
ヒーロー側のエゴを引き出す「イバル連合」の役割とは――『角醒ハンター オメガホーン』砕厄のゲンノウ役・桜庭大翔さん×飛導のバーサー役・光宗薫さん×鉄壁のレイジ役・長田光平さんインタビュー
イバル連合は「ヒーロー側のエゴを引き出す役割」
ーー主人公たちのライバル(敵役)を演じるにあたって、どのような役作りをされたのでしょうか?
光宗:さっき桜庭さんがおっしゃったように、私も最初はガチガチの悪役だと思っていたんですよ。 ただ、現場に入って監督とお話しするうちに「イバル様も含めて、彼らは悪ではないな」と。「すごく強いエゴのもとに共鳴して、集まっている」というニュアンスが一番近いと思います。それでも第1話〜2話では、対立していることを明確にするために「少し悪っぽいニュアンスにしましょう」みたいな話はありました。一方で、普段は悪という認識では演じないようにしているんです。ビジュアルが悪っぽいので、そちらに引っ張られすぎないように意識しています。
桜庭:物語が進んでいく途中で「意外といい人たちかもしれない」という余地を残しつつ、敵対勢力という面では1つの大きな壁として、主人公チームが強くなるきっかけになれたらいいなと。それぞれの特性や「エゴ」が、シャウトたちにどんな影響を及ぼすかは大事にしていきたいと思っています。
光宗:たしかに。ヒーロー側のエゴを引き出す役割と言えるかもしれません。
ーートレジャーハンターである炎のシャウトもエゴは持っていますが、序盤の段階では誰かとぶつかり合う方向のエゴではないですよね。
桜庭:そういう意味で、やっぱり僕らの世界を変えようとするエゴがどう影響していくかは大事だと思います。
長田:あとはイバル連合は全体的に主役側の子たちよりも年齢層が高いので、ちょっと大人の色気も出していけたらいいなと(笑)。
ーー劇中では、イバル連合内での会話シーンも多いかと思います。格好いい台詞回しも印象的ですが、現場の雰囲気はいかがですか?
桜庭:重たいシーンに見えて、カットがかかった瞬間、みんなワッと笑い出したり、暴れ出したり……。
光宗:暴れ出す人はいないです(笑)。
一同:(笑)
桜庭:本当に仲がいいんですよ。初めて現場で一緒になったとは思えないくらい。高校の同級生みたいな感覚です。
光宗: イバル連合はユニフォームじゃないですけど、衣装に同じところがあるから、同志感がありますね。
光宗:組織としてのまとまりもありつつ、会話の中で、それぞれが内に秘めてるモノも徐々に見えてくると思います。
ーー絶暴のイバル、絶炎角も含めた組織内の関係性がどう発展していくのかも楽しみです。
桜庭:そうですね。(長田さんへ)一歩引いた目線で見ているレイジ的にはどうですか?
長田: 絶炎角とイバルって危うくないですか? というのも、お互いの力量を探り合って、試しているような印象があるんです。絶炎角は「いつでもやっちゃうよ」みたいな感じで、イバルの方も「いつでも来い」みたいな。お互いの関係値の危うさは前半から見えている気がします。そのうえで、二人が協力して戦うとめちゃくちゃ強い。そういう危うさの中の強さが好きですね。イバル連合内の関係で言うと、そこはすごく気になっています。
光宗: 実はイバル様がどこまで色々なことを理解しているのか、未だにあまり分かっていなくて。イバル連合の中でも一番読めない存在ですね。
ーー光宗さん演じる飛導のバーサーは、イバルへの忠誠心が特に強い印象です。
光宗: そうなんですけど、「私が先陣を切ります」という意見はだいたい却下されるんですよ。撮影が進んでいく中で、既に3回くらい却下されていて(笑)。 そういう意味で、最近は「バーサーはどういう気持ちなのかな?」と考えながら演じている感じです。






























