
『ララの結婚』作者・ためこう先生&お笑いコンビ・おかずクラブ(ゆいPさん&オカリナさん)が登壇の「ビーボーイ35周年記念トークショー」レポート|それぞれの「BLとの出会い」「好きなジャンル」ここでしか聞けない貴重なトークが繰り広げられる
それぞれの「BLとの出会い」「好きなジャンル」が語られる
そんな「ビーボーイ35周年記念展 Boys in Love」の感想をたっぷりと語り合った後、トークテーマはそれぞれの「BLとの出会い」へと移ります。
ためこう先生は、友人に作品を見せてもらったことがBLとの出会いだったと振り返ります。「最初は『花とゆめ』作品が好きで、ほんのりと下地はありました」と語り、その後にBLの世界を知ったそうです。(※『花とゆめ』作品は、王道の少女漫画にとどまらず「美形男子同士の距離感の近さ」や「ブロマンス(男同士の熱い絆)の解像度の高さ」に定評がある。)
一方、オカリナさんは中学生の頃、友人のお姉さんから借りた小説がBLとの出会いだったとのこと。その後は二次創作の世界にも触れるようになったと語ります。
続いてゆいPさんは、「書店を彷徨っていたら、『美剣士』と書かれた本があって、それが光って見えたんですよね。それで気づいたらレジにいた」と運命的な出会いを明かしました。
さらに、「昔は“BL”ではなく“やおい”という言い方をしていましたよね」という話題になると、「家の押し入れの中に外には出していない本が入っていて、自分が親より先に死んだ時はそれを焼いてくれって頼んでるんだよね?」(ゆいPさん)、「お願いだから燃やしてくれ、という感じでした。腐女子は隠れるべきものでしたから」(オカリナさん)と当時を振り返ります。ためこう先生も「私も隠れていましたね(笑)」と共感。会場の笑いはさらに広がりました。
また、オカリナさんは最近、BLの大型即売会に参加する際には好きな作家へ手紙とお菓子を必ず持参していることも明かします。
「本当に描いてくれてありがとうございます。お願いします、末永く描いてください」という想いをこの場で爆発させます。「読み専なので、描いていただかないとどうしようもできないんです。いろんなジャンルがあるから、すぐにどこかへ行かれてしまうので……。何度も卒業を目にしているので……」と、読者ならではの切実な胸の内を語りました。その言葉に共感したのか、客席では頷く姿も多く見られました。
続いては、それぞれの好きなジャンルやシチュエーション、いわゆる“癖(へき)”について語るコーナーへ。
オカリナさんは「幼馴染」が大好きだと即答します。
「素晴らしい関係性だなと思うんです。小学生の頃からの関係性は幼馴染とは認めていなくて、私の中では小学生以下からが幼馴染の定義というか……」と熱弁。その隣で、ゆいPさんは思わず大笑い。さらにオカリナさんの“幼馴染愛”は止まりません。
「物心ついた時から近くにいたとか、同じ病院で生まれたとか、隣の家だったとか。お腹の中にいる頃からお母さん同士が知り合いだったとか! 二人だけしか呼ばない呼び名や、二人だけが知っている過去がある。途中から出会った人にはない年月がありますから」と、その魅力を力強く語りました。
そんなオカリナさんに、ためこう先生が「それはいたしてもいいんですか?」と質問。するとオカリナさんは、「いたしていただいても構いません!」と即答し、会場を沸かせます。
さらに、「正直、男の子同士って罰ゲームや悪ノリでキスをしたりもすると思うんです。だからこそ、いたしてもらわないとどこまでが本気なのか分からないんです」「最初に出会ったものを雛鳥のように愛して、ずっと変わらずっていう感じです」と語り、自身が王道の関係性を好むことをアピール。これにはゆいPさんも「はっきりしてますわ!」とツッコミを入れ、オカリナさんの幼馴染愛が伝わるひと幕となりました。
一方、ためこう先生は「地雷はないですね」とコメント。「基本的にはオールジャンルです」「苦手でも描いていたら好きになります」と語ります。
さらにイベント前の控室では「ビッチ受け」の話題も出ていたそうで、ためこう先生は「オカリナさんが嫌いなジャンル、全部好きかもしれません」と発言。王道好きなオカリナさんとは対照的な好みが明らかになると、オカリナさんも「私も(好みが)違うだろうなと思っていた」と頷き、BLトークはさらに盛り上がりを見せました。
また、以前ゆいPさんがカップリングの順番を誤って逆で言ってしまった際のエピソードも披露されます。
その時、オカリナさんから「二度とそんなこと言わないで。後ろから包丁で刺されている気持ちになる」と真剣な表情で訴えられたそうで、ゆいPさんは「こりゃヤベェな、二度と間違えられないなと思った」と当時を振り返ります。
するとオカリナさんは即座に「固定厨なので」と一言。ゆいPさんは「固定厨……知らない言葉ばっかり知ってるからオカリナさん」と圧倒された様子を見せ、会場の笑いを誘いました。
さらに、「体格が大きい方が受けなのが好き」というオカリナさんの好みに、ためこう先生も強く共感する場面も!
ためこう先生は「実は筋肉受けが好きなんです。相手を跳ね返せる力があるのに、それをしない受けちゃんが可愛い」と語り、意外な共通点も明らかになりました。
一方のゆいPさんは、「ノンケが好きです」と回答。
「ノンケは受けですね。いや、攻めかもしれない……? まだ分からない」と、自身の中でこれから深められていくであろうジャンルについて語られました。






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