音楽
石原夏織 2nd E.P「ASOVIVA!!!」の魅力に迫る【インタビュー】

石原夏織さんが語る2nd E.P「ASOVIVA!!!」――遊び心あふれる5曲に込めた想い【インタビュー】

声優、アーティストとして活躍する石原夏織さんの2nd E.P「ASOVIVA!!!」が、2026年3月25日(水)にリリースされます。

心が踊りだす、キュートでポップな新体験を届けるべく、カラフルで賑やかなポップカルチャーを濃縮した今回のE.Pは、年明けに配信リリースされた「We Can Do!!」(TVアニメ『魔王の娘は優しすぎる!!』オープニング主題歌)と「星眼鏡」(TVアニメ『透明男と人間女』エンディング主題歌)に新たな3曲を加えた、全5曲を収録。タイトル通り、まさに「遊び場」を体現した1枚となっています。

2nd E.P発売を控えた石原さんに、新曲に込めた想いやレコーディングのエピソードを中心に、少女漫画のようなストーリーも楽しいMusic Videoのことなど、たっぷりとお話をうかがいました。

 

 

“楽しい”を全面に意識して制作した2nd E.P「ASOVIVA!!!」

──前回のインタビューでもYouTubeのことをお聞きしましたが、今度は新しいチャンネル「かおちゃんの『石』日記。」が開設されました。体の硬さの改善を目指すそうで、石原さんは意外にも体が硬いのですね。

石原夏織さん(以下、石原):そうなんですよ。

──ダンスをやっている人は体が柔らかいイメージを持たれていそうです。

石原:そうだと思います。たぶん本当は柔らかくないといけないと思うんですけど、15年間騙し続けていました(笑)。

──進捗状況はいかがですか?

石原:まだ運動をするときに明らかな違いが出るレベルではないですが、普段の生活では、階段を降りるときの筋肉の張りが減ってスムーズになりました。やはり体が柔らかくなればメリットが多いんだなと、日々感じている最中です。

──次のライブでは、ダンスでの体のしなやかさが皆さん気になるかもしれないですね。

石原:ちょっと恥ずかしいですね(笑)。でも、自分でも変化を感じられるぐらい頑張ろうと思います。

 

──そんな話題もありつつ、2nd E.P「ASOVIVA!!!」はとても賑やかで遊び心満載の1枚となりました。まずは、2nd E.P全体の印象からお聞かせください。

石原:今回は“楽しい”を全面に意識して作りました。“楽しい”がいっぱいなのはもちろんなのですが、曲によって楽しさのベクトルが全部違っていて。聴いているとあっという間に感じるというか、「この曲いいな」と思って次の曲に行ったら「あ、これもいいな」みたいにコロコロ変わって楽しい気持ちになります。

──ジャケット写真も「ASOVIVA!!!」というタイトルらしく、とても弾けたものになっています。

石原:制作はいつもと同じチームの方たちですが、いままでとは違う方向性を提案してくださいました。オシャレで弾けてもいて、可愛くて、楽しくて、要素が盛り盛りに込められていて、ジャケ写を見ると思わず笑顔になるんじゃないかなと思います。小さな私もいっぱいいて、見ていて目が楽しいジャケットですよね。パッと見で今回のE.Pだとわかる感じも素敵だなと思います。

 

「ASOBO-YO運命論序説」は石原夏織史上一番賑やかで、大人にも刺さる楽曲

──収録曲について詳しく聞いていきます。まずは、2nd E.Pのタイトル「ASOVIVA!!!」を象徴している、賑やかで楽しい1曲目「ASOBO-YO運命論序説」。ここまで賑やかな感じは、石原さんの楽曲では珍しいですよね?

石原:石原夏織の楽曲としては、この賑やかさは過去にないんじゃないかなと思います。これまでは、高尾奏音ちゃんのお兄さん、高尾奏之助さんが書いてくれた「CREATION×CREATION」(作詞:畑 亜貴 作曲:高尾奏之助 編曲:eba)が一番賑やかだったかなって印象ですけど、それを超えるぐらいの賑やかさと華やかさのある曲になりました。

──作詞はお馴染みの児玉雨子さんですが、作曲・編曲のKijibatoさんとは初めてでしょうか?

