
怜慈が拳で語る「マスク割れ」アクション! 答えを出さないところに良さがある作品の魅力 ――映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』福沢博文監督インタビュー
“ギャバい”スーツアクター達
──福沢監督が思う『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』のスーツアクターの皆さんの魅力をそれぞれ教えてください。まずは「ギャバン・インフィニティ」の伊藤茂騎さんから。
福沢:茂(伊藤茂騎さん)は身体が利くし、個人的に羨ましいですよね。瞬発力もありますし、ファイトスタイルもすごくいい形ですよね。茂はスタイルもウエストも絞って、見た目もちゃんと自分で管理して出来ているし、バランスも素晴らしいです。
──「ギャバン・ブシドー」の米岡孝弘さんは、ギャバリオンブレードの二刀流も見どころでした。
福沢:スタント的なことにもヨネ(米岡さん)はガンガンチャレンジしていきたいという部分を持っているんです。そういった意味で度胸もある子だと思いますし、ちょっと変わった動きだったりとかも、ダンスも出来たりするんです。今回の二刀流は慣れていないと思うので、我々もサポートしながらやっていきました。ヨネはイメージがしっかり出来ている子なので、二刀流もうまくいった印象はあります。
──「ギャバン・ルミナス」の酒井菜々子さんは、アクロバットも活かしたアクションでした。
福沢:菜々子はアクロバットが得意だし、そっちを本当は押し出してあげたかったんですけどね。キキが蒸着するギャバンなので、ある程度の塩梅で抑えていかなきゃいけない部分などもありました。女の子であそこまでアクロバットが利く子はなかなかいないんです。ここからどんどん色んなものを吸収して、大きくなっていってもらいたいですね。アクロバットとかは僕が好きなのもあるんですけどね。「人間、こういうことできるんだ」って思うじゃないですか。憧れるし、小さい子供たちにはそれをみて「やってみよう」っていう気持ちになってほしいなと思います。
──「ギャバン・ライヤ」の蔦宗正人さんのメリハリのある忍者アクションも魅力的です。
福沢:ツタ(蔦宗正人さん)は器用ですよね。本当に「これできるんだ」と僕の予想より上の部分でこなしてくれるんです。少し繊細な部分もあって、そこに至るまで自分の中で何回も何回もリピートして、自分でちゃんと体の動きを確認しながらという作業もやりながらやってくれています。今回のギャバンは本当に、素晴らしいメンバーで出来たなと思います。
シリーズ立ち上げのメイン監督としてのプレッシャー
──この半年間、『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』のメイン監督を務めての手応えを教えてください。
福沢:『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』に関しては子供番組的な要素をちょっと薄めて、自分のスタイルの中でやったんです。それを主軸にこれから【PROJECT R.E.D.】というのが、『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』を基準としてさらに味を濃くするのか、もうちょっと違う方向に行くのか今後1個の基準として出てくるはずです。個人的には自分の好きなスタイルで作れたなと思っています。
──福沢監督はこれまでスーツアクターやアクション監督を経ての、今回メイン監督でしたがアクションのキャリアが活きる場面ってどんなところですか?
福沢:色んな立場、各箇所の立場の目線がありますよね。現場として一番トップの状態からの目線と各パートのブロック、アクション部からの目線と、被写体からの目線があるんです。色々「これちょっとやりづらいかな」とか「申し訳ないかな」とか、でも「ここで決断しなきゃいけないのか」といった心境です。今までの自分の経験もあるものの、判断が鈍る時もあるんです。その立場に沿って、如実にやらなきゃいけないことって明確に出てくるんですよ。アクション監督の時とかは自分の我が出る場面もあったんですけど、監督の立場からすると決断していかなきゃならないんだなと改めて思うことが増えました。
──新たなシリーズを作る上での苦労も多い期間だったのではないかと思います。
福沢:一言で言うとプレッシャーでした(笑)。スーパー戦隊シリーズを長くやらせてもらってきたからこそ、それしかないですよね。そこに【PROJECT R.E.D.】の立ち上げのパイロットに名前を挙げてもらって、スーパー戦隊シリーズが終わる時の自分の気持ちよりも、【PROJECT R.E.D.】をやらなきゃいけないというプレッシャーの方が上回っいていたんです(笑)。「スーパー戦隊シリーズが終わるんだ」って噛み締めることが全くなく、プレッシャーで本当に「いけるのかな?」「どうしていこうか?」っていうことが大きかったですね。
──最後に『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』のファンの皆さんに向けて福沢監督からメッセージをお願いします。
福沢:30分という枠の中なんですけども、怜慈というキャラクターも含めて、『ギャバン インフィニティ』という作品の世界観は理解してもらえるとは思います。短いながらも各次元のキャラクターも出てきて、初めての人は「ちょっと掘り下げて見てみたいな」と思っていただけると嬉しいです。今までテレビシリーズを見てくれた方たちには、1つの区切りのエンディングとして、そういう思いも込めて作っています。短い時間の中で色んなものを入れているので、お子さんたちにも楽しく観ていただいて、色んな感情を受け取ってもらえればいいなと思います。
[インタビュー・撮影/田畑勇樹]
作品情報
2026年7月24日(金)公開
あらすじ
「太陽は、ギャバンの命と引き換えに返してやる」
ギャバン・インフィニティ=弩城怜慈(どき れいじ)が指定された場所へ向かうと、そこには“全ギャバンの抹殺”を掲げる最凶の敵「ギャバンキラー」が待ち受けていた。その正体は、怜慈が慕っていた先輩刑事・長谷 誠(はせ まこと)だった!
対ギャバンの秘策「アンチギャバリオン粒子」を操るキラーに苦戦するインフィニティ。
時を同じくして、光を失った影響は全次元へと波及していた。奪われた太陽を取り戻すため、ギャバン・ブシドー=哀哭院刹那、ギャバン・ルミナス=祝 喜輝、ギャバン・ライヤ=風波駆無ら全ギャバンが次元を超えて集結する!
かつてない強敵・キラーの真の目的とは・・・
激闘の果てに、ギャバンたちはふたたび太陽の輝きを取り戻せるのか!?
キャスト
(C)2026 映画「ゼッツ・ギャバン インフィニティ」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (C)テレビ朝日・東映AG・東映




























