
NEWシングルはコンセプチュアルで刺激のある一作に──「私の新たな一面を多くの方に楽しんでいただけたらいいなと思っています」小倉 唯さん「Q.E.D.」リリース記念インタビュー
声優・アーティストとして活躍する小倉 唯さんのNEWシングル「Q.E.D.」が、2026年7月22日にリリース決定!
表題曲「Q.E.D.」は、小倉さんご自身も出演するTVアニメ『ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。 ~魔導書の力で祖国を叩き潰します~』のオープニングテーマ。刺激的なビートが際立つトリッキーなダンスチューンです。
アニメイトタイムズでは「Q.E.D.」のリリースを記念してインタビューを実施。「Q.E.D.」楽曲、MVにおけるこだわりポイントはもちろん、カップリング楽曲「泡沫マーメイド」などについてもお話を伺いました。
今夏には、10年ぶりとなる夏のツアー「Yui’s*Company. LIVE 2026 SUMMER ~泡沫のマーメイド♡~」に挑む小倉さん。美しく輝くパフォーマンスにかける想いを、今一度紐解きます。
「凛とした雰囲気」と「颯爽とした余裕」意識して
──NEWシングル「Q.E.D.」を控えた現在の気持ちをお聞かせください。
小倉 唯さん(以下、小倉):「Q.E.D.」リリースがまもなく。今作はTVアニメの主題歌になっているのですが、作品に寄り添った刺激的なビートが印象的な表題曲となっています。クセになる曲になっているかなと思いますので、私の新たな一面を多くの方に楽しんでいただけたらいいなと思っています。
──小倉さんといえば「可愛い」「キュート」のイメージが強くありましたので、新鮮だなと思っていました。
小倉:今作はいつもとはちょっと違ったクールな一面を出せているのではないかなと思います。
──「クールな一面を出す」という点において、どのような心境でしたか?
小倉:ジャケット撮影やMVの撮影でも、にっこりしたキュートな笑顔というより、微笑みもクールな表情をすることが多くありました。衣装も普段とはテイストが異なる雰囲気だったので、そういった意味でもいつもと違うスイッチが入るような感覚がありました。
──「Q.E.D.」のMVでも4着の衣装が登場しました。お気に入りの一着をご紹介ください。
小倉:一番お気に入りなのは、衣装さんに作っていただいたピンクと黒が基調になっているものです。模様にもヒョウ柄が入っていて攻めたデザインになっていて。平成女児心がくすぐられるというか(笑)。おそらく女性の方も好きなデザインなのではないかなと思っています。ライブなどでも映えそうですね。
──「平成女児心」というと、いわゆる“ガラケー”がMVの中で出てきましたね。しかもストーンでデコられていて。
小倉:衣装を作るにあたって、テーマ決めのときに私から衣装の色や柄、「平成女児感」というコンセプトをお伝えさせていただきました。そうして衣装が先に完成したので、そこから発想を得たMV制作チームの方々がデコった携帯を用意してくださっていました。
──なるほど。デコられた拳銃もキュートでした。
小倉:あの拳銃、とっても可愛いので、ぜひみなさんに近くで見ていただける機会があるといいなと思っています。どこかで展示とか……何かをしたいなと個人的に思っています。
小倉:あと、実はミュージックビデオにしか出てこない衣装が一着あるんです。
──MV限定の!
小倉:白のドレスっぽいワンピースがあるのですが、これはMVのみの衣装です。イメージとしてはタイアップ作品が連想できるような、令嬢風な衣装になっています。
その衣装は白いのですが、メイクは目の下に紅いチークを大胆に入れるような、攻めたヘアメイクになっています。そちらの衣装でのシーンもMVの注目ポイントです。
──Aメロなどで登場するパーカー衣装もスタイリッシュな雰囲気で格好良かったです。
小倉:あの衣装はファンの方からも好評なんです。実際にリリースイベントなどでも着用していたのですが、とても動きやすくてお気に入りの衣装になりました。
──やはり「動きやすさ」も魅力のひとつなのですね。ライブなどではドレスなどの華やかな衣装が印象的でしたので……。
小倉:そうですね。いつもは重量がある衣装も多かったので……(笑)。パーカーの衣装は身軽でした。
──それではMV全体および楽曲の注目ポイントも教えてください。
小倉:「Q.E.D.」はラップパートがとても印象的で、ラップを始めとしたカッコいいフレーズが多くあります。要所で私の声が加工されていて、いわばボーカロイドのような処理をしていただいているパートもあったりして。このようにどんどん変化していく楽曲なので、映像においても細かいポイントにも注目してほしいです。
私がアニメにも出演しているということもあって、作詞にも携わらせていただいています。その歌詞にも注目していただけたらいいなと思います。
──作詞は、ずまでスコトさんとの共作とのことですが、制作はいかがでしたか?
小倉:アニメと関連したフレーズを入れたいなと、私の中で想像がすごく膨らんでいました。今回は直接のコミュニケーションは取れなかったのですが、ずま(ずまでスコト)さんからいただいた案ももちろん入れ込みつつ、アニメに寄り添ったワードを私の方でたくさん入れさせていただきました。
──〈報復したいのです〉などの一節がそのポイントのひとつだったのかなと。
小倉:そうですね。アニメの良さや主人公であるエリーの存在を感じてもらえるようなフレーズが多いなと思っていて。出だしの〈感情はない〉から始まる一節もエリーっぽいなと思います。
とはいえ、キャラソンになりすぎないような塩梅で書かなければいけないので……。
──たしかに「アニメに寄り添う」と「キャラクターに寄り添う」は違いますものね。
小倉:さらにそこにオリジナルティも入れなきゃいけない。曲調も相まってなかなか難しい作業でした。
──特にお気に入りのフレーズや歌詞を教えてください。
小倉:私的には〈(シャボンの泡に乗せ…)〉がお気に入りです。エリーたちがお店を開いて、石鹸を売り出すところから連想したキーワードになっているのですが、たまたまカップリング曲の「泡沫マーメイド」にも「泡」の要素が入っていて。そんな意味でも楽曲どうしの繋がりができて良かったなと思ったフレーズでした。
──メロディについてもお聞かせください。「Q.E.D.」を初めて聴いたときはどのような印象でしたか?
小倉:まず、曲調がどんどん変化していくところが面白いなと思いました。また作品内で描かれるエリーのダークな雰囲気がラップなどに表れていて、作品の絵が浮かんできました。それが第一印象です。
──とてもテクニカルな楽曲ですが、レコーディングはいかがでしたか?
小倉:メロディラインが特殊で難しい音を使っているパートが多かったり、メロディも上がったり下がったりしているので、ピッチ(音程)を取るのも難しくって。
ラップパートなどと比べると、サビの部分は逆に少しだけ落ち着いているといいますか、個人的には爽やかに聴かせたいと思っていました。メリハリがポイントになる楽曲だなと思っています。
──クールな楽曲にあわせて、小倉さんの歌声もスタイリッシュな音色になっているのかなと思います。ニュアンスや表情の付け方におけるこだわりを教えてください。
小倉:私は楽曲の雰囲気によって声色が変わるタイプみたいなので、今回は「凛とした雰囲気」「颯爽とした余裕」を意識しています。
































