
誰かに向けた「好き」の気持ちに寄り添う「青春」と「宝物」──アニメ「霧尾ファンクラブ」三好藍美役・稗田寧々さん×染谷波役・若山詩音さん【連載インタビュー最終回】
「求めていたものがそこにありすぎました」
──第1話から11話の中で、お気に入りのシーンをひとつ選ぶとしたらいかがでしょうか?
稗田:難しいー!
若山:好きなシーンが多すぎて……でもパッと思い出されるのは藍美ちゃんの姿だなぁ。
稗田:(笑)。
若山:藍美ちゃんの叫びが好きなんだ……! 叫ばなくても好きだけど!
稗田:叫んでなくても面白い顔してるからね。各話に名シーンがあって。
若山:藍美ちゃんの静かなツッコミも好きだし……第1話からいくと、やっぱり口に拳を入れようとしてる藍美ちゃんが好きよ。
稗田:あれ私も好き(笑)。第2話は「涙なめなめソング」だね。ファンの方も印象に残っている人が多いんじゃないかなぁ。
あとは……割とこの後半に入ってからで言うと、ファンの皆さんも話題にしてくださっていた、第7話での藍美の発狂ですね。ギャグシーンではあるし、むしろ笑っていただきたいパートではあるのですが、オンエアを見ていたらなんだか泣けてきちゃって。顔は面白いけれど、藍美は藍美で霧尾くんへの想いがあって、あの空間に霧尾くんの過去を知っているのは藍美しかいない。だから色々な感情の処理方法がわからなくなって叫んでしまう。
──何も知らないくせに、と。
稗田:そこに波が寄り添ってくれているのも二人の絆を感じました。
稗田:あのシーンのアフレコは、どちらかというとプレッシャーを感じていたんです。ひたすら叫んでいる中に色々な感情がある。でも面白いシーンでもある……難しかったですね。
若山:藍美ちゃんは真剣だけど、端から見たら面白いシーンだもんね。
稗田:そうなのよ。だから面白く叫ぶのも違うし……と。アフレコのとき「泣ける」とは思っていなかったのですが、他人事としてアニメを見たら、涙が出てきちゃいましたね。
若山:そのシーンも最終話を見てから見ると感じ方が変わりそうだね。
私のお気に入りは……ちょっとうぬぼれなんですけど第9話かなと思います。桃瀬の告白を「ごめん」と断るその一言をオンエアで聞いた時に……「お、頑張りましたねぇ!」って思いまして(笑)。
稗田:あはは! でもほんとにめっちゃ良かったよ!
若山:ありがとう(笑)。あのシーンは口元が映されるので、音響効果のつけ方も急に音が近くに聞こえるようになっていて。「ありがとうございます、最高です」となっていました。心境としても複雑ですし、大事なシーンでもあるので印象に残っています。桃瀬役の小笠原(仁)さんが引っ張ってくださいました。大感謝です。
稗田:あのシーンも素晴らしいですし、第12話でも詩音ちゃんの素晴らしすぎる一幕があります!
若山:えっ、嬉しい!
稗田:アフレコ中に泣いちゃったもん。
若山:後ろ(待機席)見とけばよかった……。
稗田:見る暇ないでしょ(笑)。それぐらい、もう本当に素晴らしいので!
若山:それで言うなら、私も寧々ちゃんの好きなところたくさんあるよ! 「パーカーのパーがどこだよ」とか。
テンションが高いボケとツッコミも最高なのに、落としたツッコミも最高なのはなぜ!? なんでそんなに最高なんですか!
稗田:嬉しい〜(笑)。
若山:求めていたものがそこにありすぎました。愛です。




































