
いつか何者かになりたいや。ReoNaさんが遊び心とともに踏み込んだ、新しい“人間”のお歌|TVアニメ『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』エンディング主題歌「Lv.1 職業:人間」インタビュー
一足先に島を離れた先輩として、Annacotoと紡いだお歌
──「アンナコト with Annacoto」では、ReoNaさんも作詞に参加されています。
ReoNa:参加したと言っても、私はみんなの思いや思い出を聞き出して、それをハヤシケイさんやPanくんと「どうメロディーに当てはめようか」と話したくらいです。
言葉たちの根っこにあるのは、彼女たち、彼らの無垢な思いです。それを、誰かに届けたくなるお歌、渡したくなるお歌へと、どう形にしていくかを一緒に考えました。
──彼女たちと一緒にお歌を作ることになったきっかけは、何だったのでしょうか?
ReoNa:そもそも“シマユイあまみ”をきっかけに、彼女たちとはじめましてをしたんです。
「シャル・ウィ・ダンス?」などで高校生の皆さんとご一緒したことはありましたが、一緒に何かを作る機会はそれほど多くなかったので、せっかく出会えたのだからと、純粋に「一緒にやってみたいことはある?」と聞いてみました。
そうしたら、「ReoNaさんに白い服を着てカレーうどんを食べてほしい」とか、「一緒にバーベキューをしたい」「海に入りたい」とか、屈託のない“やりたいことリスト”がたくさん出てきて。
その中に、「先輩がメロディーだけを残した、未完成のAnnacotoのテーマソングがある」という話があったんです。
──そんな楽曲のかけらが残されていたんですね。とてもドラマチックなお話です。
ReoNa:「それは、ぜひ一緒に完成させようよ」と、制作が始まりました。作曲をした城 音羽ちゃんはAnnacotoのOGで、このメロディーを後輩たちに託したまま、卒業して島を離れていたんです。
残されたメロディーを形にしたいけれど、自分たちだけではなかなか難しい。それなら、私たちが力になれるかもしれないと思いました。
──音羽さんにとっても、驚きの展開だったでしょうね。
ReoNa:そうだと思います。島を出て、自分の道を歩んでいる中で連絡をして。リモートにはなりましたが、楽器やボーカルのレコーディングにも参加してもらって。
──Annacotoメンバーのレコーディングはどこで行ったのですか?
ReoNa:エンジニアさんとPanさんが奄美に飛び、島でレコーディングしました。後輩たちが歌っている姿を、音羽ちゃんがリモートで見守っていて。
初めてのレコーディングや音楽制作に臨むみんなの情熱と、Annacotoという団体が生まれた根っこの思いが、そこにはありました。
──Annacotoは「本気で遊ぶしまんちゅ高校」をテーマに活動されているんですよね。もともとどのような思いから始まった団体なのでしょうか?
ReoNa:島で生まれた子たちには、進学だったり、就職だったりで、どこかのタイミングで島を出る機会が訪れます。もちろん島に残る方もいますが、自分の道を選ぶ中で、島では当たり前だったものが、外へ出るとまったく当たり前ではなくなることもある。
いつかくじけそうになったときに、「あのとき、あんなことがあったよね」「あんなことがあったから」と思い出せる、心を支える杖のような思い出を渡してあげたい。それが、Annacotoという団体が始まったときの思いだと聞きました。
──とてもすてきなお話ですね。
ReoNa:すごくわかるなと思いました。学校生活や日常の中だけではなく、一歩踏み出して高校生団体を作り、自分たちの手で居場所や思い出を得ようとする。そのエネルギーに、すごく感銘を受けました。
私自身も、高校に上がってすぐ、右も左もわからないままライブハウスへ飛び込み、オリジナル曲もないのにライブを始めました。手探りでも、自分でつかんだ居場所や思い出がほしいという気持ちに、重なるものがあったんです。
だから、一足先に島を離れた先輩として、彼女たちの「誰かに寄り添いたい」という根っこの思いを、私も届ける一人にならせてもらおうと思い、今回歌わせていただきました。
──地元を離れるときって、多かれ少なかれ、名残りもあると思うんです。個人的に感じたことなのですが、この曲を聴いていると〈迷わずにゆけ〉と、自分の子どもにも伝えたくなりました。
ReoNa:後から歩く誰かに渡したくなるお歌ですよね。
──新しい世界へ踏み出したばかりの子たちのエネルギーから、ReoNaさんも刺激を受けたのではないでしょうか。
ReoNa:すごくすごく受け取りました。「これが大人になるということなのかな」とも思いました。
