
「最初は笑って見ていたものも、だんだん涙へと変わっていく」「胸がいっぱいになる作品です」──アニメ「霧尾ファンクラブ」染谷 波役・若山詩音さん【連載インタビュー第3回】
「『涙なめなめソング』が流行ってくれることを切に願っています」
──先日放送された第1話で、若山さんのお気に入りのシーンを教えてください。
若山:いっぱいありますが……まず、Aパートで描かれた肩車で霧尾くんの学ランを取りに行くところが大好きです。
学校の裏でイチャイチャしているカップルの表情がまずトンデモなくて(笑)。そこに突撃して学ランを取りに行くという流れが最高でした。しかも、そのあと藍美ちゃんが「キャキャーッ」って言いながら走り去っていくのも誠に愛らしいんですよ……! 本当に大好きです。稗田さんのお芝居も含めて愛おしい……!
あと実は、第1話に出てくる「マモちゃん」(ちっちゃいフサフサの猿)がいるのですが、あの声、私がやってるんです。
──へぇ!
若山:アフレコに行ったら「マモちゃんをやってください」と言われまして(笑)。猿を演じるのははじめてだったので「この種類の猿ってどんな声なんだろう……?」と、休み時間に調べていました。「霧尾ファンクラブ」のアフレコの中で、一番緊張したのはマモちゃんの声を入れる時だったかもしれません。
──登場までのエピソードも相まって、インパクトがありますよね。
若山:マモちゃんの飼い主さんのキャラの濃さも含めて好きですね……! あの“いそうな濃さ”みたいなものが、ぽんちゃん先生ならではだなと思います。
──まさか「マモちゃん(CV:若山詩音)」だったとは……。
若山:色々なレパートリーを持っておかなきゃいけないなと反省もしたマモちゃんのアフレコでした(笑)。すごく楽しかったです。
ちなみにマモちゃん、再登場します。そのときも私が声を入れさせていただいているので、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです!
あと、第1話で印象的なのはやはりラストです。このシーンがもう第1話で来るんだ、とビックリもしていて。明るいギャグコメディーから一歩踏み込んだ“匂わせ”のあるシーンですから。
──ちょうど波の目元が見えず、表情をうかがい知れないような描写でした。
若山:あの「つら」に、波の心情をどこまで入れ込むか、どこまでにじませるかを意識しながら演じていました。第1話は「波ってどんなことを考えてるんだろう?」というところで終わる回だったなと思います。
──次に放送された第2話のお気に入りシーンを教えてください。
若山:第2話はもう「涙なめなめソング」というトンデモコンテンツが!(笑)
やはり稗田さんの歌が本当に素晴らしくて。ご本人はとても素敵に歌を歌われる方ですが、作中では絶妙に“高校生が歌っている感じ”になっていてすごいなと思いました。その歌に藍美ちゃんの重たすぎる愛がしっかりと乗っかっています(笑)。
個人的に「涙なめなめソング」が完成するまでの流れも、原作から大好きだったんです。波がひょうきんな曲を突然弾き始めて「ひょうきんな曲弾いてんじゃねえよ」ってツッコまれる、あのくだりが本当に好きで!
原作だと、短くフレーズを弾いてすぐにツッコまれる感じでしたが、アニメではしっかり弾いてからツッコまれる流れになっていて。それがまた、アニメならではの音の使い方の表現だなと印象に残っています。
──改めてにはなりますが「涙なめなめソング」とは……と(笑)。
若山:もうちゃんとツッコミどころとして笑ってほしいです(笑)。めちゃくちゃ真剣に稗田さんが歌われている時にアフレコブースの後ろで聞いていて「何を歌ってるんだろう……」って思っていましたから。
でも、臓器の名前がずらずら出てくるちょっと物騒な曲なのに、ちゃんと良い曲なんです。一回聴くと覚えちゃうし、口ずさみたくなるといいますか。「涙なめなめソング」が流行ってくれることを切に願っています。流行ってくれ……!(笑)
YouTubeショートなどで、ぜひ使ってほしいですね。どこを切り取るんだろうとも思いますが……。
──どこを切り取っても面白くなってしまうのではないかと。
若山:ですよね! 良いところだけ切り取るとロマンチックな歌詞になるのかもしれないけれど「肺心臓肝臓腎臓膵臓」のフレーズを切り取られたら、ちょっと残酷な感じにもなっちゃうな……(笑)。
あと、第2話からは(村岡)皐月ちゃん(CV:伊藤彩沙)が登場します。皐月ちゃんがみなさんにどのように受け取られているかはわかりませんが、彼女のことを嫌わないでほしいなと思っていて。
私は皐月ちゃんってとても可愛い子だと思っているんです。推しの近くにいたら「おっ……」となる気持ちもわかりますが……(笑)。でも可愛い子です。
皐月ちゃんと、桃瀬(隼斗 CV:小笠原仁)と、霧尾くん。この3人の関係性も、藍美と波の関係性とはまた違う形で展開されていきます。そのあたりにもこの先、ぜひ注目していただけたら嬉しいです。





