石原:初めましてです。

──これだけ賑やかな楽曲を受け取ったときは、いかがでしたか?

石原:どんな“楽しい”が来るんだろう?と思っていたんですけど、想像以上のテンポ感とテンション感だったので驚きました。でも、そのときはまだ歌詞が入っていなくて、メロディだけだったんです。〈ぴっぱぴぱ〜ぱぽぽ!〉のところやセリフ部分も入っていなかったのですが、絶対楽しいのが伝わってくるメロディラインとサウンドになっているのが、とても印象的でした。

──〈ぴっぱぴぱ〜ぱぽぽ!〉の部分は、聴いていても歌詞カードを見てもインパクトがありました。口が回らなそうな文字の並びですが、レコーディングではどうでしたか?

石原:絶対に噛むと予想できましたし、文字を目で追っても読み間違うのがほぼほぼ確定だなと、声優を何年もやってきた経験からわかったので、自分が得意な「耳で覚える」作戦でやりました。そもそも噛んだり言えなくなったりすると、楽しい気持ちを込めることができないですし。耳で覚えて、そのまま口で覚えさせて臨んだら、一発でOKをもらえました。やった〜!って感じでしたね(笑)。

──すごいですね。「ぴぴぽ」なのか「ぱぽぽ」なのか混乱しますし、最初はうまく読めなかったです。

石原:読めないですよね(笑)。しかも、全部に丸(半濁点)がついているから、いまはどこの「ぴ」なのか「ぱ」なのかわからなくなっちゃいます。なんとも言えない不思議さがありますよね。

──〈ぴっぱぴぱ〜ぱぽぽ!〉の裏に入っているセリフ部分も注目ですね。

石原:そうなんです。歌詞カードには載っていないのですがこのセリフに世界観がめちゃめちゃ溢れているというか。もう戻ることができない「あの頃の楽しい記憶」みたいに感じて、子供時代の楽しかった思い出を話していると思って読みました。

何人も重なっているので細かく聴きとるのが難しいかもしれないですが、楽曲の表面的な楽しさだけでなく深みをすごく感じていただけるんじゃないかなと思いますのでぜひ頑張って聴きとってほしいです。

 

──子供時代らしい単語も出てきますが、ただその頃の話をしているだけの内容ではなくて。

石原:そうなんです。意外と大人な曲といいますか。大人になって社会で頑張っている人たちが力をもらえそうな歌詞だなと感じました。「一生懸命前、進んでいる感じ」がすごくしますし、〈一度きりのぼくらだから 楽しまなくちゃ Song Song〉ってところも子供よりも大人の方が言葉の重みを感じますよね。最後には〈お疲れさま〜 こたえますわぁ〜〉と言っていて、なかなか思うようにいかない大人が頑張っている姿、それでも人生を楽しんでいる様子をすごく感じました。

それに、「こたえますわ」ってなかなか出てこないワードなので、歌詞をいただいたときに面白くて好きだなと思いました。(児玉)雨子さんっぽいなって。「キラリアット」や「ポペラ・ホリカ」ともまた違う感じで、大人の男性を感じるような歌詞なのも好きです。

──レコーディングでのこだわりや印象的なディレクション、何度も録り直した部分などがあれば教えてください。

石原:先ほど話したセリフ部分にも、〈A.そこに君がいたから〉とか〈ありがとー!〉など急にセリフっぽい言葉がやってくることが多く、そこをどんなニュアンスにするかいろいろ試しました。仮歌の方が歌っていた感じとは違うようにしてみることもあって、どれが最適解なのかをみんなで考えながらやったんです。

冒頭の〈すりー つー わん〉も、最初は素直に〈すりー↑ つー↑ わん↑〉とどんどん上がっていく感じでやってみたのですが、Kijibatoさんから「もうちょっと変な感じがいいです」とディレクションいただいて。〈つー〉を下げて〈すりー↑ つー↓ わん↑〉としたことで、一筋縄ではいかなそうな曲の始まりになりました。そのあたりが一番時間をかけた場所ですね。