私も、学生時代の気持ちを比較的新鮮に、色濃く持ったまま歩んできたつもりでした。でも、実際にその時間を生きている子たちを見ていると、一瞬一瞬を全力で生きていることが伝わってきて。今の私よりも、きっと彼女たちにとっての世界の進むスピードは速いんですよね。
かれこれ“シマユイあまみ”から半年近くが経ったということは、高校最後の一年も、もう半分近くが過ぎていくということですから。一瞬一瞬が大切な、かけがえのない時間を過ごしている子たちと、時間を共有させてもらえたことから、たくさんのものを受け取りました。
受け取ったものを、そのままにしておきたくない。今度は自分が返していかなければいけない、という思いがあります。
──この制作の様子は、映像にもなるとのことで。現在制作中のドキュメンタリー映像を、一足先に拝見させていただきましたが、グッとくるものがありました。
ReoNa:出会いから楽曲制作までを追った、ドキュメンタリー調のリリックビデオを制作しています。
“シマユイあまみ”のキービジュアル撮影などの裏側で、Annacotoのみんなとどんな時間を過ごしていたのかも、感じていただける映像になると思います。
──最後は、皆さんで記念撮影もされたんですね。
ReoNa:はい。この曲を作り始めたときに中心となったメンバーは皆さん2年生で、映像の最後には卒業する3年生へのサプライズ披露と、記念撮影の様子も収められています。
制作中も、3年生にはずっと内緒にしていました。“シマユイあまみ”の翌日が、3年生が参加する最後のイベント「AGC」だったので、サプライズで渡したんです。これから島を旅立っていく先輩たちに、〈迷わずにゆけ/結々とゆけ〉という言葉で締めくくるこの曲を渡したいと思って。
彼女たちの笑顔を見ていたら、あらためて奄美大島という土地と、そこで生きる人たちのことを、すごく誇りに思えた期間でした。
──すてきなお歌のプレゼントになりましたね。
ReoNa:このメロディーを「一緒に形にしたい」と彼女たちが言ってくれなければ、このお歌は生まれていません。
私も、彼女たちからすごく大きなプレゼントをもらいました。誰かを募集したわけでも、こちらから曲を作ってあげようとしたわけでもなく、本当に自然発生的にこの形になっていったことが、何より尊いと思います。運命的なものも感じました。
願わくば、Annacotoという島の子たちが集う場所が、彼女たちの代だけではなく、これからもずっと続いてほしいです。このお歌が、その物語をつないでいく一助になれたらいいですし、曲をきっかけにAnnacotoのことを知ってくれる方がいたら嬉しいです。
彼女たちの未来や、これからAnnacotoに入る子たちの未来にも願いを込めたお歌になりました。
──今“Lv.1 職業:人間”の子が、いつか成長してAnnacotoのメンバーになっているかもしれませんね。
ReoNa:本当に、まさにその子たちがLv.16になって、Annacotoになっているかもしれませんね。このお歌も、これからも語り継がれ、歌い継がれていってくれたらいいなと、心の底から思います。
──あらためて、「ReoNa Concert Tour 2026 De:TOUR -動脈-」の先に続くツアーへの思いを聞かせてください。
ReoNa:「動脈」ツアーが佳境を迎えていますが、今回はツアーファイナルを終えても、そこで終わりではありません。
さらに「静脈」ツアーを経て、2027年春のぴあアリーナMMでの2DAYSまで、道のりが途切れることなく続いていきます。日本武道館へ向かったとき以上に、大きく、長いまわり道になると思います。
「Lv.1 職業:人間」がリリースされたことで、新しいお歌もたくさん携えて秋のツアーを巡ることになりますので、「Lv.1 職業:人間」も、もちろん「Amore」も受け取って、今度はまたまったく違ったまわり道──「静脈」を楽しんでいただけたら嬉しいです。
──さらに、9月26日(土)には、アニメイトシアターで2回目の「ReoNa -よりみち-」もあります。
ReoNa:そうなんです。アニメイトさんとの「よりみち」、まわり道も、この夏はまだまだありますので、ぜひ楽しみにしていてください。
インタビュー:逆井マリ
ReoNa 13thシングル「Lv.1 職業:人間」商品情報
[発売日]2026年8月26日(水)
[発売元]SACRA MUSIC
初回生産限定盤[CD+BD]/VVCL‐2955‐2956
[価格]2,640円(税込)
[特典・仕様]フォトブック
[CD内容]
1「Lv.1 職業:人間」(TVアニメ『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』エンディング主題歌)
Lyrics:毛蟹(LIVE LAB.)
