度もあったのが、面白かったです。
Sunny。の皆さんも、毎年クリスマスに聴いてくださっていて嬉しいですし、この曲で私を知った方もいらっしゃるので、すごく嬉しいです。ウキウキした、恋している気持ちを明るく歌っているので、底抜けに楽しくしたいときに聴いてほしいです。
「Riff//rain」
『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 4- beatmania IIDX』のテーマ曲で、ファイナルの試合で披露させていただき、実際に試合も拝見したんですけど、すごすぎて! もうびっくりしました。このゲームに合わせて、リズミカルでカッコいいサウンドの楽曲なので、レコーディングでは、ちょっと鼻にかけた歌い方に挑戦してみたり、最後は真っ直ぐな歌い方をしていたりするので、自分の中で歌の幅が広がった曲でもあります。
「蕾」
皆さん好きだと言ってくださるんですけど、私もデモを聴いたときから大好きでした。漫画『カッコいい女の子と12センチの約束』の公式テーマソングなんですけど、この作品は恋愛の要素だけでないんです。
主人公の椛智明くんと幼馴染の立華一颯ちゃんがいるんですけど、一颯ちゃんはファンクラブができるくらいの超イケメンに成長するんです。そこで「なぜカッコよくなりたいと思ったのか」とか「生き方について」とか、自分のパーソナリティに対しての悩みも描かれているんです。私もハーフで、小学生の頃は、周りにそういう子がいなかったこともあって、少し悩んだ時期もあったし、見た目に対する気持ちが一颯ちゃんの感情に重なるところがあったんです。この楽曲は、そういった繊細さも表現されている楽曲なので、私も自分の経験と一颯ちゃんのこと、そして主人公と一颯ちゃんの関係性などを考えながら歌いました。
「17。アオイハル」
Seventeen×Rainy。〈17のうたづくり〉コラボソングで、「Seventeen』のモデルのみんなと一緒に作った曲で、本当に青春そのものです。だから、リリイベで歌わせていただくとき、毎回Dメロでうるっときちゃうんです……。今も学生だからこそ、歌詞の尊さがわかるというか。こうやって楽しく過ごせていることが幸せなんだなというのを、歌うたびに感じます。今、学生ではない人も、今がすごく楽しい!とか、キラキラした気持ちになるときがあったと思うので、それがぎゅっと凝縮された楽曲だと思います。だからみんなと遊ぶ前とかに聴いたら、もっと楽しくなるんじゃないかな。
「Rainbow」
Sunny。の皆さんのことを考えて書いた曲なので、Sunny。の皆さんに一番響いてくれたら嬉しいですし、これからSunny。になっていただける方たちにも、この曲を聴いて、温かい気持ちになってくれたら嬉しいです!
Rainy。2nd Album「Rainy。and」
Rainy。 2nd Album「Rainy。and」
2026.1.14 Release
<収録曲>
1.But ノーラヴ
読売テレビ・日本テレビ系全国ネット「名探偵コナン」オープニングテーマ)
2. Rain and Blue
3. Gemini
4.万里一空
TVアニメ『戦国妖狐 千魔混沌編』エンディングテーマ
5. Shine
「はれのひ シンデレラ ウェディングドレスを日本へ!ある女性の挑戦」主題歌
6.Fight Song
『マドンナカップ in伊予市』テーマソング
7.Rainbow Christmas
TBS系列「ひるおび」12月エンディングテーマ
8.Riff//rain
『BEMANI PRO LEAGUE SEASON 4 beatmania IIDX』テーマ曲
9.蕾
GANMA!連載マンガ『カッコいい女の子と12センチの約束』公式テーマソング
10.17。アオイハル
Seventeen×Rainy。〈17のうたづくり〉コラボソング
11.Rainbow
<全国でのリリイベ開催決定>
詳しくは下記ページにて。
https://rainy.bzone.co.jp/info/20251225/
>>Rainy。公式サイト
>>Rainy。公式X













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