
『転生したらスライムだった件』コミカライズ第32巻発売記念! 川上泰樹先生に見どころや『転スラ』を小説から漫画にする上でのこだわりを伺いました!
2026年6月9日(火)に講談社シリウスKCから発売される『転生したらスライムだった件』コミカライズ最新第32巻! その発売を記念して、アニメイトタイムズでは川上泰樹先生にメールインタビューを実施しました。
第32巻の見どころはもちろん、これまで『転スラ』に関わってきた中でこだわっていたこと、執筆する中でも大変なことなどを伺っています。ぜひ、購入の参考にしていただければと思います。
コミカライズはまだ道半ば……この調子で先のエピソードも!
――いよいよ第32巻が発売となります。まずはその発売に際する現在の心境からお聞かせください。
川上泰樹先生(以下、川上):たくさん描いたな~とも思うのですが、原作の半分も漫画に出来ていないのでまだまだ道半ばなんですよね。この調子で40巻50巻と続けたいです。
――第32巻でファンのみなさんに注目してほしいポイントや見どころもお願いします。
川上:色々なことが同時進行で進む巻でもあります。ユウキやディアブロ、レオンなどリムル以外のキャラクターがメインで描かれる場面も多いので、それぞれの視点を楽しんでもらいたいです。
――第32巻終盤のグランベル・ロッゾが攻めてきてからの戦闘について、様々なキャラクターが入り乱れていたり、スキルのエフェクトや魔法陣、背景の建物、各キャラクターが所持する武器だったり、そのすべてにおいてかなり細かく描かれているように思いました。こういった戦闘シーンで毎回こだわっている部分はあるのでしょうか?
川上:グランベルの強者感をしっかり出そうと思っています。多くのキャラクターに目的やそれを達成するための思惑があるのですが、グランベルは信念に従って行動しているので、そこがキャラクターとして強いなと思っています。ちなみに背景やエフェクトなどの作画が細かく描かれているのはアシスタントさんの手腕です。いい画を入れてくれていつも感謝しております。
――コミカライズの連載は2015年スタートだそうですが、10年以上も漫画で『転スラ』の世界を描き続けてこられた秘訣はありますか? また、原稿で頭を悩ませた時にはどうやってリフレッシュして新たなアイディアを考え出しているのでしょうか?
川上:続けられる秘訣は、原作を読む時にまずは純粋に読者として楽しむことでしょうか。初めからどうやって絵に落とし込むか考えながら読むと作業になって楽しくなくなってしまうので。リフレッシュはあるあるかもしれませんが、猫吸いです。
今回だけでなく、今後の巻数にも期待大!
――シリーズ全体についてもお聞きします。『転スラ』を漫画にする際に現在進行形で一番苦労していることは? お話しできる範囲で構いませんのでお聞かせ願います。
川上:これは全てのコミカライズ作家に言えることだと思うのですが、原作の文章の取捨選択には毎回悩んでいます。出来ることなら全て取りこぼさず漫画にしたいのですが、小説と漫画の媒体としての違いから難しさを感じることが結構あります。あと転スラはキャラクターが多く新しいキャラもたくさん出るのですが、見た目が美しいキャラが多いのでそろそろ描き分けが…
――これまで描いてきた中で時に大変だった作中のエピソード、並びにキャラクターもお話しいただけますでしょうか。
川上:20~22巻のヒナタたちと戦う辺りでしょうか。聖騎士団、法皇直属近衛師団と名前のあるキャラクターが一度にたくさん出てきたので、それぞれどう描けば印象に残るかなと苦労した記憶があります。出番が少ないのに結構重要な場面で活躍するニコラウスは彼のポリシーを表すようなセリフを追加したりしました。
――昨今では絵本版『転スラ』のイラストにも挑戦されていたかと思います。今後『転スラ』に関わるうえでやってみたいと考えていることなどもお話しできる範囲でお教えください。
川上:絵本は凄く楽しいお仕事でした。あまり褒められたペースで進められなかったので大きな声では言えないのですが、関係各所に迷惑をかけないのならまたやってみたいです。
――最後に第32巻の発売を楽しみにしている読者のみなさんへのメッセージをお願いします。
川上:いつも応援ありがとうございます。32巻と(多分次巻、次々巻)は私もとても好きな話なので、原作の良さを出せるよう頑張ります。原作ファンの皆さんも漫画だけの皆さんも楽しんでもらえたら嬉しいです。
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