Music:毛蟹(LIVE LAB.)、小松一也
Arrangement:小松一也
2「敗走」
Lyrics:傘村トータ(LIVE LAB.)
Music:傘村トータ(LIVE LAB.)
Sound Produce & Arrangement:島田昌典
3「アンナコト with Annacoto」
Lyrics:Annacoto、ハヤシケイ(LIVE LAB.)、Pan(LIVE LAB.)、ReoNa
Music:城 音羽(Annacoto)
Arrangement:Pan(LIVE LAB.)
4「Lv.1 職業:人間 -Instrumental-」
5「敗走 -Instrumental-」
6「アンナコト with Annacoto -Instrumental-」
[BD内容]
1「Lv.1 職業:人間 -Music Video-」
2「アンナコト with Annacoto -Music Video-」
通常盤[CD]/VVCL‐2957
[価格]1,650円(税込)
[CD内容]
1「Lv.1 職業:人間」(TVアニメ『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』エンディング主題歌)
2「敗走」
3「アンナコト with Annacoto」
4「Lv.1 職業:人間 -Instrumental-」
5「敗走 -Instrumental-」
6「アンナコト with Annacoto -Instrumental-」
期間生産限定盤(アニメ盤)[CD+BD]/VVCL‐2958‐2959
[価格]2,200円(税込)
[特典・仕様]アニメイラストスリーブケース仕様
[CD内容]
1「Lv.1 職業:人間」(TVアニメ『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』エンディング主題歌)
2「敗走」
3「上をちょっとだけ向いて歩こう」
Lyrics:ハヤシケイ(LIVE LAB.)
Music:ハヤシケイ(LIVE LAB.)
Arrangement:Pan(LIVE LAB.)
4「Lv.1 職業:人間 -TV ver.-」
5「Lv.1 職業:人間 -Instrumental-」
6「敗走 -Instrumental-」
7「上をちょっとだけ向いて歩こう -Instrumental-」
[BD内容]アニメ『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』ノンクレジットED映像
全形態共通封入特典(初回出荷分のみ)
■チケット先行受付シリアルナンバー入りチラシ
・ReoNa ONE-MAN Concert 2027 “ハロー、アンハッピー ~逃げて逢おうね~” at ぴあアリーナMM
・ReoNa ONE-MAN Concert 2027 “ハロー、アンハッピー ~やっぱり人が好き~” at ぴあアリーナMM
(受付期間:8月25日〈火〉10時~8月30日〈日〉23時59分)
全形態共通アニメイト特典
■ReoNa絵柄オリジナルポストカード
関連リンク
TVアニメ『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』作品情報
放送日時
■MBS/TBS系全国28局“スーパーアニメイズムTURBO”枠:7月2日(木)より毎週木曜深夜0時26分~
■AT-X:7月4日(土)より毎週土曜23時30分~
(リピート放送:毎週火曜29時30分~/毎週土曜8時30分~)
■BS日テレ:7月3日(金)より毎週金曜26時~
※配信については下記公式サイトをご確認ください。
スタッフ
原作:猫子
漫画:武六甲理衣
キャラクター原案:じゃいあん
総監督:鈴木信吾
監督:横峯克昌
キャラクターデザイン:谷圭司 内田孝行
総作画監督:谷圭司 古田誠
チーフディレクター:山岸徹一
メインアニメーター:大久保宏
音響制作:グロービジョン
音響監督:中島えんじ 郡司哲也
音楽:Ludvig Forssell
アニメーション制作:GoHands
キャスト
エルマ・エドヴァン:大塚剛央
ルーチェ・ルービス:若山詩音
マリス・エドヴァン:阿部菜摘子

