──レコーディングにはKijibatoさんが来てくださったのですね。

石原:はい。Kijibatoさんに録っていただきました。Kijibatoさんからの提案で、1Aにある〈俺環境〉に相応しい雰囲気にしたといいますか、「音程というより、もうちょっと荒々しく投げる感じの語尾でお願いします」と言われたんですよ。〈富めるとき やばいとき〉のところも、完成したものは少し抑えられていますが、実際は結構乱暴に歌っています。いつものようにAメロはこういう感じで、Bメロで落として……といった考え方ではなく、最初からフルスロットルで荒々しく歌うのを心掛けました。

──ライブなら抑える必要もないでしょうし、テンションに合わせてどう変わるのか楽しみです。

石原:そうですね。皆さんの掛け声が入ることによって、もっと楽しい気持ちが増えて歌い方も自然と変化しそうな気がします。それに、歌詞に括弧のついた〈「ちがう!」〉とか〈「今!」〉といった部分は、皆さんが言えそうなパートだなと思いますので、積極的に言ってくれたらすごく嬉しいです。〈Q.ヒトはなぜ遊ぶのか〉に対する〈A.そこに君がいたから〉のところも、掛け合いができそうですし。ちょっと複雑かもしれないですけど、もし出来たら面白いなと思っています。

 

「Yummy!Yummy!」はラップも小悪魔的要素も自由に

──2曲目「We Can Do!!」と4曲目「星眼鏡」は前回のインタビューでお聞きしたので、次は3曲目の「Yummy!Yummy!」について。こちらはオシャレで格好いい楽曲ですね。

石原:「Yummy!Yummy!」は、耳に残る、ちょっと癖になる感じにしたくて作った楽曲です。その通り、耳に残ると感じたのが第一印象でした。そのなかに、ラップパートなど面白い要素がたくさん入っています。ちょっと小悪魔でダークさもあるけど、これはこれでちゃんと楽しさを保っている、素敵な塩梅で作っていただきました。

──確かに、1曲目とは全く違う“楽しさ”があります。特に注目して欲しいポイントを挙げるならどこでしょうか?

石原:ウィスパーボイスが好きな方には、裏で言っている〈Yummy Lovely! Make me Happy!〉に注目してもらいたいですし、個人的にはラップがすごく楽しかったです。ラップは今までもやったことがありますけど、この曲のように韻を踏むところを立てるよりも、少し気を抜いた感じでボソボソ言うラップが多かったので、新しいことに挑戦できたのが嬉しくて。

特に、1番の〈衝撃のFlavor〉のところは、もともと(作詞の)つむぎしゃちさんが書いてくださったものから、ラップにしたとき音が前に出てくるように、「ゲ」「ヴァ」といった破裂音がいっぱい入った言葉に直していただきました。ラップ初心者の私でもすごく歌いやすく、耳に残る感じにできたので、お気に入りです。

──破裂音があるとリズムも出しやすいですね。

石原:そうなんです。ラップではない普通のメロディでも、それがあることでスピード感が出ますし、音が前に出ると思っていて。ラップならなおさらリズムを取った方が映えると思ったので、入れてもらいました。

──そのほか、なにかディレクションはありましたか?

石原:全体を通して「遊んでもらっていいですよ」とディレクションいただきました。ラップパートも、仮歌さんはメロディにのせて歌ってくれていたんですけど、「全部忘れて、好きに歌っていいです」と言われて。ここまで自由なラップだったのは初めてでした。サビからは、小悪魔的要素も強めになりますから、「もっと好きに歌って、可愛くしちゃって全然いいです」と言っていただき、毎回違う感じで歌うようにしました。

──曲中には、相手をドキッとさせるような〈もう虜になったで...しょ?〉といったセリフもあります。このあたりはいかがでしたか?

石原:声優ですから、こういうのは得意です(笑)。まずは自分自身でいいなと思う感じでやってみて、それをキープしつつスタッフの皆さんからの「こういうのも聴いてみたい」というのをやってみました。自分的にはちょっと違うかなと思ったのもありましたが、3パターンぐらい録ったと思います。最終的には自分が一番いいなと思った最初のものが選ばれました。

──さすがです。今後、ライブで披露するときには、それこそ目の前にいる皆さんを虜にする小悪魔チックな感じで?

石原:そうですね。いったん石原夏織を忘れて、キャラとして立たせるように頑張りたいなと思います。

 

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